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鬼のひとり言 25 候補者の顔が見えない

kage

2007/04/18 (Wed)

以前の選挙は辻説法する候補者の顔が見えた。
今はウグイス嬢の連呼任せで、候補者は助手席に座って手を振るだけの媚びる選挙になった。

 市議会議員選挙がはじまって4日目、聞き慣れない候補者たちの連呼がつづく。新人候補者であろうか元気溢れんばかりの連呼である。生憎の雨の中を四辻に立って運動員ともども車に向かって大きく手を振り続ける若い候補者もあって好感がもてた。有権者の心を揺さぶるには候捕者自身が地べたに立つことであり同じ目線で有権者に訴えかけることが肝要だと思った。車の中から手を振るだけでは「横着という謗り」を受けまいか?
 かくいう老生も級友のために街頭に立ったことがある。「泥棒や掻っ払いするというのであるまいし、級友がやりたいということを応援してやろう」と同級生を納得させての選挙初挑戦であった。時に26才の春のことである。当時は舗装道路も少なく砂埃が喉に入って閉口した記憶がある。
 今のように連呼はせずに候補者とともに要所々々で車を止め、辻説法よろしく立候補にかける姿勢と市政にかける思いを有権者に訴えて歩いたものである。 老生と候補者とウグイス嬢の三人だけの辻説法の旅であった。見事当選となって興譲館高校の応援歌をスクラム組んで「凱歌」を歌いあげた感激を思いだす今日此頃である。候補者は後に市長20年努めた高橋幸翁君である。
 八百屋から借りたオート三輪が選挙カーで、老生とウグイス嬢は荷台に乗っての奮闘であった。今になって思えば恐いものなしで「捨身と純粋さ」が有権者の支持をうけたのであろうか。以後、老生は街頭に立つこともなかったし、表だった選挙運動は避けてきた。無論、級友高橋が才能を発揮してくれたからに他ならない。
 「実行力のある候補者○○」「最後まで暖かいご支援を」など何十年間も聞きあきた連呼がつづいている。その声も終盤ともなると「男にしてくださいッ!」「助けてくださいッ!」などの悲鳴に変わってくる。 だから辻説法的な選挙戦は姿を消してしまったと言ってよい。議会は「議論と政治理念」の闘いの場であるはずだ。街頭の地べたに毅然と立って議会議員に立候補した理念と「何を市政に訴えつづけるのか」を堂々と胸張って述べる候補者がおらないのは一抹の淋しさを感じるのだ。今の選挙形態を見るかぎり候補者の「就職運動」にしか思えないのだ。議員定数の削減は経費削減につながるものだか、削減することによって「優秀な議員だけ」が必ずしも当選するというものでもあるまい。「議員にしておきたくない」人物だけが当選してしまったら米沢市の命運はどうなる。そこが民主的な選挙制度の難しいところでる。有権者の視点が問われるゆえんである。今も街宣車から「よろしくお願いします」一辺倒のウグイス嬢の声が耳に届いてくる。候補者よ車から降りて有権者とおなじ地べたで、おなじ目線で市政理念を語れ!「お願いします!」だけでは候補者のくだらなさが目立ってしょうがない。

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