鬼のひとり言 ⑳ 官製談合は許さじ

2007/04/06 (Fri)
談合を是とした小生に非難集中!!犯罪性の悪癖は[官製談合]にあり!
小生の談合論と官製談合の区別をつけよ。
小生の知るかぎり各地の首長は「私の立場からは言えないが、地方の中小企業の談合は必要悪だと思っている」と本音で語っている。
許されないのは「官製談合」というもので、談合という語彙に問題があるという。地方行政の場合、特段の大工事があるわけでなく地元中小企業がひしめきあって仕事を求めている現在、仕事をとるために赤字覚悟の入札が目立つ。行政側とすれば「安価なほど」いいに決まっている。
しかし安価な入札を行なって経営そのものが倒産につながるようでは健全な行政とはいえないであろう。
入札といえば「土木・建築」関係が目立つ。関係業界同士が「仕事ほしさに入札金額の叩き合い」をしていたのでは必ずしも健全な経営は望むべくなくなる。この点を首長が頭を痛めているところなのであろう。
元県会議員から秋の市長選に立候補を表明している野村氏に質問をぶつけてみた。野村氏いわく「発注は少々価格が問題になっても、地元に本社のある会社に発注する。他市に本社のある会社に発注したのでは地元にメリットは残らない。地元企業が優先されて然るべきだと考えている。
目先の金額の大小よりも将来的に地元貢献となる企業を私は選択する考えだ。予定価格を開示する制度であるかぎり、企業が育つような立場から極端な低価格競争は無意味ではないかと承知している」だからと言って彼は談合を奨励しているわけではない。例えば「造成地が売れない理由は売値に問題があるという。売れ残るよりは適正の価格で分譲すればいい。行政の仕事は長いスパンで考えることが肝要、固定資産・および他の税金などの歳入が期待できるではないか。売れない品物は「不良在庫」としていつまでも税金の無駄使いとなる。これは社会一般に通じる商行為の常識というものである。いつまでも「土地買収費・宅地造成費に要した費用」に固守していたのではその後の解決とはならないであろう。
政府の肝煎りで建設したあの「グリーンピア構想」による巨大な施設の売却価格差は良い見本である。
長年、眠りつづけている「アルカデア構想」による上郷地区の土地活用に乗り出した南陽市の佐藤病院に安部市長は「活用目的が違う」として、病院側に断ったいきさつを考えてみると、安部市長の決断に幼稚性が巣くっていると考えるべきであろう。
行政トップに求められるのは、船舵の技量にある。問題は「米沢丸が荒海を乗り切らねばならぬ時点において その決断力と船出に要する技量を兼ね備えているか否やにある。
天皇陛下の白馬ではあるまいし「走る能力に欠けても、陛下を落馬させることのない馬」を「是れ無事名馬」と称して、昔から能力のない人物を評して使う椰楡することばだ。安部市長にはピッタリな表現といえないか。

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