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福島県の恥部は知事逮捕だけではなかった!

kage

2006/12/05 (Tue)

 福島県を横断する福島市から白河市までの街道を「中通り」といい、通称ヤクザ通りとも呼ばれている犯罪性の多発地帯である。
 福島県知事の汚職による辞任は佐藤知事で二人目である。が、市民の目の届かないところで「産業廃棄物業者」の違反投棄が厳重処分されていることが地元紙「民友」が報じている。以下、良友記事の内容である。

 福島市を中心として広域に勢力をもつ産業廃棄物処理業者㈱中上一商店(社長中上徹)に対し、同法に基づく報告違反があったとして停止命令(90日間)を出した。
 また同社と関連し、産業廃棄物の収集運搬にあたった東京北区の㈱伊久美商店(伊久美剛社長)にも収集運搬業の停止命令(30日間)を出した。

 県によると中上一商店は廃プラスチック類や紙くず類の中間処理などを行なっていたが報告処理後の産業廃棄物が最終処分された月日や場所の記載がないなどの不備があったというものだ。
 違反事実の概要は廃棄物の中間処理業務に関し、法18条違反(虚偽報告)、法12条の3第1項違反および第4項違反によって処分されたものだ。
 事の起こりは白河の名所「南湖公園」の近く、阿武隈川の対岸に大量の廃棄物が不法に投棄されているのが周辺住民から指摘されていた。問題の山積みされた廃棄物は「ユニチャーム」の地元棚倉町の工場から排出された廃棄物だった。ユニチャームは一部上場会社という著名な会社である。会社は当然、廃棄物の最終処理に至るまで専門業者に委託したのは当然な成り行きであった。委託を受けたのは㈱中上一商店だった。

 問題は委託を受けた㈱中上一商店は中間処理から終末処理どころか「中間処理」すら行なわないで前述のように大量の廃棄物を放置していたのだ。当時の白河今井市長の肝煎りで中間処理場㈱イーストサムシング社の設立が計画されたが操業を前にして倒産。
 ユニチャーム社は㈱中上一商店に「廃棄物の収集運搬料を、操業を前に倒産したイーストサムシング社には「中間処理料」をそれぞれ支払っていたことが判明した。

 事態を重く見た福島県は 放置されている大量の廃棄物の処理をユニチャーム社に命じる。こともあろうにユニチャーム側は、性懲りもなく㈱中上一商店に依頼した。確かに放置されていた大量の廃棄物は太平洋セメント(岩手県)に運ばれ処理されていた。ところが運搬したのは㈱中上一商店でなく東京北区の㈱伊久美商店を経由して茨城県の有限会社星野興業が実行したものだった。
 この事実を知った県内振興局(県庁の出先機関一白河市)は「委託業者を㈱中上一商店から㈱伊久美商店に代えてくれ」と行政介入をしてきた。理由は㈱伊久美商店が稲川組の企業舎弟であると知って事件の広がりを怖れたからであろう。
 そこでユニチャーム社と㈱中上一商店との関係、㈱中上一商店と㈱伊久美商店の関係が本格的に洗い出された結果、上記のような厳重な命令が課せられたのである。事件の中心となった㈱中上一商店はユニチャーム社を騙し、県に提出すべき廃棄物処理に関するマニフェストを優位に作成し、全ての処理を自社の責任で行なったかのように偽造したものだ。 ちなみに元請業者は「いかなる事情があっても他社に下請けさせてはならない」という厳しい法の縛りがある。
㈱中上一商店は法の縛りを熟知しながら、他社の下請け要請に応じながら、さらに孫請けの存在に目をつぶるという二重三重の罪を犯したのである。始めはユニチャーム社から中問処理場までの運搬料を着服し、大量の廃棄物を放置しながら、関題化すると㈱中上一商店は、再度運搬処理業社として受注し下請けに出すなど産業廃棄物業としては最低のモラル保持者だとの評価が多いようだ。
 ㈱中上一商店(社長中上徹)の停止命令を阻止しようとした県内振興局の行動には業者保護から癒着との声もある。どこの地域でも大小を問わず産廃業者にありがちなことだが、市民の目に届きにくい業界だけに、有り得る「官業の癒着体質」だけに福島県庁の事件に対する精査体制と厳しい処分は評価されるものだ。

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