逃げを打った!? 吉田一明部長と鈴木善夫課長の無責任逃避行?

2006/11/11 (Sat)
10日2時から開かれた「住民監査請求」陳述の場に、問題の環境生活部の吉田一明部長と鈴木善夫課長の2名とも「ほかの会議のため」と称して陳述の場に出席しなかった。監査請求の主たる趣旨が環境生活部の行政疑惑であるだけに、2名の欠席に傍聴者には余計疑惑の念が強まる結果となった。
陳述の骨子は「業者に支払った明細書を8ケ月もの間なぜ出せなかったのか? 市民の税金を業者に支払いながら、なぜ?市民の要請にもかかわらず開示できないのか? 開示出来ない理由の裏に隠されているのは業者からのキックバックであるか? それとも行政得意の裏金造りであったのではなかったか?
陳述の内容は激しく両者の疑惑を糾弾する内容であった。傍聴席には米沢市議会須藤議長をはじめ数名の議員が陳述に聞き入っていた。
ある議員は「議会選出の監査委員は不要だ。議会は行政のチェック機関に撤するべきだ」と述べ「陳述会を傍聴して勉強になった。他の議員たちも積極的に傍聴すべきであった」
さて、「会議だから」として出席しなかった二名の職員はいずれも環境生活部課の主要職員である。陳述の日程は前もって「委員会が設定したもの」である。日程を承知していながら同日同時間に会議を設定すること自体が「逃げを打ったナ!」という評判になる。
無理もない陳述は行政の恥部を激しく追求するものだったから、被告人の立場で傍聴者の前に顔を曝すことをよしとしなかったものであろう。
環境生活部は業種がら市民の目の届きにくい部である。だから監視の目が緩むその中で業者との癒着が出来やすい部課である。したがって、各地では不祥事の多い部課だとされている。だからこそ職員全員が「公僕たる立場から、市民側に立った行政を行なうべきであった」が米沢市の場合は違っていた。市民の要請どころか、議会が承認した業を願う人たちの誓願さえも無視した不遜極まる部課であった。
市民の声を無視するだけでなく最高裁判所の判例さえも饒舌な課長は特異な解釈をもって否定するのだ。こんな職員を抱えている米沢市役所もご難だが第一市民が困惑するのだ。
安部市長にも行政才覚に乏しい面がある。が、安部市長率いる米沢市行政一般に言えることは「進取の精神」に欠けていることだ。周囲の市や町には「やる気が見える」が米沢市には「やる気が見えない」のだ。
米沢市の再生には「再生する哲学」が生まれなければならない。米沢市の再生のためには「誇り高い田舎町」と位置づける開発哲学が合っていると思われる。いたずらに中都市指向の時期はもはや逸した。
雪国を逆手に生かした横手市には「かまくら」祭りがあり、十日町や札幌市には観光客をいざなう雪祭りがあるではないか。綱木ダムと小野川温泉は隣接していることから観光施設の造成策、ダムを巨大な釣り堀化する思考などはどうだ。努力もしないうちから不可能だとする思考と、ダメ元で実行方に動く人では最初からパワーが違うものだ。
市の中央部の伸張が停滞したのは他の市長村も例外ではなかろう。だとすれば、ダメを承知で市民からの「町起こしプラン」の応募を考えてみたらいい。行政や商工会議所に知恵とやる気がない以上、市民の知恵を借りるより仕方があるまい。
安部市長にそのような度量がなければ所詮言っても無駄というもの。

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