時代に乗り遅れていないか?置賜地方の行政感覚!

2006/09/20 (Wed)
米沢市と指摘したいところだが、あたら米沢市だけの怠慢行政ではないようなのであえて置賜地方とした。■まず「酒酔い運転の公務員に対する処罰」について各地では懲戒免職という厳しい定めをしているが、置賜地方では厳しさが見られないのは公務員職に対する甘さではあるまいか?
少なくとも「してはならない酒酔い運転」ならば、厳罰に処するべきだとして「懲戒免職」は妥当であろう。
小生の知るかぎりにおいて富士フィルムは数十年前からスピード違反にすら懲戒免職という厳しい処罰が定められていたものだ。一流といわれる会社の処置は運転3悪の絶滅を願って厳しいものだ。それに比べて公務員の処置には疑問さえ感じる。行政トップの優柔不断さが酒酔い運転を撲滅できないでいるのだ。
■地方財政が逼迫している現段階である。にもかかわらず公務員の給与削減に消極的な行政態度に怒りすら覚えるものだ。公務員と民間の給与格差が拡大した地方都市ならば真剣に取り組む姿勢がほしいと思うのだが、格差是正に無頓着な地方首長なのであるか。
それとも削減案に対する職員組合との摩擦を懸念してなのか。改革には勇気ある決断と先を見通す感覚が要求されるものだ。
■地方自治体が生き延びるためには以上の策に加えて、時代を先取りする行政感覚に乏しいようだ。市町村合併問題についても今もって何らの進展すら見えないということは為政者の怠慢であり、自己のご都合主義に思えてならないのだが、いかがなものだろう。
時代は合併による地方格差の軽減であるはずだ。
■再度申し上げる、「市民に見せられない支出」として米沢市役所は情報公開を拒んでいるが、こと米沢市だけに限られたことではないらしい。だからといって「市民の血税を市民の目の届かないところで不正な支出」を行なっていいものであるか。
現に米沢市役所に不明な支出があったとするならば、行政トップはそれを市民に明らかにする義務があるはずだ。いつまでも灰色でいられるものではあるまい。
安部市長に問う。首長として、わからないからといって逃げるわけにはいかないだろう。市長の出前も結構だが行政に直結した公務員の灰色事件に解決の鉈を入れる責任はどうしたのだ。
ニコニコと奇妙な笑顔で市民を茶化すパホーマンスは止めよ。責任を取れる首長であるべきだ。
出前云々などは選挙の事前運動に過ぎないのだ。前市長も部落の芋煮会などには欠かさず出席しておったものだ。それが選挙時に大なる力を発揮するものだったからだ。「部落の票は堅いが、町中の票はアテにならない」というのが前市長に限らず非選挙者のセオリーのようだ。それだけ部落衆は舐められているという証しなのだが。地域エゴの感覚を捨てないかぎり米沢市のみならず置賜地方の夜明けは望めない。
【追記】市町村の給与削減状況
○全職員の給料カット
上山市、山辺町、中山町、高畠町
○全職員の期末手当カット
新庄市、大江町、川西町、白鷹町
○一部職員の給料・手当をカット
山形市、鶴岡市、寒河江市、村山市、尾花沢市、河北町、西川町
朝日町、大石田町、金山町、最上町、船形町、大蔵村、飯豊町
※上山市、高畠町は6%の給与削減

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