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米澤城二ノ丸の謎

kage

2021/06/01 (Tue)

米澤城二ノ丸の謎

 初代米澤藩主「上杉景勝公」の居城である米澤城を訪れ、天守閣はおろか、石垣もない造りに「ここがお城ですか?」といぶかる観光客が多いという。 何故このような「地味な城」であるかの解説は別の機会に譲るとして、注目すべきは二ノ丸である。
 景勝公が城主の時代には「法音寺」「大乗寺」を始め20もの寺院があり、このような城は他に類を見ない希有な存在なので、「二ノ丸の謎」としてその解明に取り組み、いずれは米澤城二ノ丸の特異性が観光の誘客に供することを願っている。
 しかし、このように歴史的貴重な二ノ丸跡には、昭和27年(1952)以来、NHK放送中継所が設置され、鉄塔や鉄線が著しく景観を阻害する現況にあった。
 そこで、小生が属する「米沢御堀端史蹟保存会」では、平成24年(2012)に安部三十郎市長宛に陳情書を提出し、放送中継所の移転を願い出た。

 しかし、行政の反応は鈍く進展が見られないことから、当時の鈴木章郎市議に議会での発議を御願いしたり、諸代議士にNHKへの進言を御願いしたが、話が劇的に進展したのは、安倍晋三総理の側近であるO代議士がNHK経営企画局のY特別主幹との折衝を行った平成27年(2015)の年である。
 O代議士は他県の選挙区であるが、その秘書が米沢市出身と言うことで力を貸してくれたという次第で、今後NHKと市との交渉についての注意点を記した手紙が小生宛に送られてきた。

 早速、担当の企画調整部長に報告に行ったところ「ここまでやって貰えば、後は私どもにお任せ下さい」と、民間が市行政に口を挟むとスムースに事が運ばないから手を引いてくれとのことだった。

 その後、当局を訪れ進捗状況を尋ねても「NHKと折衝は行っていますが、詳細に付いては口外できません」との返答が令和2年(2020)まで続いた。
 お役所仕事とはいえ余りにも時間が掛かっていることから、今年に入って参議院議員の芳賀道也氏にこれまでの経過を説明し、力添えをお願いしたところ、本日6/1の参議院総務委員会で「米沢のNHK放送中継所移転の進捗は?」とNHKへの質問に、児玉圭司NHK理事・技師長は「2023年に移転し、2024年には米沢市に更地で返還します」と返答した。
 続いて芳賀議員の質問「移転費用の負担を米沢市に求めますか?」に対しては「考えておりません」との返答があった。

 苦節10年、漸く米澤城二ノ丸が史蹟としての価値を世に広めることができると、小生は芳賀道也参議に感謝の意の一報を入れた。