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コロナ対策「特別定額給付金」

kage

2020/05/27 (Wed)

コロナ対策「特別定額給付金」

 小生には5/26に本市から特別定額給付金が振り込まれたが、5/23の山形新聞では「長井市は県内でもっとも早く特別定額給付金10万円の振込を行った。また、5月中旬には国ルートとは別に全市民にマスクをずつ配布している」と報じて「市当局と議会が緊張感を保ちながらも一心となって市民のために全力で市民と向き合っている」と評している。

 昨日、旅行会社の社長とお会いしたら「3月から予約のキャンセルが続き、現在の時点では8月まで予約は取れない状況だ」と言い、「行政に相談しても具体策は帰ってこない。こんなときには議員が市民と向き合って実情を聞きに来ても良さそうなものだが、誰一人として聞きに来ない」と嘆いていた。

 6/9に定例議会が開催され、コロナに関する市の対応策や議員からの提言に興味のあるところだが、それが市財政からの拠出となると、これまでの市民サービスが低下することが懸念される。これは各地方自治体に当てはまる心配事項だが、朝日新聞デジタルでは次のように報じている。

 『兵庫県加西市が新型コロナウイルス対策の財源として、正規の全職員(約600人)から10万円ずつを寄付形式で集めることを想定した予算を組んだ。全国すべての人に一律10万円を配る「特別定額給付金」をあてこんだ取り組みで、市は任意とするが、職員から「半強制的な寄付だ」と反発の声が出ている。給付金をめぐっては、加西市以外にも自治体職員に寄付や負担を求めようとする動きが各地で出ている。』

 前述の旅行会社は半年も売り上げ0が想定され、会社存続も危ぶまれている状況下の従業員と、給料は100%保証されて6月には例年通りのボーナスが支給される外に、家族1人10万円を手にする公務員であれば、加西市の全職員から寄付形式で集める予算編成も、多くの市民は納得するのではないか。

 

学園都市米沢

kage

2020/05/20 (Wed)

学園都市米沢

 過日、市内高校の校長先生方と面談する機会があり、その時話題になったのが「県立高校再編整備基本計画」の、現在進んでいる米工と米商の統合計画だった。
 県のHPをみると平成26年の計画として、下図のように2024年に米工と米商の統合計画が載っているので具現化する可能性は高いと思うが、本市の思いを県に進言した話は聞いていない。

 又、昨年11月の市長選に於ける討論会で、近藤候補が「中高一貫校の設置」を述べ、中川候補は「もう県に申請済み」とかわすと「熱意が問題」と近藤候補が言ったように「中高一貫校の設置」について、県のHPでは「 庄内地区について、東桜学館中学校・高等学校の取り組みや、全国の併設型中高一貫教育校の成果を踏まえ、地域の意見を聞きながらモデル校を設置します」と載っているが、米沢市の熱意は見られない。

 中心市街地の空洞化が論議されたとき「米工や興譲館が郊外に移転したので町中が疲弊した」との意見が多かったが、確かにその傾向は否めないので、これから米工と米商の統合が行われる際に「現在の米商の場所に統合校を!!」と県に掛け合うのはどうだろうか。

 コロナ騒ぎで役所に足が遠のいていたが、落ち着いたら「学園都市米沢」について市職員・議員と論議しようと思っている。

高校



経済面のコロナ対策

kage

2020/05/12 (Tue)

経済面のコロナ対策

 国が給付する「特別定額給付金」の振込先を尋ねる封書が本市より各戸に郵送されたが、これとは別に本日の臨時議会で、市独自の救援策が議決を得て実施される。

 行政からの国民・市民に対する救援策は誠に有り難いことではあるが、その原資の殆どは借金だろうから、コロナ感染の沈静後は各自治体の財政に影響を与えることは必至であろう。
 ことに本市は、新庁舎建設に約80億円、新市立病院建設に約200億円の大型プロジェクトに今回のコロナ対策費を考えると、通常の市民サービスの低下が懸念される。

 間もなく6月定例会が開催されるが、議員は市民受けを意図した市独自のコロナ対策を発議するであろうが、コロナ沈静後の財政面も論議して、新市立病院建設については、今後の市財政を加味して市民に問うべきと考える。

◆封書による投稿
 昨日、下記内容の封書が届いた。 一部の利権者の行為に対する避難のようだが、人事面はともかく、特定の人物が三セクを利用して不当利得を得ていることに、管轄する観光課に苦言を呈したことから、金銭面では大分改善されたと思っている。 投稿の「駅の観光案内所」は商工会議所の従業員のため市長との絡みはないだろう。
投稿


 

神頼み

kage

2020/05/03 (Sun)

神頼み

 新型コロナウイルスの感染は未だ衰えを見せず、政府は緊急事態宣言を5/31まで延長する方針だが、今般の目に見えぬ敵と戦う恐怖を感じて「苦しいときの神頼み」と神に祈りたい気持ちになった人も多いのではなかろうか。

 江戸時代には何度かコレラが大流行し、明治になっても度々流行したが、米沢では明治12年に白布温泉で発生したコレラは、たちまち下流の小野川・赤芝に伝染し、米沢市街にも蔓延した。当時は医学的に有効な治療法がないことから、コレラは「死の病」と大変恐れられ、罹患しないことを神に祈るほかなかったろう。

虎列刺菩薩の石碑
 米沢市赤芝町の羽黒神社の左側に広がる境内の奥に、高さ88センチ、幅50センチの自然石に、建立明治十二年八月三日「虎列刺菩薩」と刻まれた石碑があり、明治12年の流行時に赤芝の村人が、観音菩薩が姿を変えたコレラ菩薩に、「村中安全」とコレラの終息を祈願し、あわせて死者の冥福を願って建てたものと思われる。

 コレラは、明治16年にロベルト・コッホ博士がコレラ菌を発見し、その後は治療法も発見され、上下水道などの環境整備も進んで最近は流行がなく、コレラの石碑は忘れ去られた存在となっていたが、このたびの新型コロナウイルス感染拡大から、連日この「虎列刺菩薩」を訪れる参拝者がいるという。写真を撮影した当日も、2人の御婦人が花を添えて石碑に手を合わせていた。

 真新しい木標には令和元年七月とあることから、何年も忘れ去られた存在の「虎列刺菩薩」が、新型コロナウイルス蔓延の数か月前に周辺が整備されたことに、何か因縁を感じる撮影日だった。

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