住民監査請求を提出③

2016/09/30 (Fri)
住民監査請求を提出③東京都小池百合子知事は、責任無き杜撰な豊洲市場の建設工程管理に都職員幹部・議会と対峙し「真相の徹底糾明」を進めているが、この姿は都民のみならず、多くの国民がエールを送っているのではなかろうか。
米沢市も、中川新市長によるナセBA建設疑義の「徹底糾明」を期待したいところだが、叶わぬようなので監査委員にそれを委ねて住民監査請求を行った。
監査は、民間から起用された大沢氏と、議会選出の工藤市議の合議制によって進められるが、工藤監査委員は自分が承認した事案にクレームを付けられたのであるから、市民目線の監査など期待するのは無理であり、当然「棄却する」との結果が予想される。
と、述べると「初めから負る戦いを何故やるの?」との質問を受けるが、議員団に行政をチェックする能力が無ければ、市民が納めた税のムダ使いに歯止めがかからず、限りなく夕張市のような事態を招くとの懸念からである。
議員団はナセBA問題に限らず、当初行政と反対論を交わしてもいつの間にか懐柔されて行政のポチとなる。
これは毒饅頭を喰らったものか分からないが、度重なるナセBAの追加予算に疑義を感じて会見を申し込んでも、13名を擁する最大会派の一新会会長・島軒純一市議は「会見は行わない」とにべも無いし、議長である海老名悟市議も「建設的な意見で無いので会見は行わない」と公文書で会見を拒否する始末である。
それだけではなく、中村圭介・堤郁雄・成澤和音市議は、追加予算を承認した理由を口頭と文書で論じたが、法の解釈に明らかな誤解があることから話合いを願っても逃げ回るし、漸く実現した議員団との意見交換会では「質問には答えない」「質問を繰り返すのなら会を打ち切る」と息巻く海老名悟議長である。
米沢市議会基本条例第5条には「議会は、市民に対し積極的に情報を発信し、情報の共有を図るとともに、説明責任を十分に果たさなければならない。」と定められているにも拘わらず、この様にナセBAの追加予算に触れられる事を避ける市議団に何があったというのだ。
ナセBA問題に限らず、これから「新・道の駅」や市立病院建替えの大型事業が控えており、理想の市立病院を作るとなると100億円を超える予算規模となることから、市議は立ち回り方によって相当額を懐に入れるチャンスが訪れる。
市立病院立替えでは、利権者から議員に対する働きかけが行われるであろうが、ナセBA問題でこの様な態度の議員団であるから、毒饅頭を頬張る姿が目に浮かぶ。
市民にそう思われない為にも「議会は、市民に対し積極的に情報を発信し、情報の共有を図るとともに、説明責任を十分に果たさなければならない。」との条項を遵守すべし。
【続く】

住民監査請求を提出②

2016/09/29 (Thu)
住民監査請求を提出②40%の補助金が貰える国の制度に申請した「ナセBAの工事完成」は平成27年3月末であった。
しかし、当初予定のポポロビル用地は「魚民」が立退きを拒んだ為に着工出来ず、早急に代替え地を必要とする当局は、『市の所有である「まちの広場」は地主と交渉する手間が省ける』と、安直に予定地を変更したが「9億円も投入して立派に機能している施設を取り壊す事に反対」と、多くの市民が立ち上がった事から工事着手は容易ではなく、ズルズルと時間が経過した。
そこで安部三十郎市長は「後にポポロビル跡地に広場を作ります」とアナウンスして議会と市民を欺き、工事に着手しようとしたが、この時点で国との約束である平成27年3月末完成は不可能であった。
その証拠に、同時期に入札のあった四中は市予定価格の約90%で落札されたが、ナセBAの最低入札価格は約20%も予定価格を上回り、応札者不在の状態であった。
あくまでも小生の推測であるが、・・・安部三十郎市長は「まちなかに図書館を建設すれば中心市街地は活性化する」「そうすれば4期目の市長選に当選出来る」と考え「如何なる手段を講じても図書館を完成させる」と決意した。
そこで「想定外の地下埋設物出現作戦」で1年間工期を延長し、工事価格に付いては「着工してしまえば、後で幾らでも理由を付けて増額出来る」「まちの広場建設をあれ程反対していた議員団であったが、一寸鼻薬を嗅がせてコロリと手なずけた実績がある」「程度の低い議員団であるから、議会で追加予算を承認させるには自信がある」と、契約を渋るJVを納得させて契約に漕ぎ着けた。・・・
前段は推測であると断ったが、その可能性は極めて高い。例を挙げれば、
① 地下埋設物撤去費用は「入札価格に含まれていなかった」にも係わらず、JVは初期の撤去作業を進めて3,500万円を投入した。そこで、当局はその金額を追加予算に計上したが、これには「議会承認無しでの公金使用は違法である」と渋間元市議から噛み付かれ、予算が確保出来なくなった為「本体工事を手抜きする事」で費用を捻出した。
(地方自治法により、公金使用は議会承認が必要であることはJVが知らない訳が無く、当局との「追加予算は幾らでも出す」との裏約束が無ければ、勝手に工事を進めるなど考えられないし、本体の手抜き工事も当局が承認している事を確認した)
② 地下埋設物撤去工事は入札で行うべき所、1億6千万円という法外な金額を随意契約で進めようとしたが、小生等の「工事内訳書の公開」を求められた事により、苦しくなった当局は約3千万円を減額して議会承認を得たものの、その分工事遅延に伴う待機費用として3,700万円を追加予算に計上し、議会はスンナリ承認した。更に「豪雪・職人不足」を理由に、3千万円強の追加予算を上程したが、これ又議会はスンナリ承認した。
【続く】

住民監査請求を提出①

2016/09/28 (Wed)
住民監査請求を提出①本日(9/27)大沢悦範・工藤正雄監査委員宛てに住民監査請求を行った。
豊洲市場問題で、東京都政の出鱈目ぶりが全国で話題となり、合わせて都議会のチェック能力と利権問題が取り沙汰されているが、東京都に限らず米沢市に於いてもナセBAの建設に関しては、同様に奇々怪々の手口で進められた。
元々ナセBAの建設はポポロビル跡地に予定されていた。それが「まちの広場」に変更となった時、当初は議員の殆どが反対を唱えたが、「市長と市議の昼食会」をはじめとする安部三十郎市長の懐柔作戦と合わせて、米沢のドンと称される御方の「議会対策」により、議員団はコロリと態度を変えて賛成多数の議決により工事着手となった。
「まちの広場」にはファミリーデパート時代の大きな便槽が埋められている事は市民周知の事で、当初から市が計画した建設重機では工事が不可能である事を通町のS氏が指摘していたにも拘わらず、市当局はわざと便槽を外した地質調査により「大丈夫」と工事を進めた結果、「想定外の地下埋設物発見」と白々しい虚言をもって工事完成を一年延長し、便槽破壊に1億6千万円の工事費が計上され、随意契約の締結となった。
1億6千万円の工事費こそ「想定外」の金額であり、「5千万円が妥当」として、小生等は工事明細書の公開を市に請求したが、「特殊技術の為非公開」とガンとして公開を拒む当局であった。
ナセBAの設計は、2020東京オリンピック競技場を実地設計した(意匠設計とは別)「世界の山下」と称される一流の設計事務所だが、建設に当たっては相当の技術力が必要とされ、東京オリンピック競技場も費用が莫大にかかる事から設計変更が行われた。
小生等は設計にある壁柱工法に「地元業者では無理、大手を入札に加えるべし」と当局に進言したが「米沢市の豪雪を熟知した地元業者に任せた方が有利」と大見得を切って地元JVに工事を発注した。
案の定、10月中から始まった「壁柱工事」は遅々として進まず、当初1.5ヶ月を予定していた工事期間に、何と5.5ヶ月を要する結果となり、当然にして工事完成が遅れた為に、米沢市との契約違反を生ずる事態を招いた。
この様な場合には、米沢市が受注業者に損害賠償を求めるべきところ、驚いた事に当局は3千万円の追加予算を計上し、議員団もスルーで議会承認した結果、3千万円は市民の負担となった。
【続く】

政務活動費

2016/09/26 (Mon)
政務活動費政活費が問題視され、辞任に追い込まれた富山市議の話題が全国的に報道されたが、何も富山市議員だけの不祥事にあらず、我が山形県議も問題が発覚して辞表に至っている。
地方議員は月々の報酬の他に政務活動費が支給される。名が示す如く、議員が行う調査研究その他の活動に必要な経費の一部として支給される費用だが、目的外使用や、金額改竄などの狡(こす)い手口で、不法に公金を手にする行為の「規範意識」の低さに、市民は不信の声を募らせている。
当会に「米沢市義の場合はどうなんだ?」との問い合わせが複数寄せられているが、今まで調査した事は無い。その理由は、本市の場合は政務活動費の額が議員一人当り月23,000円と少額な為に問題視してこなかったのである。もし、各議員の使途明細を知りたければ、情報公開条例にて求める手があり、厳密に調査すればホコリの出る確率は高いだろうが、労力の割には少額の効果しか上がらないだろう。
月23,000円と言えども年間では議員一人当り276,000円となり、議員総勢では6,624,000円となるから有効に使って貰いたいものだが、小生思うに期待するのは無理と思っている。
当会は行政を批判し、数度の住民監査請求を行っては公金使途の不法・不当を訴えてきたが、議員に協力を求めても、政活費を使って調査研究し、事の真相を明らかにしようなどの態度はコレッポッチも見られない。
議員団との意見交換会で、問題について質問をしようものなら「質問には答えない」「当局に聞け」「質問を繰り返すなら会を打ち切る」との態度で取り付く島も無い。
これは調査研究を怠り、質問に答えられない故の態度であろうが、これが議員の最高位である海老名悟議長から発しられた文言であり、「真面目な議員は一人もいない」との思いを抱かせる米沢市議員団の面々である。
政活費がクローズアップされているが、議員団の「視察費」も問題だ。今年度の予算額は調べていないが、これまでは広く海外にまで視察と称する物見遊山の旅行が行われてきた。
平成14年と大分昔の話になるが、米沢市議団が「視察費」名目の公費を使って、熊本県の菊池温泉でコンパニオン相手の野球拳に興じ、みだらな姿で記念写真を撮影したとして全国的に報じられ、米沢市の名声を毀損した事件があった。この時も不当な公金使途や議員の品格が問題視され、市民の非難が集中したが、14年経った今でも議員の資質に変りは無いと小生は思っている。

秋まつり

2016/09/26 (Mon)
秋まつり各地で多彩な秋まつりが開催されている。9/24は上杉神社参道と伝国の杜で開催された、米沢藩9代藩主上杉鷹山を顕彰する秋のお祭り「なせばなる秋まつり」を覗いてみた。鷹山公を顕彰すると銘打つ割には「どんぶり祭り」の色合いが濃く、キャロライン・ケネディ大使が来米し、あれ程騒いだ鷹山公の影は薄い。
鷹山公ゆかりの草木塔祭には、中川市長と並んで安部三十郎前市長が参列し、「何故」との疑問に、友人は「安部市長時代に草木塔の建立など、田沢地区には相当額の予算を注いだからだ」「田沢地区に限らず、郡部には選挙の票を期待して多額の公金を使い、米沢市は財政悪化に陥った」と説明した。






9/25は「米沢卸売り団地まつり」を訪れた。会場の規模も「なせばなる秋まつり」を凌ぎ、人出も多く感じた。「なせばなる秋まつり」も「おまつり広場」まで活用する規模での開催を望みたいが、有料駐車場にして料金をかすめ取ろうなどの考えでは、先が思いやられる。





村上町屋の屏風まつり

2016/09/21 (Wed)
村上町屋の屏風まつり新潟県村上市の屏風まつりを観に行った。村上市は新潟県北部の日本海に面し、人口は6万2千程で、堆朱・三面川の鮭・村上牛・北限の茶どころ、などが有名。瀬波温泉や粟島航路など観光都市としての側面が強く、その昔、村上城主本庄繁長は上杉謙信・景勝に仕えたことから、米沢とも関わりの深い城下町だ。
「屏風まつり」は、今では殆ど使われなくなった昔から伝わる各家の屏風を飾り、無料で披露するという趣向だが、屏風に限らず各家に伝わるお宝も展示して、骨董好きにはたまらない催しだ。9月中から一ヶ月間開催されるが、訪れたのが9/18の日曜日と言う事もあって「屏風まつり」目当ての観光客が多く目に付いた。
この催しは、村上駅近く約1㎞×600m区画「町屋」と称される地区の、80軒程の参加だが、「町屋の心意気」と行政の援助を得ないで開催されるという。
参加は殆ど商売をしている店舗ということもあって、タダでの見物人にも愛想が良く、中にはお茶と一寸した菓子でもてなしてくれる「御接待」に、ついついお土産の一つも買おうとの思いに成るものだが、米沢市の観光課のように、民間が行う催しの観光客から「駐車料をせしめよう」などの行政なら、財布の紐は締まるだけだ。







街を歩いて感じるのは、行政の「観光」への取り組みと、市民のもてなしの心である。写真の川越風の町並みは、行政が街並み景観を城下町風情にしようと国の補助金を利用して道路を拡幅し、立ち退き料を得た当事者に協力を得てこのようにしたのだといいい、今年も国の予算が付くので城下町風情の街並みを増やすのだという。
(電線・電柱の無い街並みに注目)

又、市民も行政だけに頼らず、観光客に少しでも良い印象を与えようとする写真のような心遣いに癒やされるが、米沢市の観光行政は「何もやらないのが最大の美徳」と小生の提言など馬耳東風の職員に、東国原英夫氏ではないが「どげかせんといかん」との思いが日ごと強くなる。

羽黒神社と観光行政

2016/09/20 (Tue)
羽黒神社と観光行政米沢市関根にある羽黒神社は大同元年(806年)、羽黒堂「羽黒大権現」として大窪沢の山頂に創建され、それから約430年後の暦仁元年(1238年)現在の場所に移されました。
元亀元年(1570年)伊達、芦名氏の「横檀原の合戦」で本殿を消失しましたが、慶長3年(1598年)直江兼続が再建したといわれています。近年社殿に老朽化による重大な痛みが確認され、平成20年(2008年)から行われた平成の大改修により現在はその美しい姿を取り戻しています。
又、寛政8年(1796)上杉鷹山公が恩師・細井平洲の三度目の来訪に際し、自らこの羽黒神社に迎え出て普門院まで案内し、その労を労ったという敬師の美談が伝えられ、上杉治憲敬師郊迎跡として国指定文化財(史跡)となっており、その重厚さと華麗さを兼ね備えた屋根の造りの複雑さは一見に値します。
山上地区では「敬師の里」として、上杉鷹山公が恩師・細井平洲を迎えた歴史的場所として顕彰し、9/17に「今宵、幽玄の世界へ」と題したライトアップコンサートが開催されたので行ってみた。
あいにくの小雨で観客は少なかったが、主催者からは「これまでは市の補助を受けての開催であったが、今年は補助を受けない地元有志による開催である」との挨拶があった。それに続き中川市長も挨拶を行ったが、市長はどんな思いでいるものか。
自治体の援助を受けずに祭りを行うには、金銭的にも労力的にも大変な苦労が付きまとい、地元住民の結束無くしては出来ないものだ。他地域の大きなスケールの催しを観に行くと、「官民一体」でやらないと祭りは矮小化し何れ中止になるのではないかとの思いに駆られる。
米沢市は「観光は産業」との認識を持っていながら、予算の使い方に無駄が多い。一例を挙げれば「天満神社で行う行事には補助金を出します」などは、本市としての費用対効果を考えると、むしろ羽黒神社への予算付けの方が観光行政には良いと思うが如何なものか。




魑魅魍魎が跋扈する

2016/09/15 (Thu)
魑魅魍魎が跋扈する「魑魅魍魎が跋扈する」は(ちみもうりょうがばっこする)と読み、意味は「得体の知れない、恐ろしい人(ばけもの)が大手を振って歩くさま」だが、東京都の豊洲市場盛り土問題をテレビで見るにつけ、この思いに駆られるのは小生に限らず多くの国民もそう感じたのではなかろうか。
スケールの違いは有るが、この様な「隠蔽・捏造・無責任(責任所在の不明)」は各自治体に存在し、本市の場合も例外では無いので「ナセBA建設」を例に取って、行政による市民への対応を述べるので一読願いたい。
ナセBAは平成27年3月が完成予定であった。それが、
①平成26年2月、伝国の杜に於いて市民約100名に対し「想定外の地下埋設物が発見された」とそれを理由に「完成は平成27年8月になる」と説明したが、3月議会ではいつの間にか8月が12月完成に変更され、工期延長に伴う費用三千四百万円が計上された。(想定外というのは隠蔽・捏造)
②「想定外の地下埋設物」の撤去に1億6千万円が計上されたので、当会は専門家から見積を取ると5千万円であった。余りの差額に1億6千万円の内訳書を求めたが「請負業者の技術を公開出来ない」として未だに拒み続けている。(請負業者との癒着が想定される)
③「想定外の地下埋設物」の撤去が済み、工事は順調に進んだが、平成26年10月、一階工事に差し掛かると「壁柱工法」という米沢市では初めての工事なので、技術力の伴わない請負JVによる極端な工事遅延が発生した。
すると当局は「工事が遅れた原因は豪雪にある」として平成27年12月の完成予定を平成28年3月に変更し3千万円の追加工事費を市民の負担とした。
そもそも一階の工事期間は1.5ヶ月と国に申請している。しかし、地下埋設物撤去工事をすると一階の工事が冬期間に掛るので、工事を全く行わない冬季補正1ヶ月を加え2.5ヶ月を見込んでの平成27年12月が完成であった筈だ。それが何と一階工事に5.5ヶ月を要した結果の3千万円追加である。
米沢市は北極圏では無いので、雪の為4ヶ月も工事が遅れる事など考えられないが、その事を議員団に話しても「もう済んだ事」「騒いでいるのは極一部の市民」「その件での質問は建設的で無い」と意に介しない海老名悟議長である。
こんな議員団に愛想を尽かした小生は、小池東京都知事が「魑魅魍魎」の行政手法にメスを入れようとしている現況にエールを送り、中川市長にもそこまでの英断を期待したいところだが、人には持って生まれた能力があるので、取りあえず「住民監査請求」にて監査委員の反応を見るつもりだ。
今月中に「住民監査請求」を申請するので、後日詳細を報告する予定。

公務員の性(さが)

2016/09/12 (Mon)
公務員の性(さが)「遅れず休まず働かず」が金科玉条の公務員だが、それに「隠蔽・捏造・無責任」が加わり、東京都が進める「豊洲市場の盛り土問題」がマスコミを賑わしている。
工事請負契約では「盛り土」を行なう事になっていたが、実際には空洞であるにも係わらず、桝添前知事へは盛り土工事を行ったと報告しているという。
前任者擁護派は、「○○○の理由により空洞にした」「空洞でも問題は無い」と、小池知事の騒ぎ過ぎを非難するような意見を述べているが、問題は変更工事の契約も行わず、報告も怠る、やりたい放題の職員の態度に小池百合子知事がキレたのだ。
通常は休日である10日(土)に記者会見を行った事や「粛正」という文言を発した事でもその怒りようが伝わって来るが、東京都に限らず「隠蔽・捏造・無責任」は公務員の性(さが)である。
米沢市の場合も同じように「隠蔽・捏造・無責任」の方程式でナセBA工事が進められた。
そもそも国に申請したナセBAの完成期限は平成27年3月であった。しかし工期的に間に合わないと悟ると「想定外の地下埋設物」作戦を考えた。

「地下埋設物」とは、以前あったファミリーデパートの浄化槽だが、これについては左の様に覚書が市に保管されており、地下にどの様な物が埋まっているか当局は承知していたのである。
それを隠蔽して「想定外」と捏造し、国に1年の工期延長を認めさせ、工事請負JVに常識外れ高額な追加工事費を支払うという無責任極まる所行に、チェック機能を発揮すべき議会だが、議員にはその能力の片々も無く、海老名悟議長の弁に見られる「もう終わった事」と無責任極まりない議員団に、小池知事と同じく腹が立つ。
小池知事が今般の問題と、どの様に取り組むか興味津々の小生である。

企画力

2016/09/11 (Sun)
企画力催事を成功させるには「企画力と段取り」が重要な事は民間会社の常識だが、本市職員及び市議には驚く程その能力に欠けている。
昨年は「市民マラソン」が企画され、2,000万円程の予算で「初めて自分で自分をほめたいと思います」の名言で有名な有森裕子氏をゲストに開催されたが、散々な結果から、中川市政は今年取止めを予定していたが、一部のマラソン愛好家が存続を希望したことから2016年10月16日(日)に「東北中央自動車道ちょいのりマラソンin米沢」が開催されると云う。
この大会の目的を見ると「現在、整備が進められている東北中央自動車道を活用したマラソン大会を開催し、普段は走ることができない場所を走る楽しさや健康・体力づくりの意識づけなどを目的とするとともに、東北中央自動車道の周知及び利用者増加に寄与するもの。」とある。
この催しに小生は「企画力と段取り」のまずさから、昨年同様に不評を買うのではないかと思っている。その理由は、大会を宣伝するweb参照(http://uesugi-yonezawamarathon.jp/course/)を見ても参加意欲の沸かないものだし、大体に於いて高速道路の何処を走るのか内容が分からない。(掲載されている図を見ると側道のようにも見受けられるが)。
それに、どんな催し物でも主催者名を掲げるが、この大会の主催者名は載っていない。只、申込先が「一般財団法人 米沢市体育協会事務局」となっているだけだ。
各地で行われる「市民マラソン」に多く参加しているA氏に『「東北中央自動車道ちょいのりマラソンin米沢」に参加しますか』と尋ねると「内容が分からないので他所の大会に参加する」とのことだ。
このように「企画力と段取り」のまずさで、愛好家からもソッポを向かれる当大会が盛り上がりを見せるとは思えない。
去年の大会も多額の経費を使いながら、市民からの苦情の多くは「交通渋滞」に有ったというが、東京都の大会が成功裏に継続されている事からも、交通渋滞は「企画力と段取り」のまずさに有るが、米沢市職員は「主催は○○○」と予め逃場を作って反省も無ければ、以後改善する努力など微塵も無い。
怖いのは「新・道の駅」にある。マラソン大会の経費はさほどでは無いが、道の駅は本市が16億円も持ち出す規模の事業であるから、市民への費用対効果を期待したいところだが、この事業も「詳細は運営会社任せ」と無責任なスタンスで、市民の事など眼中に無い。
その結果は城史苑と同じように特定の利権者の懐を暖め、市民はその為の税金を支払う構図が継続される。
当会はこの他にもある理不尽な公金支出に「米沢を良くする会」と共同で「不法なる公金使用」の是正を求め「住民監査請求」を今月監査委員会に提出するので、多くの市民に刮目して頂きたい。

コメントの尚山氏へ

2016/09/10 (Sat)
コメントの尚山氏へ
平和通り商店街のアーケードは築後45年程経過している事から貴殿が指摘されるように老朽化著しく、2012/1/15午前11.45には大沼デパート玄関前のアーケードが積雪1.2mの重さに耐えきれず倒壊し、その後は写真のような状態だ。倒壊がお昼の一寸前だったが、怪我人が出なかった事は「うらぶれ」の商店街が功を奏したという皮肉な「幸」であった。
今後も雪害による倒壊の危険は続くが、設置と管理は平和通り商店街との事で、今やシャッター通りと化した商店街では建替えをするパワーも無いだろうから、「中心市街地活性化」を掲げる米沢市の問題として捉えるべきと思うが、商店街の活性化など眼中に無く、ブルーシートのお化け屋敷を尻目に、ナセBA共用開始二ヶ月でン万人の利用者が有ったとマスターベーションをしている市の職員である。
※ まちの広場に有った五重塔の所在を問われたX氏へ
ポポロビル北側に有った五重塔は、米沢上杉ロータリークラブが市へ寄付したものなので、市はナセBA建設に伴い寄付者と取り扱いを協議した所「市にお任せします」との事から「処分した」そうです。



「住みよさ2016ランキング」米沢市は?

2016/09/07 (Wed)
「住みよさ2016ランキング」米沢市は?東洋経済が『「住みよさ2016ランキング・トップ20」北海道・東北編』をwebで掲載している。
参照http://toyokeizai.net/articles/-/123956

北海道・東北のトップ20の中に山形県からは、二位 天童・三位 新庄・五位 東根・七位 尾花沢・十位寒河江・十六位山形・二十位長井と7市もランクインしているが、我が米沢市は何位なのか見当たらない。
数年前、新庄市や長井市は財政悪化から米沢市の方が格上と思っていたがABESAN施政12年の間に大分差を付けられたものだ。
一位の名取市は震災後も人口・世帯数ともに高い増加率を示していると言うが、仙台市のベッドタウンという好条件も有っての事だろう。しかし、新庄市の三位は驚きだ。過日は新庄まつりの山車を見物し、新庄市民のエネルギーに感動したが、このまちには、まつりだけでは無い魅力が有るのだろう。
中川施政になって9か月目だが、ABESAN施政12年の継続事業が災いし、なかなか中川色を出せないであろうが、市長選公約である「山形一、住みやすい米沢」の実現具体策に期待する。

ナセBAと児童会館

2016/09/06 (Tue)
ナセBAと児童会館ナセBAがオープンして二ヶ月が過ぎ、当局は「多くの利用者」をアナウンスして悦に入っているようだが、30億円も掛けた箱物なら行ってみたくなるのが人情だし、多くは「生徒さんの男女出会いの場」として利用しているものと見受けられる。何もナセBAでないと勉強出来ない訳では無かろうし、図書館の書籍を利用して勉強している姿も見られない。
それとも、自宅で勉強するには環境が劣悪で、ナセBAでないと勉強出来ない家庭のお子さんで賑わい、米沢市には「貧困家庭」がこれ程多いという象徴か。

そもそも、この箱物建設の目的は「中心市街地の活性化」にあり、寂れた商店街に活気を取り戻し、住居人口を増やしてコンパクトシティを形成する事に有った筈だ。しかし、シャッター通り商店街には相も変わらず閑古鳥が鳴き、住居人口が増える事など「夢の又夢」が現実だ。
歳の頃30代女性の事務員さんが五名居る、ある会社に行った時だが「あんなナセBAを作るなら、児童会館を作ってほしかった」『米沢市には子供を遊ばせる施設がないので、山形の「にじっこひろば」に毎週のように行っている」との事だ。「米沢市にも施設は有るのでは」との小生の問いには「貧弱すぎて・・・」とナセBAへの恨み節が続いた。
当局が真に「中心市街地の活性化」を策するのであれば、ナセBA一階の市民ギャラリーを児童会館として室内遊技場にする。そして、市民ギャラリーは、お化け屋敷と化しているポポロビルに移って貰えれば、小さいお子さんへの読み聞かせとしての図書館利用と、子供の闊達な遊び場に親や祖父母が同伴し、中心市街地は今までよりは活性化するであろう。
と述べると、お役人様は「国からの補助事業を勝手に別用途に変えられない」と、出来ない理由を述べるだろうが、アルカディアの用地は用途変更して佐藤病院の進出も可能となった。ようはやる気の問題だ。
「西條天満公園利用のイベントに助成金支給」とお金をばら蒔いて人を集め、ABESAN失政のボロ隠しを公金使用で購(あがな)う事をやめ、時代を背負う子供達に投資する事を真剣に考える時だ。

吉野川の源流「くぐり滝」

2016/09/04 (Sun)
吉野川の源流「くぐり滝」白鷹町から国道348号線を山形に向かい、白鷹トンネルを抜け少し進むと右側に「くぐり滝」の案内版があり、そこから細い道を車で5分も進むと目的地に到着する。車を降りて滝に向かうと3分程で写真のような「くぐり滝」が目に入る。滝までの小道は整備されているのでサンダル履きでも問題無い。
この川水は吉野川の源流で、高さは14m程だが春の雪解けや五月雨の頃の水量は多い。今は写真の如くさほどではないが、くり抜かれた岩穴から流れ出る滝の姿は珍しく、グリーン山形百十景にも選ばれている。この岩穴がどうして出来たか分からないが、人工的に作られたものでは無いようだ。
現在は南陽市小滝地区となっているが、江戸時代の頃、米沢上杉藩は下流の水資源確保のため、滝の奥地を「御料林」と定め、山守・水守7世帯を住まわせ「水林」地区とした。(今は誰も住んでない) その昔、宮内熊野大社の修験(やまぶし)はこの滝でみそぎをして、白鷹山へ向かったとも伝えられている。
訪れたのは9/4(日)の午後1時頃だが小生の他に5人程が観に来ていた。
滝には人を惹きつける魅力があり、日光の華厳滝はツトに有名で多くの観光客が訪れている。
本市には、黒滝・赤滝・芳沢不動滝・白布大滝・松川大滝・火焔滝・亀滝・五階滝・滑川大滝・布滝等、このように名瀑が多数有るが、誘客の努力は如何程であろうか?(クリックで写真拡大。右端の写真はくぐり岩を裏から撮影)






米沢でワサビ!!

2016/09/02 (Fri)
米沢でワサビ!!米沢市でワサビが三沢地区で栽培されているのを御存じであろうか。
これは、各地域コミセンを対象とした「輝くわがまち創造事業補助金」(平成25年~27年度まで各年度100万円)を利用して平成25年より地域の特産品づくりをめざして取り組んだ事業である。

この事業に取り組んだのは三沢地区有志の方々だが、ワサビ栽培の経験の有る人はおらず、手探りで3年間やってようやくここまで来たが、特産品として売り出すには、これから数年は掛るだろうとのことだ。
「何とか事業を成功させたい」と頑張っているが、市からの補助金は無くなり身銭を切って努力しているという。
この「輝くわがまち創造事業補助金」制度は、300万円が各地域のコミセン対象だというから、17地区で5,100万円の公金を注ぎ込んだ事になるが、3年経過した現在、目的である「創造事業」として継続している事業は如何程であろうか?
常々思う事だが、行政はお金を使う事には熱心だが、その効果の検証に至っては極めてルーズであり、それに、海老名悟議長を始めそれを承認した議員団も「もう終わった事」と無関心極まりなく、議会の使命である「行政のチェック機関」としての役割を果たしていない。
そもそもこの補助金は、市民のウケを狙った「ABESANによる公金利用の選挙対策」と揶揄され、その効果は疑問視されていたが、このワサビ田のように継続する事業が他にも有るのなら市の援助があっても良いのではないか。
行政も議会も、「予算執行後の検証を為すべし」と声を大にする。

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