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尚山氏へ②

kage

2016/08/12 (Fri)

尚山氏へ②

 写真は8/12の午後2時だが、NASEBA周辺はお世辞にも活性化したとは言えないし、近くの「昼食と喫茶の店」に聞いても、客は増えていないと言うことはNASEBAによる中心市街地の活性化効果は少ない。しかし自転車の数が凄い。

静閑 自転車

 これは学習室や読書コーナーで勉強しようと来館した生徒さんのものであるので、どの様な学習ぶりか覗いてみた。彼らはノートを広げ、その傍らには教科書・参考書・辞書等は有るが、図書館の書籍を利用している姿は見当たらない。

 小生が若かりし頃の勉強と言えば、試験で出題されるであろう範囲のみを、参考書(赤本)を頼りに問題を解いてテストに臨み、進学の為の勉強なら、例題集などの設問を数多くこなしただけで、図書館を利用した記憶は無い。それは現代でも変わらないのではないか。
 となると、学習コーナーと図書館の因果関係は希薄なものとなり、何も5階迄の吹き抜けや、一基10万円はするであろう有機EL照明でなくても事は足りる。

 そもそも、向学心とは満たされた環境によって育まれるものでは無い。家事の手伝で薪を背負い歩きながら本を読み、勉強した二宮尊徳を例に上げる迄も無く、蛍の光や窓の雪の明かりで勉学に勤(いそ)しむという劣悪な環境下でも、偉大な功績を残した先人の存在からその事は理解出来よう。

 まちなかへの図書館建設が議会に上程された時、鳥海繁太議員は「図書館建設により学力の向上は有るか」と質したのに対し、時の教育長は「向上は疑問」とする旨の答弁を行ったように、当初より図書館と学力向上は疑問視されていた。
 しかるに当局は「生徒さんの利用が多い」とか「若い人がまちなかに増えた」と自画自賛しているが、本来の目的である「中心市街地の活性化」による「経済波及効果」とは別問題であるし、NASEBAが完成すれば、近隣に住人が増えてコンパクトシティが形成されると言ったABESANの構想が実現するとは到底思えない。

 20年間、毎日毎日約100万円が注ぎ込まれるNASEBAと無人公園への出費である事を考えると、「公金支出は費用対効果を考慮すべし」と声を大にしたい。