万世小の保護者様②

2016/05/31 (Tue)
万世小の保護者様②表記タイトルへのコメントが多数有り、精神科病棟建設への関心度の高さを感じるので再度触れてみたい。
◆「都市計画法」
地方自治体が「まちづくり」を行うに、地域毎に使用目的を定めたのが「都市計画法」であるが、行政は既に定められている目的を、別の目的に変更する事はいとも容易く、その手続きは[①公聴会(説明会)の開催、②審議会の開催、③決定の縦覧]程度で、仮に反対多数であったにしろ、その行為を差止める程の法的拘束力は無い。よって、「都市計画法」を論点に取り上げることは余り意味が無く、まちの広場問題で学習済みだ。
◆建設地域住民の不安
今般の精神科病院建設に限らず、ごみ焼却場や斎場等の建設は「総論賛成各論反対」の、施設としては建設賛成だが、我が地域には反対という展開になる場合が多々あり、社会問題化するケースもある。
しかし、民主主義国家である以上「数が正義」の現実に於いて、反対者の意見が過半数を超えない限り、計画は粛々と進められるのが常であり、それを打破するには、現在の候補地以上の条件を備える他候補地を早急に提案し、市民の賛同を得る事が出来るかが問われるが、ハードルは極めて高い。
だからと言って「地域住民の不安を無視して良い」訳が無く、行政は地域住民に丁寧な説明が必要だが、それについては「再度説明会を開く」と言っているので、住民側は具体的な問題点の提起が肝要と思われる。
コメント諸兄の心配は、「通院及び入院患者による地域住民への危害が及ぶ事」に要約出来そうだが、再度開催されるであろう説明会では、闇雲に不安を述べるのでは無く、「地域住民へ危害が及んだ具体例」「健常者と精神科患者の事件発生率」を示してその善後策を求めるのであれば、不安も多少は和らぐのではないか。
◆余談
10年程前の話になるが、小生のゴルフ仲間が福島市内の精神科病棟に入院したことがある。症状はゴルフ場にて急に脂汗を流し、動悸と下痢を訴え、プレーを中断して帰宅したが、その後奥さんより「精神科に入院した。寂しがっているので見舞いに行って貰えないか」との電話を受取った。その時、奥さんからは「精神科と言っても偏見を持たないで下さい」と懇願された。
早速見舞いに行くと、受付で本人に電話を入れ、面会の承諾を得た後に案内されたが、入り口は施錠され、その中に入るには緊張感を憶えた記憶がある。
面会室で面会すると、普段の彼と変わりなく、周囲に居る患者さんも健常者と区別が付かない所作であった。数ヶ月後に退院して現在に至るが、その後症状は出ないようだし、彼が入院した病院は福島市内の人口密集地にあり、近くに高校も有るが、患者による問題発生の話は耳にしていない。
又、コメント氏より「新市長に対しては何の苦言も呈さないのはなぜでしょうか?」との事だが、精神科病院に限って新市長を評すれば、安部市政で行政・議会共に打つ手無しの状況を、極めて短時間でここまで漕ぎ着けたことに敬意を表するだけで苦言は無い。
又、説明会に市長が出席しないことに付いては、権限委譲の行政システムから苦言を呈する程では無いし、もし住民がそれを臨むのであれば、要請すれば良いだけのことだ。
それに「たらい回し」は、職員への教育が足りない市長の責任のようなコメントも有るが、小生は市長の責任を論ずる前に「説明会は市立病院の管轄」と説明した職員に会って事情を聞いてみたいと思っている。
安部市政12年間で職員の箍(たが)の緩みは目を覆うものが有り、この件を井戸副市長は、「無茶言うと職員は着いてこれないので優しくやって行こうと思う」副市長談
と評したように中川市政のお荷物だし、5/15の副市長との面談でも「市長は職員教育に時間を割けない」と現況を話す事から、副市長に期待すると同時に小生は直接職員に苦言を呈している。

議会報告会⑤【議員定数と報酬】

2016/05/30 (Mon)
議会報告会⑤【議員定数と報酬】今回、議会報告会の大きなテーマに「議員定数・報酬検討委員水経過報告」が有るが、そこではプロジェクターを使って諸々の説明を行っている。しかし、参加した小生は「真にこの問題に取り組む意識があるのか?」との思いが強く込み上げる内容なので取り上げたい。
◆「委員会のできた経緯」
検討委員会ができた経緯は、議員が自主的に問題に取り組んでいるかの如ぎ表現があるが、小生等は平成26年8月に「議員報酬削減と議員削減」の「請願」を行っているが、その件については一言も触れていないし、請願を行った時での説明では「これから検討する」との言質があり、プロジェクターの平成25年からこの問題に取り組んできたとは思えない。
請願が有った事を隠したいのは、提出された内容にまともな反論が出来なかったトラウマではないか。参考に「請願」の文書を載せるが、以下の「請願」に対して内容を理解出来ない参加議員はトンチンカンな質問と答弁を述べるだけであった。【続く】
請願の要旨
第1 前段
我国は議会制民主主義国家として、地方自治体の首長と議員は選挙によって選出される二元代表制のもと、各々にその責務を全うする事が要求され、首長は行政の長として住民の福祉の向上と安寧を願い、議会に予算を計上し、議員はその議案を精査し賛否を投ずる立場にある。
計上された議案は議場に於いてのみ審議検討されるものでは無く、関係委員会や協議会等にて行政側、議員側の質疑応答が行われ、議員の疑問点は当局の説明を受ける事により納得した上で表決に及ぶものと理解する。
その場合「当局とは善良なる管理者」である事を前提にして審議は進められる事から、当局説明には虚偽無く真相隠蔽の無い事が求められ、もし説明に虚偽や隠蔽の疑いが有るとすれば「議員は事の真相を糺し、再発防止に努める責務がある」と進言する。
第2 議員報酬削減
平成26年6月本会議に於いて山村明市議は、
「まちの広場を廃止する時、ポポロビルを取得してまちの広場が造られるので、妥協して賛成した市民や議員がおられた。訴訟が取り下げられ、まちの広場の代替広場完成が、近い将来から大分遠い話になってしまったことについての責任と、ギャラリードリームを近くのデパートに移転改装したのは無駄だったこと、この2つについて市長の責任のとり方はどうなのか。」との質問を行なった。
これに安部三十郎市長は、
「市としては、構想としてポポロビルの跡地をまちの広場の代替施設にしたいと説明したものであり、すぐにできると申し上げた訳ではありませんし、議会において条件付きで議決がなされた訳でもありません。あくまでも市の構想であることを申し上げ、議会もそれを認識され議決がなされた訳ですので、責任とかにはなっていかないと思っています。」(市議会だより 平成26年8月1日より)
と答弁している。
即ち、予算執行に必要とする議決とは、本会議に上程された議案表題にのみ及ぶものであり、委員会や協議会等に於ける説明内容は議決とは無関係であるとの公式解釈を首長は示したが、議会はこの答弁に異議を唱えなかった事により、委員会や協議会等の審議内容や表決結果は議決での存在価値を失い、単なるお茶のみ話か世間話の類いに位置づけされた。
よって、議員活動とは本会議で表決するだけで事が済み、これまでのように委員会や協議会等に時間と費用を掛ける必要は全く無い事から、議員報酬は大幅に削減されてしかるべきである。
以上の事象を鑑み、議員は本会議とそれに臨む調査を含め、実働は百日と試算し、現在報酬の半額が妥当と進言する。
第3 議員削減
二元代表制に於いて、首長の裁量権は一人の判断で行使出来るという強大なものに有るが、それに比し1議員の表決権の議決効力は、現在24分の1である事から首長に対抗するには12名の団結を必要とする現況にある。
真摯に米沢市の将来を案じての表決を行える優秀な議員構成が理想ではあるが、現在の議員の資質から見て24名を揃える事は不可能と判断し、少数精鋭をもって議会に臨む事が肝要であり、市民に取って議員の数が少ない事は、議員を選ぶ事に慎重さが増すうえに、議員各々の資質を精査しやすくなる点でメリットが有ることから、半数削減の12名を進言する。
過去の議員削減提案に「地域住民の思いが反映しにくくなる」との反対意見が述べられたが、住民が行政に直接物申せば済む事であるし、削減された議員報酬分を地区委員に手当する事等で活動の幅を広げるのであれば、より地域住民の思いが反映されやすく成るであろう。
第4 総論
請願者らは、議員報酬額や議員定数削減を一義であるとは主張せず、額や数は費用に対する議員活動の効果によって勘案されるものと考える。
議員団は昨年「米沢市議会基本条例」を制定し冒頭で、
「・・・地方自治体は、自らの責任において自治体の全ての事務を決定することとなり、これらの事務に対して、議会の審議権、議決権、調査権、検査権が及ぶなど、議会の担うべき役割や責任もおおきくなった。」と謳っている。
しかしながら、新文化複合施設の建設予定地であるポポロビル用地取得失政に例を取れば、「用地は売買とする事で双方合意した」とする当局による議会での説明と「あくまでも土地建物の無償譲渡」と主張する地権者との齟齬疑惑や、失政となった用地取得における経過や原因を追及する調査権、検査権を自ら放棄し、さらに議場における行政側の虚偽発言を容認するとも取れる議員の態度は、今後に於ける議会活動の信用と権威を落としめるものであり、さらに前述の平成26年6月本会議での市長答弁を議会が容認したことにより、議員と当局で行なわれる委員会や協議会等での審議結果は存在価値を失い、開催する意義も必要性も無くなった。
よって、この程度の議員活動に対し、報酬額と議員数は2分の1に削減されて当然であるとの判断から、ここに請願書を提出する次第である。
地方自治法124条の規定により請願する。
以上

万世小の保護者様

2016/05/27 (Fri)
万世小の保護者様子を持つ親としてのご心配は良く理解出来ます。説明会会場でもその件での質問、もしくは要望が有ったと思われますので、市の担当者に見解を問い合わせました。(以下担当の健康福祉部長とのやり取り)
○この地所に決定した理由は?
・早急に精神病院の開業を目指したい。2万㎡規模の土地を必要とするが、これだけの土地を確保するには相当な困難と時間を要する。この場所なら市所有の為、条件を満たしている。
○小学校の近くだが問題はないか?
・この点は佐藤医院長の説明によるが、山形市や南陽市で長年営業してきたが問題は起きていない。患者による世間を騒がす問題発生は、健常者よりずっと少ないのです。偏見の目で患者さんを見ないで下さい。
○以上のような説明が有ったとしても、当会ブログに心配される方が投稿している。説明と話合いが不十分ではないか。再度の説明会を予定しているか。
・改めて説明会を行い、特に小学校が近い点で心配される方へは、対策を含めて丁寧に説明する。
ざっと以上のやり取りを当局と行ったが、小生は現在、自分を含め家族は等病院にお世話になる環境に無いし、近くに病院が建つ訳でも無いので、あくまで傍観者としてのものの見方考え方しか出来ないが、ご心配なら当局説明会を待たずに直接担当者との話合いを持たれたら如何でしょうか。その段取りが億劫でしたら当会はお手伝いさせていただきます。
◆精神科余談
当会ブログに投稿が有ったことから、早速、市に「説明会の担当者に繋いで」と電話をすると、「説明会は市立病院の管轄なので市立病院の総務課に聞いて下さい」との事、市立病院に電話をすると「市と病院の連携事業なので市に聞いて下さい」と、公務員が最も得意とする「たらい回し」に怒りが込み上げたが押さえて、「説明会は何処の主催でしたか」と訪ねると「勿論、市と佐藤病院です。市立病院はあくまでお手伝いの立場です」との事だ。
考えてみれば市立病院の事業でも無いのに説明会を開く訳が無く、改めて市に電話をし、「市立病院では、うち方では無いと言って居るぞ」と糾すと、暫く待たされ、「健康福祉部でした。お繋ぎします」とやっと担当者と話す事が出来た。
以上が米沢市職員のレベルであり、「働かないことが最大の美徳」の証左である。電話受付係は担当部署は何処かを誰かに尋ねて「市立病院」と答えているので、「管轄は市立病院」と受付係に答えたのは誰か、又どうして「市立病院」と答えたかを糺すつもりである。

議会報告会④【一事不再議】

2016/05/26 (Thu)
議会報告会④【一事不再議】来年度開通予定の東北中央自動車道に合わせ「新・道の駅整備事業」が進行中であるが、雑破に数字を挙げれば、国・県より約6億の補助があり、市持ち出しの16億円と合わせ、22億円の事業費である。(今期は約9億円予算計上)
しかるに、図書館の16億円構想が約30億円になったように、自分の懐が痛まない金の使い方には頗る気前の良い行政であるから、結果は30億や40億円規模になるのではないか。
更に、完成後に発生する維持管理費は「指定管理者」に支払われ、年額数千万円(新文化不幸施設は年額2億円)が発生するが、行政はこの事業による収益を考えていない。
税収も人口も減ずる事が想定される米沢市に取って、市立病院建替えから諸々の建築費の起債が想定される時、果してこの事業規模は市民にとって益となすものかに疑問を持つ小生は、「国指定のゲートウェイ道の駅とは、備えなければならない施設は、公衆便所と駐車場と観光案内所だ」「新・道の駅の規模をこれに合わせ、予算額を他に回せないか」との質問を行った。
この質問に海老名悟議長は「一事不再議により出来ない」旨の説明を行ったので「議長、一事不再議の原則は同一会議中または会期中の事ではないか」と質すと、海老名悟議長はしどろもどろ・意味不明の答弁となったので「予算計上は市長の専権だが、減額補正で予算額は変更出来るので、その方向に進むようにして貰いたい」と締めくくった。
市議として最高位の海老名悟議長にしてこの程度で「そのうち」・「難しい」・「予算が無い」・「前向きに検討する」などの用語を駆使して「何もやらないのが最大の美徳」を貫こうとする行政マンと、それに洗脳された市議団も「何もやらないのが最大の美徳」と歩調を合わせ、議員として当然頭に入れておかなければならない事柄も勉強せず、一寸難しい質問は「当局に聞け」と市民への説明を拒む体たらくブリである。
質問を行った道の駅はスタートから気にくわない。米沢市道の駅基本構想検討委員会を立ち上げたのは良いとしても、行政お気に入りのメンバーで構成され、作成された意見書も、それを踏まえての基本構想も、全国に現存する道の駅と大差は無い。
昨日、新任の井戸将悟副市長と面談出来たが、現在進行中の道の駅を「金太郎飴のようだ」と評するのも頷ける。そして副市長は、災害時には宮城県・福島県の罹災者を含む避難所を、本市負担額を小さい押さえ、補助金制度を最大限利用して建設出来ないか。とか、従業員がペッパー君(ソフトバンクのロボットで費用は月額約3万円)と言うのも面白い。と続く。
市議として最高位の海老名悟議長にしてこの程度の能力の市議団と接し、辟易している小生だが、1.5時間程の井戸副市長との対話の中で、「お主中々やるな」との印象を得、「後日、再度の面談」を確約出来たことに希望が見えて来た。
平櫛田中(ひらくしでんちゅう)の名言、「やってやれないことはない。やらずにできるわけがない。今やらずしていつできる。わしがやらねばだれがやる。」が好きだが、それに「バカを相手の時でない」と付け加えたい。
【続く】

議会報告会③

2016/05/25 (Wed)
議会報告会③報告会会場で、『八幡原工業団地に建設予定の佐藤病院院長曰く「米沢市と連携で開設するのだが、市側の援助内容が見えない。」と恨み節とも取れる新聞報道が有ったが、市はどの程度の援助を考えているか?』と議員団に質した。すると「予算が計上されていないので答えられない」との返答である。
議員は「議会報告会だから議会に掛らない案件には答えない。」との認識のようだが、この点は第1回より『議会報告は「市議会だより」で既に報じられている。それよりも今後議題になる案件について、市民との意見交換をすべし』と提言を行った結果、今回のタイトルは「議会報告会・意見交換会」とある。
よって、「議会としてはまだ審議していないが、市議個人としては○○○と考える」とか「議員としてそこまで考えていないが、市民の意見としてどうお考えですか」のように、意見交換の会進行をすべきではないか。
それが「議案が上がったら審議してやる」と上から目線の市議の態度に「何様のつもりだ」と言いたくなる。
それだけでは無い。小生は「山形大学発のプリンテッドエレクトロニクス技術を事業展開するベンチャー企業が設立されたが、1千万円の資本金だ。大化けの可能性があるので、市も出資するなど積極的に関わってはどうか」と質したが「企業が関わって研究開発したので無理」とにべも無い。
「山大工学部と連携して・・・」などと口にする議員団ではあるが、行動を起こすことは極力きらう人種のようだ。
リチウムイオン電池のパイロット工場の時もそうであったが、当局の語る「駄目な理由」を鵜呑みにした議員団は、鈴木彰郎元市議を除き、安部市政の責任追及をしなかった。
こんな美味しい事業を譲って貰った後藤飯豊町町長は感極まり、共産主義者でも無いのに、市長選で共産党が応援する安部三十郎候補の応援に駆けつけ、中川候補が当選するも、中川市長のお祝いにも来なかった。
税収を伸ばすに「企業誘致」は一つの手段だが、それよりも「起業支援」の方が効率が良い。起業支援に積極的に取り組み成功したのが海士町(あままち)である。
市議団はもうそろそろ「働いているフリ」では無く、これだけ米沢市に貢献しているのだと実績を示し、議員定数と報酬を市民に問うべきだ。
【山大のホームページより】

プリンテッドデバイスは、薄いフィルム上に印刷プロセスで形成された電子デバイスで、人に貼って使うことや、衣服として装着した際にも違和感が無いフィルム型のセンサデバイスを実現できるため、ヘルスケアや医療分野において今後ニーズが大きく拡大すると期待されています。

議会報告会②

2016/05/24 (Tue)
議会報告会②都市再生整備計画は当初平成26年が最終であったが、当局と受注業者の策謀が功を奏し、今年3月が最終年度となった。
当該事業は「国庫補助率が40%」を謳い文句に進められた事業だが、当会の調査では34.7%に減じていることから「減じられた原因」を精査している最中である。
この事を複数の議会報告会で質すと、「34.7%は聞いていない」との議員団答弁なので、「当局は市政協議会で説明して了解を得たと言っているが」と念を押すと、「説明があった」と言い換える始末である。
この事業は総額52.7億円であるから、5.3%の減額は2.8億円に値するが、議員団には関心が無かったらしい。
高橋壽議員に至っては、「国庫補助率が40%とは当初より聞いていない」・「当局より議会への資料提示が無い」と嘯(うそぶ)く始末であるが、当該事業計画書は平成24年3月に補助率40%を明示して議員に配布され、減額については平成27年2月の市政協議会で当局説明が為されている。(当方書類所有)。
2.8億円は老朽化した市の建物が幾つか建て直せる金額であるが、このように公金の使われ方には、議員関心度は極めて低く、関心の大なるは「議員定数と報酬」に有るようで、パワーポイントを駆使して熱心に現在の「定数・報酬」が適正であるかを市民に訴える議会報告会に「議員の責務である、予算執行のチェックを行え」と声を大にしたい。
【続く】

議会報告会①

2016/05/23 (Mon)
議会報告会①今月17日より議会報告会が各コミセンで開催されているが、出席議員が6名と限定されている為、複数の会場に足を運び、議会に対する各議員の認識を広く知ろうとした。
小生が質問を行うと、地元参加者から「よそ者は控えよ」と言わんばかりの発言を受け、司会者の議員もその発言を制することはない。
議会報告会は、今年度の予算と、議員定数と報酬に付いての質疑応答であるから、他地域に出向いて、市民としての意見を述べる事に何の縛りも無いはずであるが、どうも縄張り意識がその言動を生むのではないか。
この縄張り意識は、明治22年に花沢村、福田村、外ノ内村、館山村、口田沢村、吹屋敷村、赤芝村、塩野村、片子村、三沢村、赤崩村、笹野村、遠山村、南原村等が合併して米沢市が出来た事が由来していると思える。
米沢市は「平成の大合併」の旗印の下、「置賜は一つ」のスローガンを掲げたが、127年の悠久の時を経た現在でも、他地域を排他する行為は「置賜は一つ」どころか「米沢市は一つ」も難しいのではないかとの思いがよぎる他地区への出席であった。
説明会の出席者は高齢の方で占められ、若い方の姿は殆ど見られない。これは行政への無関心が大なる要因だろうが、それ以外に「言っても無駄」との諦めの心境が有るのではないか。
新文化不幸施設も、道の駅も、市立病院建替も、市庁舎耐震工事も、火葬場も、文化会館も、その他諸々の建築費は起債という借金で進められ、その借財を返済するのは次代の若人であるが、その若人の出席者が少ないのは残念だ。
【続く】

雲井龍雄のこと②

2016/05/18 (Wed)
雲井龍雄のこと②歴史資料の多くは勝ち組の都合で記述されたものが殆どであり、明治維新は「勝てば官軍」の「薩長」側からの視点を史実として教育に取り入れ伝えられ、その事を疑問視する国民の声はついぞ聞かれなかったが、昨今、原田伊織著「明治維新という過ち」をはじめ、明治維新に疑問を呈する動向が見られるように、敗者側からの視点で物事を捕らえると、これまでの歴史観は根底より覆るもので、薩長中心の明治政府と、それを継承している現在政府の施政を雲井龍雄の視点から眺めるのも一興である。
戊辰戦争で薩長と戦った米沢藩の雲井龍雄であるから、薩長が執り行う政(まつりごと)に批判的であったことは頷けるが、果して斬首までして口を封じなければならない程の行動は何であったのかは、未だに謎が残るところだが、彼が諸藩に送った「討薩檄」がその一因であることは考えられるので、その要約を掲載し、一読されんことを願う。(goo Wikipediaより転載)
◆討薩檄
薩摩は、最初攘夷を主張して、幕府の開国を貶めて批判していたのに、自分が権力を握ると開国を主張し始めた。なんの一貫性もなく、当初攘夷を主張していたのは自分の野望を遂げるためであった。この罪を問わなくてはならない。
日本には、海外からの危機はあるといっても、日本固有の制度や歴史がある。しかるに、薩摩が専制権力を握ってから、あまりにも急激で無理な改革を推し進め、長い歴史の中で積み重ねられてきた制度や慣習を破壊している。その罪をどうして問わずにいられよう。
薩摩は、公家や皇族を捨て去り、自分の意に沿わぬものは排斥し、諸国の得たいの知れない人々の中で、自分たちにつき従うものばかりを出世させて取り立て、下克上の綱紀紊乱の世を招いている。その罪を問わずにはいられない。
鳥羽・伏見の戦いも、もし本当に正当な戦争を起こそうとするならば、天下の公論を定めて、罪を明らかにしてから起こすべきなのに、急に錦の御旗を利用して策謀によって幕府を朝敵に陥れて戦争を起こし、諸藩を脅迫してさらなる戊辰戦争に駆り立てている。これは、天皇の意思を自分勝手にコントロールして私怨を報いようとしている邪な謀略だ。その罪を問わなくてはならない。
薩摩の軍隊は、東日本に侵攻して以来、略奪や強姦をほしいままにし、残虐行為は限りない。しかるに、官軍を名乗って、それを太政官の規則と称している。これは、今の天皇に暴君の汚名を負わせるものだ。その罪を問わなくてはならない。
諸般の、親子兄弟同士のいろんな大名たちを戦争に駆り立てさせている。そのことを、飾り立てた言葉で正当化しているけれど、これこそ最も残酷な道徳に反することだ。その罪を問わなくてはならない。
上記のことから考えれば、薩摩のなすところは、幼い天皇を利用強制して邪悪な政治をし、天下を欺き、残虐をなし、道徳を破壊し、長い伝統や制度を破壊している。奥羽列藩同盟はこれを座視するに耐えないので、再三朝廷にその不当を訴えてきたが、天皇にはその旨は届かなかった。もし、手をこまねいて薩摩を討たなければ、天下はどうして再び晴れることがあろうか。
よって、勝ち負けや利害を問わずに、この義挙を主張する。天下の諸藩は、もし本当に忠や誠を持っているならば、奥羽列藩同盟に協力して、日本のために薩摩を倒し、失われた道義を復活させ、万民を塗炭から救い、外国からの侮りを絶ち、先祖たちの心を安んじて欲しい。もし、薩摩に篭絡されて、何が正義かも弁えず、薩摩を助けるような邪悪な徒がいるならば、軍も規律があり、許すわけにはいかない。天下の諸藩は、勇気ある決断をして欲しい。
【この項完】

雲井龍雄のこと①

2016/05/17 (Tue)
雲井龍雄のこと①雲井龍雄といって分かる方はこの米沢市でも少数派ではなかろうか。
過日、ブログに彼の名を挙げたことから「簡単に言ってどんな人かFAXで教えて」との要望が有ったので、その文面から改めて彼に触れてみたい。
◆雲井龍雄
米沢に生まれ幕末から維新期にかけて活躍した米沢藩士で、小さい頃から勉学に優れていた龍雄は、14歳から藩校「興譲館」に学びました。
22歳で米沢藩の江戸藩邸に出仕して安井息軒の塾に入門し、全国から集まった塾生と交友を広めると共に、時勢に目覚め、日本の将来を真剣に考えはじめます。
幕末の混乱期に、薩摩の常軌を逸する一連の主張や行動を痛烈に批判し、薩摩に対する強い憤りから、漢詩「討薩檄」を作り、奥羽越列藩同盟に送ることにより、各藩の士気を大いに鼓舞しました。
戊辰戦争で同盟は官軍に敗れますが、終結後に龍雄は米沢藩の推薦を受け新政府の集議院に勤めるも、自分の信念・理想を貫く龍雄の言動などが仇となって、ひと月足らずで集議院を追われてしまいます。
明治政府になって、職を失った各地の武士等は政府に不満を持ち、龍雄の信念・理想に共感した彼らは龍雄の下に続々と集まり、新政府に対抗しようとする行動が起きようとしていました。龍雄のこの行動が政府への陰謀とみなされて逮捕され、明治三年に我国最後の斬首刑により27歳で刑死していますが、その時に次の辞世の句を残しています。
【辞世の句】
死して死を畏(おそ)れず。
生きて生を偸(ぬす)まず。
男児の大節は、光(かがやき)日と爭(あらそ)う。
道、之(これ)苟(いやし)くも直(なお)くんば、鼎烹(ていほう)を憚(はばか)らず。
眇然(びょうぜん)たる一身なれど、万里の長城たらん。
【辞世の句解説】
自分は、死ぬに際して死をおそれない。まして意味も無く生きながらえようとも思わない。 男子の大儀というものは、太陽の輝きにも負けぬくらい輝かしいものである。 もし自分が信じている道が正しいのであれば、釜茹でになってしまってもかまわない。 取るに足らないこの身ではあるが、わが心は万里の長城となり、この国の行く先を守るであろう。
彼のこの詩は後年、君主たるものの心構えの基本であるとして、皇太子時代の昭和天皇の前で吟じられました。
龍雄の、権威を恐れずに国を思う信念・理想を貫く姿勢は、多くの人々の共感を得ると共に、彼の作る卓絶なる漢詩は詩人として高く評価され、現代でも米沢市はもとより全国に熱烈なるファンは多いのです。
【続く】

観光行政

2016/05/16 (Mon)
観光行政各自治体にとって、観光が重要な財源である事に異論は無かろうと思う。よって、集客の出来る観光資源には行政が心配りをする事は当然なのであろうが、我が米沢市の観光行政は如何なものか。

左の写真は松が岬公園(上杉神社)西南部分だが、藤蔓(つる)が枯らしたものか、昨年まで緑を蓄えていた樹木は御覧の通りで、景観を著しく毀損している現況にある。
見かねた小生は観光課にこの事を伝えると「公園課の管轄だろう」と言い、公園課は「上杉神社の管轄」と言う。
確かに管理責任は上杉神社にあり、市には無いのかも知れないが、松が岬公園は本市観光の目玉であり、景観の損傷は本市に取って大きな痛手となる事であるから、市が率先して神社側と話合いを申し出て善後策を講ずるのが道理というものではないか。
成澤和音市議を先頭に、市議団は「上杉神社参拝客から駐車料金をせしめよう」との考えであるが、それ以前に、人を魅了する松が岬公園とは如何なるものかを画策するのが肝要であろう。

住民訴訟②

2016/05/12 (Thu)
住民訴訟②一昨年、小生等は安部三十郎を被告として三件の住民訴訟を行ったが、裁判長が法廷で開口一番に言ったことは「同じ事件を複数提訴するのは無効です」との文言であった。
驚いた小生は「裁判長、訴状をよく見て下さい。全て内容は違います」と発言すると、補佐の裁判官から耳打ちされた裁判長は「分かりました。これより裁判を行います」と言って裁判が進められたように、裁判官は鼻から住民の意向を汲む姿勢など無いのが住民訴訟である。
住民訴訟の前段に「住民監査請求」を必須とするが、これとて次に述べる如くいい加減な制度である。
行政が公金を支出するには、予算を議会に計上して承認を得る事が必要であると市民の多くが周知していると思うが、議会承認された公金の使途に、住民が「不当・不法である」と異議を唱え、それを阻止しようとするのが「住民監査請求」である。
しかし、それを審査するのは議会選出の議員と、市長に任命された住民からなる監査委員であるから、議員選出監査委員は自分が承認した予算を否認する訳が無く、市民の監査委員を選出する行政側は、予算執行を妨げる市民を委員に選出する訳が無い。よって、監査の結果は全て「棄却」となるのである。
長井市の住民訴訟の原告は82才の男性と報道されているが、仮に彼が裁判に勝ったとしても金銭を得ることは無く、負ければ全て自腹だが、相手の市長側は市民の税金をタップリ弁護士に支払い、負けても自己負担は無い。
このように圧倒的に住民側不利の裁判に踏み切ったのは、小生等と同様に「上から目線」の行政に「憤懣やるかたない」思いが背中を押したのではなかろうか。
82才の高齢にも拘わらず、損得を顧みない「行政訴訟」に踏み切った原告にエールを送りたい。
行政絡みの土地売買では、とかく黒い噂が付きまとうが、安部市政に於ける「天満公園用地取得」では「海老名悟市議」が暗躍し、長井市の不動産取引同様に公金の不法支出が行われたが、この件については後日詳しくお伝えしたい。
【この章完】

住民訴訟①

2016/05/11 (Wed)
住民訴訟①『長井市は、分譲宅地「みずはの郷」の販売を業者に委託して6%の手数料926万円を支払ったが、販売の為の宣伝や実務は長井市が行ったので、業者に支払った手数料は違法である。』とした住民訴訟の第1回口頭弁論が10日山形地裁で開かれた。
住民訴訟とは「行政の公金支出は不法である」として、住民が司法判断を求めて裁判を行うものであるが、99.9%住民側が敗訴することになっている。
その理由であるが、封建社会では佐倉惣五郎(印旛郡公津村の名主)が領主の重税を将軍に直訴すると「御上に物申すとは不届千万」と処刑されたように、武士社会では住民が行政に異議を唱えることは御法度であった。
そして世が明治時代になると「武士社会の終焉」から、我国は近代国家を迎えたかの如く教科書で教えるが、明治政府は薩摩・長州藩の武士によって運営された訳であるから「御上に物申すとは不届千万」の意識は継承され、薩長元武士が執り行う明治政府に楯突いた米沢藩の志士「雲井龍雄」は明治三年に斬首の刑に処せられている。
世は、平成の民主主義国家日本であるが、「御上に物申すとは不届千万」の意識は役人に脈々と継承され、「住民の意見を一々取り上げていたのでは、行政運営に支障を来たす」事を理由に、住民訴訟は住民側が敗訴する事になっているが、万に一つぐらいは勝訴することがある。
それには、千人以上の住民が名を連ねて訴訟し、問題をマスコミが取り上げて広く報道が為された場合である。
長井市の住民訴訟は、毎日新聞によると「訴えたのは82才の男性」とだけ出ていたが、もし一人だけの訴訟人であれば99.9%敗訴するであろう。裁判官が正義の味方と捉えるのは「住民の錯誤」である。
【続く】

狼煙(のろし)

2016/05/09 (Mon)
狼煙(のろし)武田信玄で知られるように、戦国の世では情報伝達手段として狼煙が使用されていた。「のろし」に何故狼の字が当てられたかについては、①狼の糞を燃やすと、その煙の密度が高いので、散らばらずに真っ直ぐ上がる。②狼は遠くに居る仲間と「遠吠え」で連絡し合った。等の説があるが、昔と言えども日本では狼の糞が多量に有った訳では無く、藁と生の杉の葉等を燃やして出る煙に、火薬で色を付けていたらしい。
この程、米沢の旧家M氏から、「狼煙の秘伝書らしきものが有るが興味はあるか」と小生に連絡があった。その秘伝書は「巻物状のかなり長いもので、二本あり、一本は火薬らしきもので黒く汚れ、もう一本は綺麗なものとして保管され、実際現場で使用して黒くなったものと、控えとしていたのではないか」との事だがすべて古文書での説明なので全く分からないという。
小生は「舘山発電所跡は伊達が関わった城にあらず、狼煙台であった」との伝承から「狼煙」には少なからぬ興味があったので、M氏に秘伝書のコピーをお願いした。しかし、コピーを頂いても古文書を読めない小生は市の文化課に相談せざるを得ないが、文化課は「舘山城は伊達政宗の居城」説を小生等によって崩された為、素直に協力してくれるものか疑問の残るところだ。
田沢「道の駅」の向いには「狼煙台」が現存し、昨年地元住民による「田沢地区狼煙まつり」が計画されたが、実行に至らなかった経緯があるので、再度企画を練って実現してみたいと思っている。
伊達時代や上杉時代に、越後街道や会津街道からの敵の侵入に狼煙を用いて情報を伝達しようとした事は紛れも無い事実であったろうし、狼煙で情報を受取った職業軍人の侍は如何なる行動に出たか、又、町民はどの様な対応策を講じたものかと興味は膨らみ、それらを盛込んだ「狼煙まつり」を春の川中島合戦に次ぐ秋の戦国イベントとしてマスコミに売り込みたいと思う小生だが「何もしないのが最大の美徳」を金科玉条とする本市職員(特に観光課)に企画立案実行を期待しても所詮無理なので、市民力でやらざるを得ないだろう。
それにはお金がかかることが悩みで、その資金源を模索している現在にある。

上杉まつり

2016/05/04 (Wed)
上杉まつり米沢上杉まつりのクライマックス5/3「川中島合戦」の前に、上杉軍団と上杉神社神輿の行列が市内を練り歩くが、小生等は三年前より「前田慶次」の山車で行列に参加して祭りを盛り上げてきた。
「かぶき者」の前田慶次だけに、奇抜なコスチュームに凝るファンは全国的に多く、今年は名古屋を始め県外から自慢の出で立ちで、当方の「前田慶次の館」山車に参加してくれた。(写真は今年の上杉行列参加「前田慶次山車」)
小生思うに「川中島合戦」は悪く無いが、前例を踏襲するだけでは芸が無く、毎年新企画を打ち出したいところだが、お金もかかる事なので、「誰も利用しない天満神社」を利用した企画に毎年200万円もの補助を出してきたムダ金を「かぶき者コスプレサミット」開催に振り向けることを提言したい。
この補助金は、観光客が「まちなか」に訪れる歴史公園として3.3億円を掛けて造った「西條天満公園」に、観光客は誰も来ないし、市民の利用度も極めて低く、鈴木彰郎元市議から「ムダ使いであった」と非難された安部市政が「金を払うから利用してくれ」と失政を繕う為の補助金なので、いい加減に本市に為になる企画に使うべきである。






コンビニで証明書

2016/05/02 (Mon)
コンビニで証明書過日、酒田市はマイナンバーカードを使って各種証明書がコンビニで取得出来るサービスを導入したと報じられた。このサービスは既に全国206市区町村で導入され、酒田市は県内初の導入だという。
昨年6月定例議会で成澤和音市議は、「各種証明書のコンビニ交付を導入出来ないか」と質したのに対して、菅野紀生市民環境部長は、「①初期費用としてシステム構築費が2,100万円で委託料が300万円/年と交付手数料123円/件がかかる。②マイナンバー制度導入で各種証明書の発行件数が減少される。③費用対効果を見極める期間が必要。」と答弁している。
菅野部長の答弁に違和感を覚えるのは、「初期費用の発生」「マイナンバー制度導入」「費用対効果を見極める」等のくだりだが、それらは既に導入済みの206市区町村でも言える事で、本市に限った事では無く、まさか206自治体が「費用対効果を見極める」事を怠って導入したとは思えない。
菅野部長は「何もやらないのが最大の美徳」と心得ての答弁と感じてしまうのであるが、成澤市議には「費用対効果を見極める」作業を当局任せでは無く、独自の調査により自信を持って、今後も導入を提言する努力を期待したいものだ。
えてして、市議は議会で1時間の持ち時間を持て余し、市民の利益に供する質問よりも、世界の情勢とか日本の情勢などに時間を費やす傾向にあるが、政策提言に重きを置いた質問を行い、「期間が必要」と答弁した当局には、その後の調査進捗状況を確認し、次回議会で再度の質問を行うなど、やりっ放しの質問に終わらない事が肝要と思う。
週間現代からの引用だが、心に残ったので以下に掲載する。
『出世するためには「何もしない」ことが最も重要になってきます。13年に人気を博したテレビドラマ「半沢直樹」を思い出してください。 主人公の半沢は常務の不正を暴き、会社の窮地を救いますが、待っていたのは「出向」でした。結局、日本では異論を言う人間、組織に同化せず自ら行動する人間は左遷されてしまうのです。 それがわかっているから、多くの人は異論を言わず、ひたすら上司の顔色をうかがい、前例を踏襲する。
そうして、同じような考えを持つ人間ばかりが残り、意思決定する。その世界の中でどれだけ「優秀」といわれる人が揃っていようと、それでは問題は解決しません。』

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