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米沢市の観光行政と道の駅 ②

kage

2015/06/28 (Sun)

米沢市の観光行政と道の駅 ②

 前回に続き、「道の駅」を危惧する私見を述べたい。
【危惧その3】
 「米沢市道の駅基本構想検討委員会」は内藤文徳委員長・黒田三佳副委員長で進められたが、会の方向性は委員長によって左右される場合が多いものだ。
 委員長の内藤氏は第3セクターである㈱上杉コーポレーション(城史苑)の社長に長年就任し、平成19年には株式を1/10に減資しているし、当会には城史苑に納入する業者からのピンハネに関する情報も複数ある。
 副委員長の黒田三佳氏は、三回程講演を拝聴したが、米沢のネガティブ面の話はついぞ聞いた事がなく「世間受け」はすこぶる良いと理解する。
 しかし小生は、物販の世界で生きてきた経験から「褒める客は買わない」と学習している一人だが、その意味は「売り手にとって、聞き心地の良い客は得てして買ってくれず、厳しい対応をする客程、真剣に購入を考えている」と言う事だ。
【危惧その4】
 「新・道の駅」は第3セクター方式で運営されるが、同じ方式の上杉城史苑は平成25年3月決算で約10億円の売上を計上し、営業利益は約▲900万円・平成26年3月決算は約9.7億円の売上で営業利益、約▲1,400万円となっている。
赤字もさることながら、粗利35%以上を確保しながらの赤字発生は第3セクター方式の運営自体に問題有りと考えるべきで、上杉城史苑より規模の大きな「新・道の駅」なら赤字額も大きくなる可能性大である。
【危惧その5】
 現在成功している「道の駅」には、それなりの理由があるが、米沢市の場合は「新・道の駅」の経営理念を定めずして、箱物や築山・噴水の完成予想図が公表され、議会からは『「築山・噴水」は、お金が掛かるので止めるべき』との意見が出され、初期段階で計画は迷走を始めている。
「お金が掛かるから」という発想なら、この事業を止めるのが一番お金の掛からない方法である。
 すなわち、生業を興すには、先ず成功例などの事前調査を行ない、米沢市としての「経営理念」を定めた上、その為の設備と必要資本金を試算し、如何なる経営方針にて、投下資本がいつ回収されるかの「事業計画」を作成した上で、設備の可否を論ずるべきであろうに、その事を明確にしないで事業を進める「委員会」と「議員団」の資質に危惧を感ずる。
【危惧その6】
 会社はトップによる影響が大である事は言うまでも無く、「新・道の駅」の計画が安部三十郎をトップに進められている事は問題である。
先頃も、W課長が市長に参画予定企業の名簿を提示したとろ、自分の意に沿わない会社名を見つけ、「何故この会社を入れた!」と課長を罵倒した。
 この様に、公益より優先する安部の個人感情で進められる事業には、西條天満公園の用地買収の如く、特定企業への利益供与が発生するものだ。
西條天満公園の場合は市長選の数ヶ月前に利益供与の談合がS氏と出来ているし、又しても市長選の数ヶ月前と言う事で、ある会社と密約が交わされたとの情報が当会に寄せられている。
「新・道の駅」の事業で確実に利益を上げる事の出来る企業は、土木・建築業者である。
【危惧その7】
 冒頭に述べたが、国の「道の駅」構想には「観光資源を活かせ」とあり、それには歴史資源活用のウェートが大であるが、「安部は歴痴である」と小生が揶揄するごとく、歴史的価値も無く、誰も訪れない「西條天満公園」に3.3億円の公金を投下してのムダ使いを行い、それにも懲りず舘山城を「伊達政宗の山城」と根拠の無い話に6千万円もの調査費の無駄金を注ぎ込んだ。
 小生等の「舘山城の調査報告書は捏造」との告発文により、文化課は「城」を「要害」に訂正し、「舘山城に伊達家が関わった資料の不存在」を認めたが、安部は未だに「舘山城は伊達政宗が関わった」との捏造話で、周辺の土地を買い上げ、歴史公園にするとの空手形を切った。
土地買い上げを期待する地権者Oは安部の選挙戦に前回にも増して精を出す事であろう。

※ 前回の市長選は対抗馬が強力で無い事に加え、2名であることから、安部の動きは穏やかであったが、前々回は野村候補と言う事もあって「みんなの会」だけでも約1,000万円を注ぎ込み、金に物言わせて市長の座を得た。
 今回4期目の市長選は、危機を感じてか今月二回のチラシ攻勢が始まり、野村候補の時にも増して金を注ぎ込む魂胆のようだ。
米沢市民が「安部の金権選挙」に惑わされない事を祈る小生である。

【終わり】

米沢市の観光行政と道の駅

kage

2015/06/26 (Fri)

米沢市の観光行政と道の駅

 各地方自治体は減り行く税収に「観光は産業」と捉え、様々な工夫を凝らして誘客に努力しているし、国も外人観光客の呼び込みに力を入れている。
それに加えて、国は「道の駅」による地方創生拠点の形成となるモデル箇所の選定を行なったが、米沢市がその箇所に選ばれ、平成29年完成を目指して計画が進められている。

 国が求める「道の駅」のモデルとは、「それ自体が目的地となり、まちの特産物や観光資源を活かしてひとを呼び、地域にしごとを生み出す核へと独自の進化を遂げ始めています。
この進化する「道の駅」の機能強化を図り、地方創生の拠点とする先駆的な取組をモデル箇所として選定し、関係機関が連携の上、計画段階から総合的に支援します。」とある。

 さて、米沢市が進める「道の駅」とは如何な物であろうか?
経緯は、「米沢市まちづくり総合計画の後期基本計画」に基づき「米沢市道の駅基本構想検討委員会」が組織され、内藤文徳委員長・黒田三佳副委員長の下、基本構想が公表された事から、議会もその構想の検討に則り検討の段階にあるが、ほぼ確定した事は、① 場所は高速道中央IC付近、② 第三セクターによる運営、の二点で、市井には「財政危機の米沢市で大丈夫?」との懸念の声は多く、小生も「新・道の駅」計画を危惧する一人なので私見を述べたい。

【危惧その1】
 「新・道の駅」構想は「米沢市まちづくり総合計画」に基づき進められるが、この計画には「中心市街地の活性化」が含まれ、① 誰も通らない武者道、② 利用価値が低く、高校生の不純交遊の場と噂される西條天満公園、③ 「お化け屋敷とカラス城」と揶揄される新文化複合施設界隈、が形成された。
そして、その施設の維持管理費は、減り行く本市人口の若者へ「負の遺産」として負担を強いる事となるが、この計画のトップは、言うに及ばず安部三十郎であり、「新・道の駅」も彼をトップとして計画が進められている点。
【危惧その2】
 「米沢市道の駅基本構想検討委員会」が組織され、委員15名の意見を基に計画を遂行するスタンスであるが、委員会手法は、行政側が良く使う「お手盛り人事」で、三十郎のオメガネに適った「イエスマン」か「世間受け」を狙った人選が行なわれ、いかにも「市民の声を反映」「民主的」をアピールする手法である。
 今般の委員会の構成も「当たり障りが無いが故に選ばれた公的組織の長」が殆どで、提出された「意見書」の中で候補地を『米沢北IC・米沢中央IC・米沢IC(万世)』の内『「米沢中央IC」付近がベスト』との結論を出しているが、検討経過を見ると、真摯に本市の公益を検討したとする根拠に乏しいし、むしろ三十郎の「地元受け」の色合いが強く感じられ、小生が委員なら「米沢IC(万世)」付近がベストと主張する。

【続く】

議会傍聴と経常収支比率

kage

2015/06/22 (Mon)

議会傍聴と経常収支比率

 6/18定例会は5人の新人議員が一般質問を行なうことから興味があり議場に赴いた。
それなりに勉強努力の跡が見られ、各議員、表現は違うものの米沢市の財政悪化を取り上げ、行政側の善後策を質したが、行政側はいつもの通り具体策を明示する事無く、「のらりくらり」と答弁し、結論を引き出せないまま各人の質問時間は終了となった。
 新人議員に限らず、第一回目の質問はある程度内容が有るが、二回目以降の質問になると途端に攻めが弱くなる傾向があり、その対策としては各会派でディベートやロープレなどを行い、能力を高めるべきである。

 各議員が問題視した財政悪化の指標の一つに経常収支比率があり、ネットに分かりやすく載っていたので転載するが、御覧のように米沢市は山形県の中で最悪の数値でありながら、平成24年度と言えば、図書館建設に心配する市民から「財政面は大丈夫か?」との質問に、安部三十郎は「心配は御座いません。」と市民を欺き、図書館建設に踏み切った年である。

【www.jichitai-ranking.jp 平成24年度版】より
 経常収支比率とは、人件費や公債費など必ず支払いをしなければならない支出に対して、市町村民税などの必ず入ってくる収入が、どの位充てられているかを示すものです。
サラリーマンの小遣い(収入)と、昼食代(支出)に例えると、下記のようになります。
お小遣い20,000円に対して、毎日の昼食代として1食500円×30日分とすると、 経常収支比率は、(昼食代)15,000円÷(小遣い)20,000円×100=75% となり、残りの25%(5,000円)が自由に使えるお金です。
95%以上は総務省の財政運営ヒアリング対象団体ということになります

順位 市町村経常収支比率
1.米沢市  94.92%
2.高畠町  94.10%
3.上山市  93.56%
4.村山市  93.03%
5.白鷹町  92.50%
6.酒田市  91.84%
7.川西町  91.79%
8.河北町  91.59%
9.山辺町  91.00%
10.庄内町  90.49%
11.新庄市  90.32%
12.河江市  90.14%
13.長井市  90.13%
14.南陽市  88.16%
15.舟形町  87.95%
16.東根市  87.84%
17.尾花沢  87.71%
18.大蔵村  87.24%
19.大石田町 86.99%
20.鶴岡市  86.88%
21.天童市  86.82%
22.最上町  86.63%
23.山形市  86.52%
24.朝日町  86.49%
25.中山町  86.42%
26.大江町  85.96%
27.鮭川村  84.88%
28.三川町  83.98%
29.飯豊町  83.00%
30.西川町  82.01%
31.金山町  81.30%
32.小国町  81.20%
33.真室川  80.19%
34.遊佐町  77.44%
35.戸沢村  72.47%

【www.jichitai-ranking.jp 平成24年度版より転載】

6/16のコメント・市民氏に答える。

kage

2015/06/18 (Thu)

6/16のコメント・市民氏に答える。

 田沢浄水道無駄使いの当方記事(6/14)にコメントが有りました。
小生の、先ずの感想は「コメントされた方は本当に一般市民であろうか?」という疑問です。
一般市民がマイホームを新築しようとする場合を想定すれば、多額な家屋設計料や地質調査費を支払ってから土地の購入交渉に入るというプロセスを踏む事は無いと思います。
 小生がそう言うと「浄水道の設計はマイホームとは違う」との反論が聞こえてきそうですが、田沢浄水道が特殊で全国でも初めての方式と言うのなら別ですが、この程度の浄水道設備で、専門家の市職員なら1,600万円もの設計料他を支払わなくても工事の規模規格や土地の必要面積は計算された筈です。
 小生も、この無駄使いが発覚した時、水道部に赴き担当者と会見しましたが、上記の当方質問には答えられませんでした。

 行政が土地を購入する場合に民間と違うのは、議決を得なければ公金の支払が出来ない点と、予算が可決されれば確実に実行しなければならない縛りの存在である。
よって、先人は「土地開発公社」が先行投資で土地を購入するシステムを導入し、その後、調査費や設計料を支払う手順を踏み、土地が値上がりする時代にはこれで良かったが、逆の時勢となると土地が塩漬けとなる危険が生じたことから、現在はこのシステムを採用していない。
 ならばこの様な場合、民間ならどの様な手順を踏むかと言えば、「○○○の条件が満たされた場合」を記載し、「仮契約」や「覚書」を交わすのが通例である。
 図書館建設用地のポポロビルが購入出来ずに無駄が生じた事から、その後ポポロ側と「議会承認を得た場合」を条件に、市が土地を購入する「覚書」を交わしたが遅きに失した行為であった。

 もう一つ、田沢浄水道での大きな問題は、公金支出の前に土地が入手出来るか出来ないか、土地の権利者と交渉していなかった点である。
言わば、通りすがりの通行人に「この土地を売ってもらえますか?」・「いいですよ」程度の状態で1,600万円を支払ったようなものであり、公金支出に際しては民間以上に慎重に事を進めるべきと思うが、コメント・市民氏はどの様にお考えであるか、再度のコメントをお待ち致します。

 

戦い済んで日が暮れて【その5】

kage

2015/06/17 (Wed)

戦い済んで日が暮れて【その5】

◆「ハチのムサシは死んだのさ」(平田隆夫とセルスターズ)
 立派に機能している「まちの広場」を壊しての図書館建設に、中部地区の住民が主体となった反対運動が起きた時、小生も趣旨に賛同して運動に参加した。
そして今後の活動方針打合せの席上、「ハチのムサシは死んだのさ」の歌詞をコピーして参加者に配ったのである。

 この歌は学生運動家への「鎮魂歌」とも言われている。
歌詞の内容をかい摘めば、「か弱きハチのムサシが、強大な太陽に戦いを挑み、焼かれて死んで麦畑に落ちた」と言う事だが、学生運動家への「鎮魂歌」と言われる所以(ゆえん)は、『太陽は「政府」を、ムサシは「学生運動家」を象徴し、巨大な力を持つ行政庁に、力の弱い学生が戦いを挑んで敗れて麦畑に落ちて死んだが、落ちた衝撃で麦の穂は広く拡散する事により、やがて前にも増して豊潤な収穫が期待出来る。』という意味が込められ、それには「ヨハネによる福音書 第12章24節 一粒の麦 もし地に落ちて死なずば、ただ一つにてあらん、死なば多くの実を結ぶべし」が素案となっているという。

 小生は以上の説明を行ない、『我々は「まちの広場を愛する市民の会」で立ち上がった同士だが、市長であるが故に太陽のように強大な権力を持つ安部三十郎に戦いを挑むチッポケなハチの如しである。効を奏する事が出来ないとしても、この運動の後には必ずや、良き方向の「意識改革」が起きるであろう』と反対運動は始まり、死を象徴する白装束で挑んだ「伝国の杜の乱」へ、そして「行政訴訟」と続くのである。

◆ 麦の穂は豊潤な稔りとなるか?
 小生等は裁判を通じて安部三十郎の失政を訴え続けてきたが、関心を示したのは政燐会の山村明・鈴木章郎市議だけで有った事は何度も言った。一新会については「借りてきた入れ歯の猫」の如くであると揶揄(やゆ)してきた。
 又、議会基本条例に則り行なわれた「議会報告会」では「報告は議会だよりや、インターネットで分かる。それよりもタウンミーティングかパネルディスカッションを開催すべし」と進言してきたが、ここに来てようやく一新会によるタウンミーティングが開催される旨のチラシが舞い込んだ。
 
 一新会は13名で構成されたとあり、この会派から議長が選出されているので12名で議決に臨む訳であるが、12名は議席の過半数を超えるので、一新会が大同団結すれば、安部市長の上程議案を「否決」する事も「可決」する事も可能な会派となった訳だが、小生は13名のメンバー構成に違和感を覚えずにはいられない。
 それは、メンバー中2名は「安部シンパ」だし、1名は一新会の意向に背き、議場を抜け出した御仁だからで、うがった見方をすれば、安部は最大会派に「安部シンパ」を送り込み「獅子身中の虫」として内部崩壊を画策したとも考えられる。

 先ずは「麦の穂は豊潤な稔り」となる事を祈り、タウンミーティングに参加したい。

【了】

戦い済んで日が暮れて【その4】

kage

2015/06/16 (Tue)

戦い済んで日が暮れて【その4】

◆ 鬼の会の12年。
 当会は、安部行政と市議団への諌言(かんげん)と、弱い立場の市民の代弁者として行政に働きかけ、発足から約12年経過するが、その間に年5千万円を超える有価資源物を特定業者に無償提供する安部市政を改めさせ、これまでに5億円を超える金額を市に貢献出来た事は誇りに思っている。
 それに、「市民が、現職市長を三事件訴訟する」という行動は全国的にも希有であり、「市民はいつまでも黙っていない」との実力行使により、行政側と議会側には、いくばくかの影響を与えたと自負している。

◆ 図書館建設裁判は無駄であったか。
 「現職市長を三事件訴訟」は全て「棄却」の敗訴であった事から、「素人で勝てる訳が無い」・「ドン・キホーテが風車に挑むようだ」との評価も有ったが、裁判を通して次の様な安部の「デタラメ行政」と市議団の「やる気の無さ」が明瞭となった。

1.図書館予定地のポポロビル跡地について、市は「更地で売買する事で合意した」と議会説明を行なったが、ポポロ側はあくまでも「土地建物を寄付する事で市と合意した」と法廷で証言している。
寄付は取り消されても文句は言えないが、口頭での売買契約なら市は損害賠償が請求出来るという大きな違いがある。(虚言)

2.仮に売買で合意したとしても、土地譲渡の期日を定めていなかった。(善管注意義務違反)

3.当初より「魚民」は内容証明郵便で立ち退かない事を表明し、ポポロビル跡地は手には入らない事が予見出来た。(隠蔽と善管注意義務違反)

4.「今工事を行なわないと4割の補助金が2割に減る。」とした説明は全く根拠が無く、この文言にたぶらかされた議員が賛成票を投じた。(虚言)

5.建設予定地を、ポポロビル・天満神社・まちの広場の三案に絞り「まちの広場への建設が一番安い」と説明したが一番高く付く事を隠蔽した。(隠蔽・虚言)

6.魚民とポポロビルの裁判が決着したら、ポポロビル跡に「まちの広場」を作りますと言いながら、裁判経過に関心を示さず、決着後も「そんな約束は無い」と開き直った。(虚言)

7.市には書類も図面も有り、障害物は想定していたのに「まちの広場の障害物は想定外」と追加予算を計上した。(隠蔽・虚言)

8.「公共物の中心市街地建設は、コンパクトシティ化の第一歩」と言いながら塩井地区に大型集合住宅を建設し、ドーナツ化現象を促進した。(虚言)

9.最近、本市の経済危機が取り沙汰されているが、図書館建設に先立ち行なわれた17地区説明会では、多くの市民から「財政面は大丈夫か?」の質問が有った時、グラフを示し「大丈夫です」と市民を欺いた。(虚言)

 裁判を行なったが故に、安部三十郎は以上のような「嘘」「偽り」「隠蔽」「まやかし」をもって議員を誑(たぶら)かし「新文化複合施設建設」の予算承認を得た事が明白となった。
 そこで思うのであるが、小生等は、仮に裁判で勝ったにせよ得る金品はゼロでありながら、裁判費用は自腹を切り数十万の出費となる事を覚悟で真相を追究している時、この様なデタラメ行政に市議団が「もう済んだ事」と関心を示さないのは如何なものであろうか。

【続く】

戦い済んで日が暮れて【その3】

kage

2015/06/15 (Mon)

戦い済んで日が暮れて【その3】

◆ 問われる米沢市議会議員の資質。
 議会で議案が採択されてしまうと、市民の権限である「行政訴訟」を行なっても「御上に楯突くな」と言わんばかりの司法判断であるから、安部三十郎の暴走を止める手段としては市議会議員のチェック能力に期待したいところだが、安部の「議員たぶらかし」に「もう済んだ事だ」として何のアクションも起こさない「安部のポチ」と化した議員団に期待は出来ない。

 米沢市の議会運営には年間約3.3億円が費やされているが、この予算の使用目的は、議員の責務と権限である「議決権の行使」にあるが、議会の開催前には当局と議員との話合いがあり、当局は議案の内容を説明し、議員は不明な点に質問を行い、納得して投票に臨む訳であり、議決に至る迄の過程もこの議会運営費に含まれる。

 ところが、その過程に於いての当局説明に「嘘」「偽り」「隠蔽」や「まやかし」が有り、それによって採択された議案であれば、「錯誤」による議決として無効であり、議員は当局に責任追及をする責務がある。
しかしながら、「政鱗会」(山村明・鈴木章郎市議)以外は「もう済んだ事」としてその責務を自ら放棄した。

◆ 議員報酬と議員定数の削減を請願。
 議決に至る迄の当局説明に「嘘」が有っても議決とは無関係とした司法判断を容認した米沢市議員団であれば、米沢市民は「嘘つき大会」に数億円もの税を支払っている事になる。
 よって小生等は「嘘つき大会」と「働く気の無い議員」に対して、議員報酬と議員定数の50%削減の「請願」を行なった。
請願の要旨は、
①「嘘つき大会」(議決に至る迄の委員会始め諸会議)に意義は無い。議決だけの議員活動は年60日程度であれば充分、700万円を超える報酬は不要。
②「働く気の無い議員」24名の報酬は無駄。やる気の有る12名で充分。

 請願を行なうと、議員団で構成される「議会運営委員会」での趣旨説明会が有り、議員より質問を受けるが、請願者の質問は許されない。
 小生に対する委員の質問だが、「嘘つき委員会は要らない」とする要旨に「議員を削減すると委員会が成り立たない。」とか、当局説明の虚言は実例を挙げて明文化して渡してあるのに「当局説明にどんな嘘があったか?」などの低レベルの質問に辟易したが、自らの報酬や定数削減に賛成する議員は無く、「棄却」となった。

◆ 市会議員の使命とは。
 注目するのは上記質問に加えて「議決だけが議員活動では無く、市民や業界の声を行政に届けるのも活動である。」と反論した議員がいたが、この意見は本末転倒であるので、訪問者諸兄も「市会議員とは何ぞや」を考えてもらいたい。

 議員の責務と権限とは、①議決権と②立法(条例の制定)権の行使二つだけである。
① 議決権の行使とは、行政側提出の議案が市民や業界の利益に供するかを判断して議案に賛否を投ずる行為だが、その為には「市民や業界の声を聞く」や「当局説明の嘘を見抜くチェック」行為が「従属的」に必要なだけである。
 よしんば「市民や業界の声を聞く事」が市会議員の使命と認識しているのであれば、意見が市を二分した「新文化複合施設建設」に「市民の声を聞く」集会を企画した議員は居たであろうか。

 又、市議選となると「○○○を行います」などの公約が掲げられるが、予算計上に権限の無い議員がどうやって○○○を行い得るというのだ。
もし公約を実行するとなれば、行政側に政策提言を行ない、「この提言を認めなければ予算は承認しない」とする12名結束の力業が必要で、そこまで纏めきれる議員は果たして居るか疑問であるが、新議員選出後、一新会が13名で結成された事は多少期待が持てる。
 しかし、もしも13名が「安部のポチ」に成り下がった時の危険も含んでいるので、これからの一新会の言動を注視したい。

② 立法権の行使とは、条例を制定する権限であるが、最近では「米沢市議会基本条例」と「乾杯条例」(正式名称:米沢市地酒による乾杯を推進する条例)の制定が有り、議会基本条例の第11条には、
・議会は、市長等の事務の執行について、監視する責務を有する。
2 議会は、本会議等における審議、議決等を通じて、市民に対して市長等の事務の執行についての評価を明らかにする責務を有する。  
と有る。
 しかるに、図書館問題は「もう終わった事」と「市長等の事務の執行についての評価」を明らかにしない行為は、市会議員としての使命を果たさない証左として「請願」の要旨とした。

【続く】

戦い済んで日が暮れて【その2】

kage

2015/06/14 (Sun)

戦い済んで日が暮れて【その2】

◆ 裁判を通じて分かった事。
① 図書館建設に土地が必要で有る事は誰にでも分かる事であるが、三十郎市長は土地についてポポロ側とは何の確約も取らず設計料他の公金を支払い、土地が手に入らない事により、約2千万円の損害が生じたが、議決を得ている以上、罪は問えない。
② 公金支出に際し、それまでの過程での説明に「嘘」「偽り」「隠蔽」が有ったにせよ、議決さえ得てしまえば、安部三十郎被告に罪は問えない。
(民事事件なら:民法第644条に「受任者は、委任の本旨に従い、善良な管理者の注意をもって、委任事務を処理する義務を負う」とあり①②とも有罪である。)

 安部三十郎被告を無罪とした司法判断を要約すると「議決絶対主義」であり、議決に至る迄の「協議会」「審議会」「委員会」等は言うに及ばず、議会に於いてさえも、虚言を弄して議員を「たぶらかして」議決を得てしまえば、後で嘘がバレても公金支出には「罪を問えない」と言う事だ。

◆ 司法に正義は無い。
 議会制民主主義の地方自治法では「委員会」の設置は条文化され、その必要性を謳いながら、「委員会等の審議内容は議決と無関係である」とする司法判断に「不当判決」と声を大にして訴えたい。

◆ 調子づく三十郎市長。
 まちの広場を壊しての新文化複合施設建設は『ポポロビル跡地は、裁判決着の後には「まちの広場を作ります。」』というのが各会議での説明であったし、市民との約束事であった筈だ。
 山村明市議は「ポポロと魚民の裁判は決着したが、ポポロ跡地はどうなる」旨を議会で質した。
すると三十郎市長は「ポポロビル跡地を広場にするとは言っていないし、その件は付帯議決にはなっていない。」と嘯(うそぶ)いた。

 この発言を重要事案として問題提起したのが山村明・鈴木章郎市議の「政鱗会」であったが、一新会(会長海老名悟)をはじめ、他の会派は「もう済んだ事」「騒いでいるのは極一部の市民」という理由で取り上げなかった。

 調子づいた三十郎市長は、田沢浄水道建設で用地取得を確約しない案件に1.6千万円の公金支出を行ない、土地が入手出来ない事から又しても無駄が生じた事を議会で鈴木章郎市議が質すと「責任は無い」と開き直った。

【続く】

戦い済んで日が暮れて【その1】

kage

2015/06/11 (Thu)

戦い済んで日が暮れて【その1】

 小生等は平成25年に安部三十郎を被告として以下の3事件を提訴したが、6/5に全ての事件が決着したので報告したい。

【事件 ①】
[訴状] 図書館を建設するに当り、その用地はポポロビルと口頭で売買契約が成立していた。口頭でもこの契約は「諾成契約」として有効であるから、安部三十郎は契約不履行のポポロビルに対し、損害賠償を求めよ。

【事件 ②】
[訴状] 設計料他の公金支出に際し、建設予定地である、ポポロビル跡地の売買合意が為されないのに「合意」したと虚言を持って議会を欺き議決を得た事。
又、「用地が入手不可能」な事が明らかなのに、議会にその事を隠蔽して議決を得た行為は「議決無き予算執行」に該当し不法である。
よって、安部三十郎は市が被った損害を賠償せよ。

【事件 ③】
[訴状] 立派に機能している「まちの広場」を壊しての「新文化複合施設建設」の目的は「中心市街地の活性化」と「コンパクトシティ化」と有るが、現在の図書館付近や西條天満公園付近に賑わいが無いし、塩井に大型団地を建設する行為はコンパクトシティ化とは真逆で、公金投入の目的を達成しない事は明らかである。
 加えて、「まちの広場への建設費が一番安い」「今回建設しないと補助金が減る」と「虚言」を弄しての予算議決行為は違法である。
よって公金支出を差止める。

◆ 裁判は3事件同時審議で進められたが、冒頭「石垣陽介裁判長」と米沢市の代理人の古澤顧問弁護士から次のような信じられない言動が有った。

 開廷されると開口一番に、石垣裁判長から「同じ事件の提訴は無効です」との発言が有り、小生は驚いて「裁判長、訴状を良く読んで下さい。3事件とも訴状内容は違うものですよ。」と反論すると、補佐の裁判官から石垣裁判長に進言が有り、ようやく3事件の内容の違いに気が付いたようであった。
 はたまた、古澤顧問弁護士からは『①の事件では、「ポポロビルと契約が有った」と言いながら②事件では「売買合意が為されていない」と言うのは「二枚舌だ」』との小生等を非難する発言が有った。
 小生は、『建設予定地の売買契約が「有ったのか」「無かったのか」は分からない為、別件で提訴している。裁判とは各事件毎に各々独立して審議されるものであるから、その発言は失当で有り、謝罪を求める」と反論したが、裁判長は「事件は各々独立して審議するものです」と弁護人に説明したものの、小生等が求めた「弁護士側の謝罪」に対しては触れなかった。 

 この様に「やる気の無い裁判官」と「低レベルの弁護代理人」によって裁判は2年間進められたが、弁護人等は小生等主張にろくな反論も出来ず「結審を求める」と言うだけであった。
 通常の裁判なら反論出来ない側の「敗訴」となる訳だが、行政訴訟とは理由を問わず「行政側勝訴」の判決を下すのが通例で、弁護士が市民の弁護を引受けない理由はここに有る。

結果は予想通りすべて「原告側の主張を棄却する」との判決であった。

【続く】

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kage

2015/06/09 (Tue)

コメント氏に答える

 当会ブログ、6/7「米沢市の財政」に次のコメントが有ったので答えたい。

お教えください。
PFI方式は、インチキなのでしょうか・?
全国的にインチキがまかりとおってるの?
それとも、他の意図で言ってるの?

 小生は「行政のイカサマ」として塩井の住宅団地を揚げたが、イカサマとは「本当らしく見せかけた」と定義して記述している。
ならば、「何を本当らしく見せかけてるの」と問われれば「米沢市の財政は黒字で問題ない」を強調する「広報よねざわ」の記事であり、「行政とはこのようなイカサマを駆使して市民の思考を誘導する」との問題提起が趣旨であった。

 ところで、コメント氏のPFI方式はインチキか?、の問いに付いてはイカサマ=インチキと定義して説明したい。

コメント氏指摘の通り塩井住宅団地はPFI(Private Finance Initiative)方式で運営されている。

 本来、住民の福祉に供する事業の設備は各自治体が公債(借金)等で手当てしていたが、国及び地方の厳しい財政状況の中、民間の資金・ノウハウを最大限活用することが急務と制定されたのがPFI方式で、自治体は入居利用度がどうであれ、設備費と維持管理費を支払う義務が生ずる。
 この義務の額を公表せず、収支計算書をもって「米沢市の財政は健全である」かのごとく表記する「広報よねざわ」に「この説明の裏に、イカサマ(本当らしく見せかけた)行政のテクニツクがある」事を述べたものである。

 本来、自治体が手当てすべき資金を「国及び地方の厳しい財政状況」を理由として導入された制度である以上、「PFI方式はインチキ」と小生は考えるが、国が導入した制度であるから、全国的にインチキがまかりとおっている。

米沢市の財政

kage

2015/06/07 (Sun)

米沢市の財政

 地元紙は、本市に於ける平成26年度の財政赤字10億円を公表した。
反響の大きさに、安部市政は広報よねざわ6/1号で「黒字」である事を躍起になってアナウンスしたが、当会掲示板の投稿のように、とても納得の行く説明では無いので検証してみたい。

【行政のイカサマ①】
○ 年度の過ぎた4月1日~5月31日迄の収入を前年度(3月31日迄)の収入に繰り入れ決算が出来る。
◇ 一般の企業会計でそのような事を行なえば、利益調整として罰せられるが、行政には利潤の追求という概念が無い為、お咎め無しで数値操作ができる。
【行政のイカサマ②】
○ 安部市政は黒字である事を強調し、さも健全財政であるかのように説明しているが、黒字と健全財政は別問題である。
◇ 黒字の定義は、収入から支出を差し引いてプラスの場合を言うが、プー太郎が働かないで、高利貸しから借金して余ったお金も黒字だし、収入が無いので預金を取り崩して生活し、余ればこれも黒字と言うように、黒字をもって健全財政であるかの説明はまやかしである。
【行政のイカサマ③】
○ 収支計算書から財政状況は把握出来ない。
◇ 企業会計では貸借対照表と損益計算書をもって決算報告を行い、「収支計算書」など企業内容を示すもので無いので無用の長物である。
 東京都は企業会計に準じ、貸借対照表と損益計算書による運営から、年間一千億円の経費節減が出来たとの報道が有った。
小生は昨年、「米沢市も貸借対照表と損益計算書による決算報告を行なうべし」と地区ごとの議会報告会で提言したが、反応した議員は0であった。
(米沢市も一応貸借対照表を作成しているが、一般の企業会計のものとは精度が違う)
【行政のイカサマ④】
○ 隠れ借財で財政状況を誤魔化している。
◇ 例を上げれば、米沢市公営住宅塩井町団地がそれで、本来は米沢市が借入金で建設すべきところ、一旦金子建設に立替えてもらい、米沢市は分割で金子建設
に返済する為、借財の少ない健全経営の演出が出来る。
リース物件も隠れ借財である。
【行政のイカサマ⑤】
○ 一般会計のみが取り沙汰されているが、一般会計とほぼ同額の特別会計・企業会計に付いての報告はおざなりである。
◇ 市立病院・上水道・下水道など市民生活に密着する事業の報告は余りにも簡素であり、今後市立病院建て替えを見据えての財務状況を市民に知らしめるべきである。
【行政のイカサマ⑥】
○ 地方公共団体には、財政の健全化に資することを目的とする監査委員が存在するが、委員の構成は議会選出の議員と、市長が任命した民間人である。
◇ 議員は自分が認めた予算執行に異議を唱える訳が無く、民間人は指名をしてくれたご主人様に楯突く訳が無い為、監査は形骸化され機能を果たしていないので、外部監査が必要である。

 以上のような民間では通用しないイカサマ(本当らしく見せかけた)財務報告をもって、「これからの米沢市は大丈夫です。」「5年以内に財政健全化を果たします。」という安部三十郎に期待は出来ない。
12年やって駄目な者が、あと4年で出来る訳がない。

 財政悪化の要因に四中建設と消費税を揚げているが、図書館建設の地区説明会でも「四中建設と図書館建設という大事業は、財政面で大丈夫か?」との質問が有り、市民は危惧していたし、消費税が上がるなど国民周知の事であった。
これからは図書館の維持管理費が経費増となるのに、「5年以内に財政健全化」は「市民サービスの低下」以外に何があるというのだ。

前田慶次の供養祭と安部市長

kage

2015/06/05 (Fri)

前田慶次の供養祭と安部市長

 NHKで放映中の事もあり、昨年より多くのファンが参加し、前田慶次の命日とされる昨日(6/4)、米沢市万世町堂森の善光寺で404回忌供養祭が行われた。
慶次法要 安部市長
 安部市長も選挙の年を意識したのか最前列に着座し、神妙に読経を聞いていたが写真のように頭に手ぬぐいのようなものを乗せる行動の意味は何なのか、参列者の中に同じような行為は見当たらないし、小生には理解出来なかった。
市長に直に聞きたいところだが、「以後会見しない」旨の公文書を頂いている身の小生故、訪問者諸兄でこの意味が分かる方が居られたなら、教えていただきたい。

三十郎の防災意識に苦言!!【その2】

kage

2015/06/04 (Thu)

三十郎の防災意識に苦言!!【その2】

 福田町の火災について、昨日に続いて当会にFAXによる投稿が有ったので報告したい。

◆投稿文(原文のまま)
鬼の会 様
 消防署に問い合わせを報告します。

驚いた事に、次のような愚かな回答を得た。

・福田町通りと市病院からの信号交差点から南、米坂線踏切に至る間の消火栓数が二ヵ所しかない事は以前から承知していた。消火栓が繋がっている水道本管が同一で有る事も承知していた。消火栓数の少ないのも承知。ただ、水道管の問題で消火栓を増やしても無駄と考えている。理由は、同一の水道本管がいくら分水してもしかたがないとのこと。

・当日現場には5台の消防車が出動した事を確認した。消火栓は2ヵ所あるが、消防車1台分の稼働を承知していたようだ。貯水槽は旧式の貯水量で5分もしないうちに使用不可となった。なにを基準に出動したのか疑問である。人を運んだだけであるようだ。

・幸い風がなく、類焼には至らなかったが、風の強い時には大火災となっていたであろう。

・市内全体では増設出来るであろうと問う。計画しているが予算が付かないとの無責任ないつもの回答である。予算はいくらでも有る。分配のしかたが間違っているのだ。それでも少しずつ増えてはいるとのこと、火事や災害はいつ来るか予測不可能である。いざという時の備え方に対して、軽薄・無責任な考えの市消防行政である。

・火災現場の裏、西側水路から市内分団が後から放水してこの度の火災は鎮火した。水路からの放水が、消火栓から放水の市本部隊より勝っていたのである。
地元住民の意見と情報を重視すべきである。
分団は邪魔だから脇に控えておれとの、上から目線で対応する権利など、市本部消防隊にはない。同じ使命を持った者どうし、共同して市民を守る心構えを持つのが当然である。

・なぜ本部隊で水路を利用した消火活動を行わなかったのかと問うと呆れた理由を示した。
性能の高い高額な消防車であるので、用水路の水では、ごみ等が混じっており、消防車の故障の原因となる可能性があり、用水路を使用する事は行っていないとの回答。
 全く愚かな回答。いざという時に使えないような、高性能・高価格の消防車など、全くの土田舎である米沢市などに必要ではない。
どこの水源でも使える、がっちりした武骨な消防車が役に立つのだ。超高層建物などない。
 高速道路など走行して災害現場に行かなければならない場所などない。他県などへの応援は、出来る範囲で協力すればよろしいので、わざわざ地元で役たたない高性能の消防車など準備することはない。消防車は消防隊のおもちゃではないのだ。
 本当に馬鹿げた愚かな考えである。緊急の火災現場で消防車の一台や二台、壊れてもしょうがないのである。
 戦争で高額な戦車が壊れたらもったいないので、戦車は後方で待機させて、大事にしろと指令しているようなものである。

三十郎の防災意識に苦言!!

kage

2015/06/02 (Tue)

三十郎の防災意識に苦言!!


 昨日夕方、福田町で火災が発生し、その件で当会宛てに投稿が有ったので、安部市政の防災対策について考えてみたい。

 消防署は地域防災の要として機能する機関であり、各市町村に独立して存在していたが経済的理由から平成24年4月1日より置賜2市2町(米沢市・南陽市・高畠町・川西町)を統合する「置賜広域行政事務組合消防本部」が発足し、安部三十郎が理事長に修まり、当初より機能低下が懸念されていたが、その心配が今般顕著に現れた。
IMG_5386.jpg
【火災発生と消防の対応】
 通報を受けた米沢市の消防車が数台火災現場に駆けつけたが、上水道消火栓からの放水は、本管が細い為1台だけ可能という状況と、防火用貯水池は小さくあっという間に底をつく状況で、放水は消火するまでに至らず、隣の壁面を焦がし類焼を免れない状況であった。
 類焼を心配する地域住民が、他所からの放水が出来ないかと、火災現場の西側水路に行くと、地域分団の消防車が到着し、放水を行う行動が確認出来、分団の活躍で鎮火することが出来た。

【投稿者苦言の要約】
1・消防は、「あらゆる災害から国民の生命・身体・財産守るために活動しています。」と謳っているが、僅か1台の消防車しか放水出来ない水道本管でどうする。本管を太くすべし。
2・防火用貯水槽の数を増やすか、規模の拡大を図るべし。
3・本部から出動した署員はなすすべも無く、ウロウロしている時、地域分団は水源を把握していたので直ぐさま放水を行い、類焼という大事に至らなかったが、本部が水源を把握していないと言う事は看過出来ない。安部理事長の責任を問う。
4・本部と分団間の指揮系統が取られていない。日頃の訓練はどうなっているのだ。
5・出火時は風が無かったが、これが強風ならこの地域一帯が類焼したのではないか。安部三十郎の危機意識に疑問を感じる。

◆防災対策の長が安部三十郎で良いか?
 投稿氏は米沢市の消防に水源の確保を申し込んだが「お金が無い」との理由でケンモホロロであったという。
 市行政に取って市民の生命と財産を守る防災対策は最重要施策であるが、安部三十郎はそれよりも優先して行なったのが図書館建設だし、「お金が無い」と言いながら、利用価値の薄い西條天満公園への投資や、土地の確保もしないで図書館と浄水道の設計料を支払い公金をムダ遣いして反省の色も無く、四期目市長に立候補するという厚顔ぶりだ。
 それに、あまりお金を掛けなくても出来る「訓練」や「指揮の統制」も指導力の欠如著しい安部の元では効果は期待出来ない。

 安部三十郎は市民が選んだ首長であるが、鷹山公の教えである「入りを量りて出を制す」の真逆な施政を行なう彼に、又しても今秋首長の座を与えるのであれば、財政破綻に留まらず防災面でも破綻するを危惧する小生である。