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つぶされた「百条委員会」

kage

2012/05/31 (Thu)

 街なか図書館建設用地をポポロ館跡地として土地購入代金+経費、約2億7千万円が3月議会で可決された。
しかし、テナント1社が期日まで立ち退きに応じないため安部行政は誰に諮る事無くその用地を「まちの広場」に変更し現存道路を廃止する計画を発表した。
 寝耳に水の市議団はその説明を求め、今月15日議員全員協議会が開かれた席上市長の失政を厳しく糾弾し「百条委員会」を設置して事の真相を究明する意見が多数の議員より発しられた。

 そして本日31日「百条委員会設置」の是非を問う代表者会が開催され・市政クラブ(代表我妻徳雄)・米沢維新会(代表小島卓二)・日本共産党市議団(代表高橋壽)・自民クラブ(代表遠藤正人)・公明クラブ(代表佐藤弘司)が設置に反対し、結局・一新会(代表海老名悟)・政鱗会(代表山村明)の2会派だけが設置を唱えた情けない結果となった。

 当会は市議団とは9年間深く関わってきて、学習した事は「市会議員を信用してはいけない」という教訓であった。

 5/15の議員全員協議会でハッキリしたのは、安部市長は議会に事の事実を隠蔽し、バレたら御免なさいと二回言えば済むと言う事を「一新会」「青鱗会」以外の議員が承認したと言う事だけである。
行政とは前例を重んじる組織であるからして今回の不祥事に対する幕引きは米沢市議会史に記録され後世に大きな影響を与えるであろう。

改めて鬼の会が提起する問題点を記述する。

◆何故図書館用地がポポロ館跡地なのか?
・5/15全員協議会で「酒井彰氏が土地建物を寄付するとの申し出が発端」であった事が判明した。

※鈴木章郞市議の質問に山口部長は上記の事実を何故隠蔽したのか。

・「土地建物を寄付する」話がH21.12.7議会では「市はポポロ館の土地と建物を購入する」と磯部部長が説明している。

・その後H22.3.3議会では「ビルの解体費は概算で1億数千万円」と磯部部長が説明した。

・H23.11.4安部市長は「土地購入価格はビル解体費用とする」旨の公文書を発行している。

・H24.3.27議会で「ポポロ館跡地を更地で購入し、金額は2億2千6百万円」の予算が承認された。

※当初寄付であった土地建物が有償となり、解体費用分となり、鑑定士の評価額となった経過が不穏当である。

※始めに寄付の話が無かったなら図書館建設予定地は他に選択肢が有ったはずである。寄付の話は不要になったポポロ館を有利に市に売却する安部三十郎市長と酒井彰氏の出来レースでは無かったのか。

◆酒井彰氏は2月中に町田副市長より「ポポロ館跡地への図書館建設は無かった事にしてくれ」と電話をもらったと話している。
市長によると副市長は「今後も魚民と交渉をガンバッテくれと電話した」と聞いていると説明した。
どちらかがウソを言っている事になるが酒井氏はこれを話すメリットが考えられない事から、テナントが立ち退かない事を認識している市長が「予算さえ獲得すれば議会はどうにでも成る」と考えた問題隠蔽であろう。

◆「あづま会」を迂回して歴史公園予定地を購入したのは何故か?

※市があづま会へ支払った金額とあづま会が地権者に支払った金額の差額は何処に消えたのか。

◆現在の図書館と北村公園付近が活性化していない現実に有りながら、ポポロ館跡に図書館を、天満神社跡に公園を造るのは何故か。

◆新しく造る計画の図書館も公園も酒井彰氏が関連する法人であるのは何故か。

◆利害関係がモロに影響する酒井彰氏が計画のコア(核)と成っているのは不穏当である。

 問題は上記以外にも多々有るが、多くの市議が安部市長に迎合する態度は市民にどの様に写るのであろうか。

 6月議会が間もなく始まるが、中心市街地活性化基本計画についての質問は一新会・青燐会以外の市議には控えてもらいたい。

単なるパフォーマンスは時間の無駄である。

設置されるか「百条委員会」

kage

2012/05/28 (Mon)

 5/15議員全員協議会に於いて多くの議員より「今回の事件は容易に看過すべき事象では無い」と米沢市史上初の「百条委員会」設置気運が高まった。
設置の可否は31日の会派代表者会に委ねられるが、若しポシャるようであれば「5/15での発言は何で有ったのか」と議員の存在が問われるであろう。
協議会は単なるガス抜きの場では無い。
問題は何一つ解決していない。
「百条委員会」設置発言が口先だけのパフォーマンスに終わらない事を強く願うものだ。

 当会は、
「サッカー場は街中活性化に寄与するか?」
「22億円の建設費やその後の維持管理費は後世の負担とならないか?」
「図書館建設用地が何故ポポロ館跡地でなければならないのか?」
「現存の文化会館が図書館用地の候補地として一度も検討されなかったのは何故か?」
「タダの寄付から始まった図書館用地が土地鑑定価格にすり替わったのはどうしてか?」
「電子書籍に移行する時代に新図書館建設は如何なものか」
「歴史公園用地を『あづま会』経由で購入したのは何故か?」
「観光の一等地にあるNHK放送中継所が歴史公園用地として検討されなかったのは何故か」
「武者道に遺跡は無いのに、誘客力が有るのか?」
「以上は街中活性化に貢献するのか?」
「費用対効果を検討したのか?」、 と疑問を呈し計画の再検討を訴えてきたが安部構想は議会承認され、実行に移される運びとなった。

 しかしながら当局が提示した資料に嘘偽りが有った事が発覚した今、議会承認のプロセスを検証する事と4/20・5/15議員全員協議会の答弁を精査する次期に有ると断じ、百条委員会の設置を熱望する。

 そして、ポポロ館跡地への図書館建設が不可能となった場合「ムダになる二千万円の経費は市民の負担とする」との当局発言の是非や、2月に副市長が「この話は無かった事にしてくれ」と酒井彰氏に電話した件等を検閲し、安部行政の隠蔽体質をは白日の下に晒してもらいたいものだ。

 特別委員会設置に反対する会派と言えば、日本共産党市議団(高橋壽・白根澤澄子議員)自民クラブ(佐藤忠次・遠藤正人・堤郁雄議員)が想定される。

 百条委員会設置反対の議員に質したい。
いかなる理由を持って反対するのであろうか。
もし行動に恥じる事が無いのであれば、堂々と身の潔白を述べれば良いではないか。
それとも捜査権を持って調査されると不都合な事でも生ずると言うのであるか。
そうで有るなら益々持って特別委員会の設置が必要となる。

反対する議員は心して行動すべし。

安部市政の隠蔽!!

kage

2012/05/26 (Sat)

【5/15議員全員協議会の総括】

 市議団から不祥事を追求され、
・テナントが立ち退かないことを隠蔽し予算獲得した事は「隠蔽したのでは無い。報告が遅れ  ただけ」。
・減俸という責任追及に「今回は不祥事では無いので減給は無い」。
・責任の取り方は「スミマセンを二回言えば良い」(市報と議会)。
・建設用地変更で損害が発生したら「市民に持たせる」。
などと返答し、改めて安部三十郎の思考回路の異常さを認識した全員協議会傍聴であった。

 今回の不祥事を「議会のチェックが甘かった」との世論や新聞論調に納得出来ない思いの議員団では無かろうか。

 そもそも議会で審議する事柄は「当局提出の資料にウソ偽りが無い」との前提で行われるものである。
もしも議員に、資料の正否まで調査してから審議する事を求めるのであれば、時間とその費用は莫大なものとなろう。
ここは議員のチェック能力をなじるのでは無く「当局の隠蔽工作」について徹底した責任追及が肝要であろう。

 今年3/9の予算特別委員会に於いて中村圭介議員は「ポポロ館跡地の24年度購入に問題点が無いか」と鋭く質問を行ったが、我妻課長はテナントとビルオーナー間の退去問題に付いては微塵も報告していない。もし問題を報告しての予算審議であったなら決して承認する事は無かったであろう。
ここに安部三十郎の「予算さえ獲得すれば、後は如何様にも誤魔化せる」との議会軽視の思惑が感じられる。
「報告をしなかったのでは無く遅れただけ」と言う詭弁は、万引き犯が「払わなかったのでは無い。払うのが遅れたのだ」と言っているようなものでは無いか。

 又、「高橋幸翁市長」が南部土地区画整理事業が挫折し、「減俸」という重い責任を自らに科せのは「非を認めた」からであり、自分は「非を認めない」から減俸に値しないと答弁した。
罪を認めなければ無罪となる法など存在しない。
 それに、市庁舎使用規定では「何人もポスターや幟等を掲げる事」を禁じているにも係わらず「市長が認めれば良い」と「自由の風」なる選挙時の旗を市長室入り口に掲げ、コンプライアンス(法令遵守)など「ドコ吹く風」の将軍様である。

 5/15全員協議会で市議は厳しく当局を糾弾したが何一つとして問題は解決していない。
しかしながら共産党の白根澤澄子市議は、
「事実も殆ど明らかになってきていますので問題点はどこかと言うより図書館建設の話を進めましょう」と事件の幕引きと図書館建設に焦る発言は何を意図しての事であろうか。
もしも事件をウヤムヤで片付け、嘘偽りの資料で予算を獲得し、バレたら「済みません」を二回言えば良いという前例を作るのであれば後世に大なる禍根を残す事となるであろう。

 当会は当初より「街中活性化基本計画」の疑義を訴えてきたが山村明・鈴木章郞市議を除く議員の賛成により図書館用地購入予算は承認された。
予算を承認した責任からも百条委員会の設置をする事により、問題点を市民に明らかにし、為政者へ責任の追及を行い、損害を市民に持たせる事は阻止してもらいたいものである。


安部市政の隠蔽!!

kage

2012/05/20 (Sun)

【5/15議員全員協議会より】

【鈴木章郞市議】
・損害が生じた場合その損害を市民に持たせるべきで無い。
・市民に持たせた場合、チェックが甘かったとして議員に求められるかもしれない。
・市長は責任を取るつもりは有るか。

【市長】
・法に照らし合わせる。そういう意見が有ったとする。時間をくれ。

【白根澤澄子市議】
・百条委員会の設置等の発言も有りましたが、事実も殆ど明らかになってきていますので問題点はどこかと言うより話を進め1期に完成を目指すべき。

 以上の他にも多数の市議より意見が述べられましたが、思いは概ね伝えられたものとして割愛します。

◆「市民の目に隠された事実、新聞が書かない部分を掘り下げて、多くの市民の知る権利に応えることです。」と趣旨を掲げる『よねざわ鬼の会』は当初より疑惑に満ちた「中心市街地活性化基本計画」を刑事告発をも視野に入れ調査を行ってきた。
 その資料は厚さ5センチのファイルに収まらない量となったが捜査権の持たない当会の限界に切歯扼腕していた矢先、今議会で複数の議員より百条委員会の設置が提案された。
単なるパフォーマンスに終わらぬ事を願っている。

  今般の事業は各戸10万円を負担する大事業で有る。後生に禍根を残さ無いためにも捜査権の有る百条委員会で徹底した検証を行ってもらいたいものだが老生は一抹の不安を抱いている。

  9年前、回収した資源物(故紙・アルミ缶等)を1企業に無償譲渡を行っていた安部市政に「有償にすべし」と提言したが、無視続ける態度に3度の住民監査請求を行った結果、現在まで4億円を越える額が市の収入となった。
 その時議員団の協力を求めたが少々の協力も得られなかった事に、百条委員会の設置を危惧しているのである。

以降、参考資料を掲載するので多くの方が関心を深めてもらう事を願う。

◆百条委員会
 百条委員会とは地方自治法第百条基づき、地方議会が議決により設置した「特別委員会」の一つで国会の証人喚問に値する。

地方自治法 第百条
1.普通地方公共団体の議会は、当該普通地方公共団体の事務に関する調査を行い、選挙 人その他の関係人の出頭及び証言並びに記録の提出を請求することができる。
3.第一項の規定により出頭又は記録の提出の請求を受けた選挙人その他の関係人が、正 当の理由がないのに、議会に出頭せず若しくは記録を提出しないとき又は証言を拒んだと きは、六箇月以下の禁錮又は十万円以下の罰金に処する。
7.第二項において準用する民事訴訟に関する法令の規定により宣誓した選挙人その他の関 係人が虚偽の陳述をしたときは、これを三箇月以上五年以下の禁錮に処する。

◆米沢市議会関係例規 (特別委員会の設置)
第6条 特別委員会は、必要が有る場合において議会の議決で置く。
     運用 ②特別委員会の設置動議は、各派代表者会において全会一致で承認された     後に本会議に提出するのを例としている。

※運用②をもって「全会一致のため設置が難しい」という議員も居るが『運用』とは参考意見  程度の物で拘束力や制限力は無い。代表者会の裁量で良い。

◆不祥事
 不祥事とは、一定以上の社会的な立場を持つ者または組織・団体が起こした、社会の信頼を損なわせるような出来事・醜聞を指す。主にマスメディアにおいて用いられる言葉。(百科事典:Wikipediaより)

◆南部土地区画整理事業
 高橋市政は平成8年、国の補助がもらえる整理事業を進めていたが、減歩率(土地の4割ほどを事業に無償提供する事)を住民に説明していなかった為、それが分かった時住民の反対運動が巻き起こり計画は頓挫した。
 この時「騙したとか、嘘をついたとか言う不祥事」は無かったが、三役は責任を感じ減給という重い処分を自らに科せた。

※続く

安部市政の隠蔽!!

kage

2012/05/19 (Sat)

【5/15議員全員協議会より】

【中村圭介市議】
・市長は騙すつもりは無かったと言うが、起きている事は騙された事だと思う 。
・何故3月議会で説明しなかったのか。
・3月予算委員会で私や高橋義和議員が計画を進めるに阻害要因が無いか我妻課長に質したが、阻害要因のある話は出なかった。話さなかったのは我妻課長の判断か?それとも課でこの話を伏せようと決めたのか?

【我妻課長】
・3月議会では交渉中であると答えた。
・説明が不足していたと反省している。大変申し訳ない。
・まだ交渉中なので議会で答弁するのは控えようと私どもの中で判断した。

【中村市議】
・始めから3月議会では答弁しないと決めていたのか。

【我妻課長】
・3月議会中も交渉を進めて頂くという考えでした。

【中村市議】
・議会にその事実を知らされた時、予算が通ったと思いますか。通る訳有りません。
・隠すと言う事は3月議会で予算を通す意図しか感じられない。意図しなかったと言うなら、それを改めない限り前に進めない。
・どういう経緯で話を出さない事になったのか。市長の指示が有ったのか。

【山口部長】
・4/22が立ち退き金の交渉期限なので交渉を阻害しないため公表を控えた。
・交渉はうまくいくと思っていた。

【中村市議】
・そう思ったのと言うのはミスであろう。
・市長も故意に騙すつもりは無かったから「責任を取るになじまない」と言っているが多くの人はそうは思っていない。
・新聞でも議会のチェックが甘かったのでは無いかと報じられ、責めを受けている。どうすればチェック出来るのか。
・責任問題をハッキリさせないと前に進めない。責任を取ってもらいたい。
・過去に南部土地区画整理事業が頓挫した時市長の減俸があったと聞くが確認する。今回はそれと違うところがあるか。

【総務部長】
・平成8年に6ヶ月市長30%助役20%収入役10%の減俸があった。
・前回とは若干違うところがあると思う。

【中村市議】
・現在は実損が発生していないが発生した場合、前例もあるので市長の考えはどうか。

【市長】
・職員が騙したとか嘘をついたとか言う不祥事で無いので減給は無い。
(議場は騒然とし議長より「静粛」にとの注意有り)
・南部土地区画整理事業で減給をしたのは自ら不祥事を認めたからである。
(またまた議場は騒然)

【中村市議】
・市長の答弁を聞くと「何も起こっていないのに何を熱くなっているのだ」と言っているようにしか思えない。

【市長】
・減俸というのは不祥事が有った場合であって、政策の失敗に減給は無いという認識だ。

【中村市議】
・市長がその認識なら話は絶対に進まない。その認識を改めないと前に進まない。
・図書館建設計画が①まちの広場②ポポロ館跡地③歴史公園と有るが選択肢を広げる事は混乱を広げる。一本に絞るべき。
・3つの案は1期(平成26年度末)で完成させると考えるのか、2期で完成なのか。

【市長】
・意味不明の答弁。

【中村市議】
・(市長答弁が)よく分からないが計画を白紙に戻して話し合いをすると言う事で良いのですね。

【山口部長】
・立ち退きが8月まで決着すれば1期ですが2期も選択の視野に入れている。

【中村市議】
・用地選定にぶれている。信念を持って進めるべし。
・今回の事は全て解明して市長がどんな責任を取るかを問う。
・今の市長認識と責任の取り方では間違い無く前に進まない。

【相田克平市議】
・市長は議会との申請関係を回復したいという思いでいるのか確認する。

【市長】
・回復したいと望んでいる。

【相田市議】
・今日の返答で信頼を回復出来ると思うか。それとも返答の中身を変える考えは有るか。

【市長】
・話を進める為減給せよというので有れば不祥事で無いのに責任を取ると言う事は(相田市議の発議により中断)

【相田市議】
・今日の議員の反応を見て、議会の理解を得られると思うか。

【市長】
・充分でないと思う。さらに検討する事はやぶさかで無い。

【相田市議】
・臨時議会を取り止めたのは評価する。
・市民、議員が納得する計画を進めたいのなら、その為に何を為すべきか検討すべし。

【渋間佳寿美市議】 ・市民に説明する前に、後援会に説明を行ったが、その時公用車を使用したか確認する。

【市長】
・公用車を使用した。お詫びし、費用の返還を検討している。

【渋間市議】
・新文化複合施設を考える市民の会より出された意見書に対する感想は?

【市長】
様々な意見の一つと考えている。

【渋間市議】
・意見書では「①行政が秘密裏に進める事は改めよ②責任権限裁量を逸脱した進め方をやるな。③潜在的な非公開体質、隠し事が有ったから広報に載せられなかったのではないか。」とあり市民はこの様に見ている。どう思うか?

【市長】
・そう思われているのなら不徳の致すところ。お詫びする。

【渋間市議】
・言葉だけで無く責任の取り方を検討せよ。
・AIJの問題を市長はどの様に認識しているか。

【市長】
・返答を控える。

【渋間市議】
・分かり易く質問します。証人喚問で社長が「騙すつもりは無かった」と答弁した事への感想です。

【市長】
・ここで答える事は憶測を呼び混迷が深まるので返答を控えます。

【渋間市議】
・国民の多くは社長はウソを付いていると見ているが、本人はウソを付いていないと答えている。これと同じように、これまでの議論で隠蔽・虚偽は無いと返答してきたが、受け手側は騙されたと感じている。どう思うか。

【市長】
・不徳の致すところ。

【渋間市議】
・騙す気は無かったと言っても受け手側は騙されたと感じている。
・我々は計画をストップすると言うのでは無い。納得して進めていかなければならないと思っている。
・物事はクリヤーにしなければならないと思っている。副市長の件もクリヤーにしなければならない。
・本当にクリヤーにするには100条委員会の設置が必要と考える。
・5/10山形新聞に「チェックしなかった議会側の責任は大きい」と良識有る市民の住民監査請求をしてもらった方が良いと載せられた。
・議会として恥ずかしい。市民からウソが見抜けぬかった、チェックが甘いと見られている。
・ 調査権限を発揮してクリヤーにしてこの問題を進めたい。議長、100条委員会の設置を求めます。

※続く

安部市政の隠蔽!!

kage

2012/05/18 (Fri)

【5/15議員全員協議会より】
【島軒純一市議】
・議会に報告をしなかった事を単なる遅れと言っている。市長は事の軽重が分かっていない。
・会議に於いて本当にテナントは出るんでしょうねと何度も確認をした。これが単なる遅れと言っていいんですか。隠避・虚偽が有ったのでは無いですか。
・単なる政策上の転換では無い。隠してウソをついて来た結果、これまでの経費が無駄になる可能性が有る。謝れば済むという問題では無い。
・捜査権の有る100条委員会で決着をつけるほか無いと考える。
・新聞の論調は議会のチェックの甘さを指摘しているが嘘の報告ではチェックのしようが無い。

【市長】
・議会のチェックが甘かったとは考えていない。
・隠したつもりは無い。結果的に報告が遅れて申し訳ない。

【島軒市議】
・後援会へ街の広場に建設すると説明し、反対が多いと見ると別の場所への建設を提案する。市民が主役はウソ、独善独歩ではないか。

【市長】
・後援会へはお詫びをしてきた。

【島軒市議】
・後援会で議会が開かれる前に「議会の理解が得られない」と説明した後に「議会へは誠心誠意説明します」と言うのは順序が逆だ。
・悪いのはテナントとビルオーナーと議会と説明し、反省の色が見られない。

【市長】
・議会に責任を転嫁したつもりは無い。
・そう捉えられるので有れば私の不徳の致すところ。

【海老名悟市議】
・平成20年の中心市街地活性化協議会の席上で酒井彰氏よりショッピンクビルを無償で提供する申し入れが有ったと聞くが確認する。

【山口部長】
・その通りです。

【海老名市議】
・議会に無償譲渡の説明は無かった。無償譲渡の説明があれば議会の対応も違っていたはず。
・議会へは「協力の申し入れが有った」と説明しているが「協力と無償譲渡」は違う。
・いつのまにか無償譲渡の話が土地購入と変わっている。

【山口部長】
・諸会議でビルが老朽化しているので解体して新築し、解体費は市の負担で行うと説明してきた。
・行政発注の公共工事は更地で取得するするのが一般的な方法なので、そのようしないとうまくないのではないかとの議会でのご意見が有ったので、2回目のお願いとして所有者に解体工事をしていただいて鑑定した価格を上限として売買する方向に転換した。

【海老名市議】
・ビル解体費用は市が持つとはいうものの「手間は寄付者でやって更地にしろ」挙げ句の果て「無かった事にしてくれ」とは「それは無いだろう」という心境だとビルオーナーから聞いている。大変失礼な対応だと思うが。

【市長】
・3月4月になってもテナントとは交渉が続いているので2月に「無かった事にしてくれ」という事ではないと思う。

【海老名市議】
・市長は市民・議会へのお詫びと言うが「無かった事にしてくれ」といわれた側の心痛に配慮していない。寄付者へも配慮すべきで有ろう。
・「幸いに向かい側に私有地が有ったからそこに建設する」「今までの計画は白紙です」と発言しているが今まで長年やってきた事は何だったんだろうか。ビル所有者が聞いたら何と思うだろうか。
・自分の都合だけを言っている「多様な選択肢を持って議論を重ねていきたい」と言われても素直に「はいそうですか」とは言えない。
・前に進める問題ではあるがその前にやる事が有るだろうと言う事だ。
・責任の取り方が「済みません」と言うだけでは今後の進展は難しいのでは無いか。

【市長】
・2月か3月に駅でビルオーナーと会話しているから信頼関係が無くなったとは考えていない。
・街の広場への建設、ポポロ案を白紙戻す件を含めて議論を重ねる事が大事だ。
・市民から良い施設を建設したと言われる事が責任の取り方と考える。

【佐藤ひさし議長】
・「何かいいだくなんべー」「はい、海老名議員」

【海老名市議】
・議長の素直な反応だと思う。市長は不思議な事を言う。
・議会は中心市街地の活性化をどうするかと考えてきた。図書館を建てるために議論してきた訳で無い。市長その点をどう考えるか。

【市長】
・(意味不明の答弁を指摘され)改めてお答えします
・中心市街地の活性化を考えています。

※昼食休憩

※続く

安部市政の隠蔽!!

kage

2012/05/17 (Thu)

【5/15議員全員協議会より】
今回の協議会の目的は、先に市長に求めた「今般の不祥事に対する①責任の所在と②責任の取り方③今後の政策立案過程の明示」に対する返答への質疑応答である。

冒頭市長より次のような釈明が為された。
①責任の所在:・借地借家法・テナントに対する認識の甘さ・立ち退き問題の議会報告が遅れた・建設地変更を議会と充分に調整しなかった責任は市長である私にある。
②責任の取り方:・市報に謝罪文を掲載する。・6月定例市議会で謝罪する。・市政の混乱を収束させ議会や市民の納得が得られる形で施設建設をする。
③今後の立案過程:議会に・詳しい資料の提示・報告の頻度を高める・検討委員会等へ議事録の提示を行う。

この市長釈明に老生は怒りがこみ上げ思わず「馬鹿野郎」と怒鳴るところであった。
①責任の所在:「立ち退き問題の議会報告が遅れた」とは何事か。報告したのは予算議決後の10日以上も後の事であり「遅れた」のでは無く「隠蔽」した事への責任であろう。
又用地変更案を議会に相談する事無く僅か4日間で作成し、議会調整を図ったが失敗したのだから「議会に相談しなかった事」への責任で有る。
②責任の取り方:責任を取ると言う事は自ら職を辞するか、損害を金銭で償う事であろう「済みませんと言って済むのなら警察はいらない」と俗っぽく叫びたい心境だ。
③今後の立案過程:詳しいウソ資料の報告頻度を高めたり、行政に都合の良い連中の意見を開示して何の意味があるというのだ。
当然議員から次のような厳しい質問が行われた。
【鈴木章郞市議】
・計画したポポロ館への建設が不可能となった時に生ずる損害は誰が負担するのか。
【市長】
・私が負担するに法的問題が有るか調べさせる。
【鈴木市議】
・市民に損害を負担させるべきでは無い。
・5/1酒井彰氏は「ポポロ館の土地建物を市に寄付する」と申し出たが市は「更地で寄付」との要望から「せめて解体費を市で持ってもらう条件」で進めた話と説明している。
しかし3/9の委員会議事録には土地鑑定士の評価額で合意したと記されている。
【我妻課長】
・当初はそのような話であったが「市が解体費を算定するのは難しい」ので土地の評価額として合意した。
【鈴木市議】
土地の購入価格の算定はビル解体費相当とするのが妥当では無いか。
【我妻課長】
・ビルは相手の所有物のため算定出来ない。よって土地鑑定価格として予算額を計上した。
【鈴木市議】
・土地価格について売り主買い主の合意は為されたのか。
【我妻課長】
・はっきりした合意は無い。土地評価額と解体費用の範囲で話し合いをする合意はしている。
【鈴木市議】
・金額のはっきりした合意の無い事とテナントとの問題が解決していない事を認識していながら予算計上したことに問題と責任が有る。6月定例議会で再度責任を追及する。

【木村芳浩市議】
・5/1のビル所有者説明によると二月中旬、当時の町田副市長よりビルオーナー宛てに「ポポロ館跡地への図書館建設の話は無かった事にしてほしい」との電話があったと言うが。
【我妻課長】
・テナントの立ち退き話が進展しない場合計画の見直しの可能性が有るとの意味であったと聞いている。
【木村市議】
・その時点で計画の見直しという認識があっての予算計上ですね。
【我妻課長】
・そのような状況が続けばという意味であり方向転換をしたという事では無い。
・2月下旬にテナント側からビル所有者へ交渉には応じるが明け渡しは難しいとの書簡が届いたのでポポロビルへの建設を切り替えたのでは無い。
【木村市議】
・市長の指示で副市長は電話したのか。
【市長】
・私の指示では無い。テナント立ち退きに頑張って交渉してほしいとの意味合いで電話したと解釈している
【木村市議】
・副市長の勝手な行動か。職権乱用では無いか。
・ビルオーナーはハッキリと「この話は無かった事にしてくれと電話が有った」と言っている。副市長の単独行動か再度確認する。
【市長】
・本日はお詫びの場で公開する場では無い。(議員よりブーイング有り、意味不明・支離滅裂の答弁が続く)
【木村市議】
・百条委員会を開き関係者の意見を聞き責任の所在をハッキリさせ減俸などの措置も必要である。そうしなければ前に進む事が出来ない。
【市長】
・減俸などの責任の取り方は職員に不祥事があった場合で今回の場合はなじまない。

※続く

日本人の精神の基礎は「武士道」にある。

kage

2012/05/16 (Wed)

 武士道の光り輝く最高の支柱である「義」、人の上に立つための「仁」、試練に耐えるための「名誉」 これらは強靭な精神力を生んだ武士道の本質である。

 老生は昨月に引きつづき開かれた市政協議会(全体会議)を傍聴して驚いた。 議会や市民に事実を隠蔽し続け24年度予算を通過させた安部市政の実態が浮き彫りになって来たからである。

 安部市長が長年にわたって市民に約束してきた「新図書館構想」であるが、現時点で図書館の実用性を考えたとき「あれば便利」だが、必ずしも図書館が新時代に必要とされるものだろうか、まして図書館の存在が町の活性に必ずしも役にたつものだろうかなどの議論はあったにせよ米沢市は図書館の建設に乗り出したものだ。

 ところが、当該ビルを米沢市に明け渡す時点でなっても、居酒屋「魚民」が立退きを拒んだことから、明け渡しを裁判に訴えるという結果となり「借地借家法」からすると問題が長期化するとの判断をした所有者は期限までビル解体が出来ないと契約破棄を市に伝えた。
 そこで市は、第二案をポポロ館西側のまちの広場と候補地を定めたが、市民の反対が多い事から、第三案はポポロ館紛争が8月末まで決着する事を願い「ポポロ館に戻す」、それでも駄目なら第四案として天満神社跡地の歴史公園とするなど右往左往の事態だ。

 15日の全体会議では議員より市長への厳しい責任追求が行われた。
市長はこれに哀れな訥弁(とつべん)を駆使してわけのわからない自己弁護を繰り返し、如何にして市長職に居座れるかだけの情けない市長の姿が印象に残る会議だった。

 安部三十郎には市政を運営する知恵も責任感もなく、「自由の風」を自分にだけ吹かせてご満悦のご仁に「こんなにも度量ない人間がいたのか」とあらためて知らされ、米沢市が滅びる前に日本人の規範としてきた「武士道」の精神を受け継ぐ新市長の誕生を願う思いを更に強くした会議傍聴感であった。

※次回は安部市政が隠蔽してきた実態をお伝えします。

夜郎自大両人の即刻引責辞任を求める

kage

2012/05/15 (Tue)

【以下は鈴木睦夫氏の了解を得て、米沢新聞5/15の意見広告を転載したものです】

意見広告 二

夜郎自大の両人には 即刻 引責辞任すべき自浄精神を求める。

 今、正に 米沢市長安部三十郎及び米沢市商工会議所会頭酒井彰両氏の、今日まで為した米沢市民性を冒涜する、不誠実で強引な行政運営や企業活動に鉄槌が下されようとしている。
二人の共謀性は既に、各々の己の行動が報道関係者によって白日の下に晒された。
市民はこの現実を直視し、温容な市民性或いは無関心、寛容さに託けて断じて見逃されるべきものではない。
司直の影、否 目覚めた市民の厳しい裁断が近づいていることを、両人はよくよく、肝に銘じて知るべきだろう。

 小生は、 先の市長選挙を通しても両人の行状の違法性を告発、刑事告発を準備している事を明らかにしてきた。
その責任において、事の顛末の行方を述べるものである。

 先ずは一番に、漸く事の本質に気付き、市議会で問題化して来た中心市街地活性化事業の一つ、「新図書館建設用地は何故ポボロ館跡地なのか。用地取得は寄付なのか買い上げか」。
そもそもの用地選定の理由、位置付けが基本計画には一言一句、一宇も書かれていない。  歴史公園用地についても同様の扱いである。
それらしき写真を載せ、民有地取得の利益誘導を図った為政者の稚拙な議会、市民対策である。

 行政計画における民有地への網掛けは先行取得が大原則であり、不正な疑惑を与えない為にも土地公社等を迂回させる手法がとられてきたものだ。
事の真相解明は市議会の百条委員会が為すべきことである。

 特に、歴史公園用地取得は社会福祉法人あづま会に違法な土地取引を強要して迄の買い上げ手法は異常としか言いようが無い。
挙句、松田俊春元理事長を放逐し、後釜に納まったのが酒井彰現理事長である。これはどう見ても、誰が見ても出来すぎではないのか。

 酒井彰ナウエルグループ社主の次なる野望が既に始まっていると取り沙汰され、県政を巻き込んだ土地転がしと箱物造りと言われている。
その舞台となるのが、総資産二十五億円と言われる「あづま会」の動向であり、監督する所轄庁である置賜総合支庁も黙認し、違法な土地取引の不正財務処理を問題なしとして看過したと言われているが、果たしてどうか、真なれば行政の違法幇助の誹りは免れまい。
とまれ、O建設を始めとして、正悪も解らぬ輩の糠喜びであってほしいものだ。

 宗教法人西條天満宮の氏子や近隣土地関係者には「あづま会」との売買契約であり、それが何も解らぬうちに米沢市の歴史公園用地となり、神社社殿や米沢城三の丸土塁跡といわれる石垣の残存には安部市長自ら陣頭指揮に立ったという。
それが一転して「まちの広場」に変更する計画案が、新年度予算が成立してから、舌の根も乾かぬ間の当局提案には開いた口が塞がらないとは当にこの事である。一億四千余万円の予算執行と社会福祉法人に罪を犯させてまで取得した歴史公園用地とは何であったのか。その意義も、位置付けも支離滅裂である。
中心市街地活性化事業そのものが絵に描いた餅で、砂上の楼閣であったことになる。

 二つには、中心市街地とはどう見ても言えぬ、塩井地区にある総合公園内に造成される人工芝サッカー場である。
先月27日には塩井地区、今月8日には春日、徳町地区の周辺住民の1、429世帯に周知、説明会を行ったが出席者はたったの8人だったと地元紙に載っていた。
22億5600万円の建設工事費をかけるにしては、J2リーグも開けない代物では何が中心市街地活性化事業と言えようか。
8億円の補助金ほしさに40億円の市債を増やしてどうする。
安部三十郎市長の行政執行は言語道断、全てが珍奇と断ぜざるを得ない。
この行政責任は同じく、米沢市議会、議員一人一人にも存していることを強く自覚し、安部市長と厳しく対峙することに、今こそ議会と議員の存在が問われている。

平成24年5月15日  相生町6-77  鈴 木 睦 夫

注 夜郎自大→自分の力量を知らずに仲間の中で威張っている者。

抜くか「伝家の宝刀」

kage

2012/05/12 (Sat)

 米沢新聞5/8コラム欄の締めくくり『抜くか「天下の宝刀」』という言い回しに大変興味を持った。

 コラムの要約は『安部市長の後援会が市政報告会を開くビラを配った。そこには新文化複合施設の建設が出来ない理由として、"テナントが立ち退かない"、"議会の了解が得られない"、とテナントと議会をやり玉に挙げている。立ち退きは民民の問題であり・・・議会開催は今月22日の話なのに後援会が動いたのは天下の宝刀を抜くと言う事か』という内容だ。

「天下の宝刀」の意は市長の議会解散権の行使と察するが、この件について述べてみたい。

 掲示板に市長リコールの書き込みも有るが、市長を失職させるには議会に於ける市長不信任議決という方法が有り①議員の3分の2以上の主席②出席議員の4分の3以上の賛成で成立する。 これで素直に市長が辞職すれば問題解決だが、この不信任議決に対抗する市長の権限に「議会解散」が有り逆に議員を失職させる事が出来る。これが市長の持つ「伝家の宝刀」で有る。

 即ち、市政報告会と称し早々と支援者への説明会を開いたのは、22日の臨時市議会で市長不信任案が可決される事を想定し、その場合には議会解散権を行使その後の市長選に備えた選挙事前運動では無いかとする米新の深読みで有る。

 民と民との立ち退き話に、事もあろうことかノコノコとアポ取りに出かけた脳天気な市長がそこまで読んでの行動とは思えぬが、市井の噂では今臨時市議会に市長不信任案が上程されるとの噂がある事から、選挙屋としてはなかなかの市長は或いはそこまで読んでの行動かもしれない。

 当会は「中心市街地活性化基本計画」の進め方に疑義有りと、捜査権を持つ百条委員会の設置を提案してきたが正に今その時期に有ると思う。しかしこの委員会を運営するには市議も相当のエネルギーを必要とする訳で現市議にそれを求めるのは酷なのかもしれない。 せめて今臨時市議会に市長不信任案が上程されん事を祈念する。

【注釈】
不信任議決の要件は次の2つである(地方自治法第178条第3項)。
1.議員数の3分の2以上の者が出席
2.出席議員の4分の3以上の者が賛成

不信任決議を受けた首長は、10日以内に議会を解散することができる(地方自治法第178条第1項後段)。解散しなければ10日が経過した時点で失職する(地方自治法第178条第2項)。
また、議会を解散した場合において、選挙後に開かれた議会で再び不信任決議案が提出された場合は出席議員の過半数の賛成で成立し、首長は議長から通知があった日において失職する(地方自治法第178条第2項・第3項)。 どちらの場合も失職した市長は再度市長選に立候補出来る。

【お知らせ】
新図書館計画の経緯についての審議会「全体会議」が5/15開催されます。
この場合の議員と当局とのやり取りは本議会とは異なり大変興味深いものが有りますので多数の市民が傍聴される事を望みます。
期日 5月15日(火)
場所 市役所東側入り口(議場の有る建物)から二階へ
時間 午前10時より
制約 入り口で名前を記入するだけで誰でも傍聴出来ます

安部三十郎の不可解

kage

2012/05/04 (Fri)

 詐欺とは主に金品を得る目的で人を騙す事で詐欺師はそれを行う人物である。
今般の図書館用地問題で市長の不可解な行動を検証してみる。

・平成21年:市長は国の補助金が利用できる事から、皆川球場脇地を含む「中心市街地活
 性化基本計画」を策定し、この広大な面積の中から一切比較検討する事無く「図書館建設
 の候補地はポポロ館跡地」と決定した。

・平成22年:市長はテナントである「魚民」とは、立ち退き交渉に問題の有る事を察知してい
 たが議会に報告をしなかった。

・平成23年:市長は「魚民」に立ち退きに協力してくれるよう文書を送付し、民民の問題に介
 入した。

・平成24年1月6日:市長は再度「魚民」に立ち退きに協力してくれるよう文書を送付した。

・平成24年2月27日:定例議会開会 ポポロ館跡地買い入れ予算計上
・平成24年3月23日:   〃  ポポロ館跡地買い入れ予算承認 閉会

・平成24年4月9日:、ショッピングビル㈱より「テナントとの交渉が進展せず法廷闘争となる
 ためポポロ館の取り壊しの目処がつかない」と連絡があった。

・平成24年4月16日:市長は代表者会(議員会派代表)で図書館用地をポポロ館からまちの
 広場に変更する説明を行った。

■以上の経緯から次の疑問が浮上する。

Ⅰ:テナント「魚民」とは2年前より立ち退き交渉に問題が有る事を認識しながら議会報告を
  しないばかりか質問に「問題ない」と答え続けてきたのは何故か。

Ⅱ:今年1月「魚民」に立ち退き協力要請の手紙を出し、事態は1ヶ月で好転しない事は充分
  予測出来たにも関わらず2月の本会議でポポロ館跡地買上を上程したのは何故か。

Ⅲ:「ポポロ館の取り壊しの目処がつかない」と連絡があったのは4月9日、代表者会が16
  日、14日15日は休日であるから僅か中4日間で用地変更案が作成出来たのは何故か。

■以上の疑問に老生は以下のように推察する。

  鈴木章郞議員の議会質問「図書館用地が何故ポポロ館跡地なのか」との問いに山口部長は「ポポロビルの所有者より協力の申し出を頂いたから」(5/1市議会だより参照)と答弁した。

  この「協力する」との文言の真意を「ポポロ館跡地を市が買い上げてくれるなら、次期市長選は協力する」と商工会議所会頭酒井彰氏より持ちかけられ、市長がそれに応じたと仮定するなら全ての疑問は雲散霧消するのである。

  即ち、三選を目指す安部三十郎はこれまで取り込めなかった業界の票を期待出来る事からこの密約に応じた。

  図書館候補地として問題が有るポポロ館跡地でも他の候補地を検討する事無く、選挙戦が終わるまではと「魚民」問題を議会に報告する事無く、ひた隠しに隠してきた。

 今年1月、「魚民」が予定期日まで立ち退くのは殆ど不可能と推察出来たが、23年度最後の定例議会で予算を獲得しなければ来年度の図書館建設着工は間に合わず、国の助成金の対象から外される恐れが有る事から強引に予算を獲得し、その後に用地変更及び修正案で議会承認を目論んだ。

  3年間も市民を巻き込み、検討してきた図書館計画を誰に相談する事も無く、僅か4日間で用地変更案が作成出来たのも「魚民」との交渉が決裂する事を想定し、以前より密かに策を練ってきたからであろう。

  常識的に考え、2年間も難航している立ち退き話が1ヶ月で解決する可能性が無い事は如何に脳天気な市長でも認識していたはずで有る。
にも関わらず、問題無いとして議会に上程し2億7千万弱の予算を獲得したのは正に詐欺行為に等しい。
加えて、酒井氏との密約が有ったとするなら利益誘導罪の実刑に値する。

  そんな安部市長が各地で説明会を開き市民の理解を求めるのだというが、そのお先棒を担ぐのが「みんなの会」会長、斉藤喜一である。
 斉藤喜一は不動産業を営んでいるが取引に際し「重要時効説明書」に虚偽の接道幅を記載し、土地購入者の苦情に対し「文句が有るなら裁判でもどうぞ」と開き直った詐欺師で有る。

  議員団よ、図書館用地問題で違法行為が疑われ、且つ歴史公園用地買い入れでは正に違法行為を犯している安部市長を「百条委員会」で糾弾すべきではないか。
若しも22日の臨時議会で修正案を承認するようで有れば議員の存在価値は無い。

  犬も食わない夫婦喧嘩に、あれほどの熱意を見せた議会である。
議会無視という民主主義を根幹から揺るがす大問題を起こした安部三十郎市長へはそれ以上の情熱を持って臨むべし。