近藤洋介氏の発言に疑問あり?

2009/04/16 (Thu)
県知事戦の最中に、吉村候補運動員からと恩われる差出人名のない投書が本会事務所に入ってきた。内容は 「自民党候補にたいする民社党推薦候補であるならば、民社党県連会長である近藤氏を中心とした一糸乱れぬ団結による選挙対応であるのが筋であるが、肝心の近藤会長の態度にいらだちをおぼえるものである。聞くところによると自民党支持者からも衆議院選挙時に票をいただく予定もあるので結果として表だっては吉村候補を応援はしたくない腹のようだ。」と、今選挙の民社党県連会長である近藤洋介氏の選挙に対するあいまいな態度についてである。
近藤氏は選挙で勝利しない、いうなれば「衆議院議員といえども民主党からの比例で当選したいわば半人前の議員である」
さて今期の選挙では強敵遠藤の引退で当選が目に見えているのは確かのようだ。しかし、自民党は黙っているわけではあるまいから油断は禁物であることには違いない。
巷間の噂では、近藤が当選すれ自民党に鞍替えするのではあるまいかと疑念をもっている人たちが増えている。
その理由たるや自民党が仕掛けたのであろう「民主党党首小沢秘書の逮捕」に関するダーテイなマスコミ操作によって、いちやく民主党が汚名を被されることになった。
以前には自民党橋本党首が歯科医師会から贈られた小切手1億円の授受について立合人すべてが「記憶にございません」とトボケてチャラにされた事件があった。国民は決して忘れていない権力者の猿知恵になるコズルさである。
さて、政権交替に意欲を燃やす今期選挙に自民党側が仕掛けたであろうと思われる小沢党首の秘書の逮捕によって、民主党にダーテイ疑惑報道操作がイメージをダウンさせ党は騒然となった。
そこで小沢党首の疑惑をさらに強調するかのような質問が党内から浴びせられた。質問者は2名、その一人が近藤洋介氏であった。 テレビで拝見して近藤氏に疑惑を感じたのは老生ひとりではなかったようだ。
近藤氏の質問に「8割の人が疑惑を感じている」というくだりには常識を逸脱した発言とみた。8割りの疑惑とは何事ぞ。その数字の根拠は何処から算出した数字であるか?一人前の議員でもなく民主党に拾われた議員ではないか?所属する党が突然の仕掛けに困窮している最中になんたる不埒な質問ぞ!
ここで読めたことは当選した暁には自民党に鞍替えするのではあるまいか?との疑惑が選挙民に広がっているのではあるまいか?先の県知事の選挙にたいするあいまいな態度で応援者をやきもきさせていた態度と今回の小沢批判は政給家のすることではあるまい。
ある選挙民は「わが社は近藤支持を断念した」と語る。きたる選挙は必ずしも近藤民主党に追い風は吹くまい。 吉村県知事当選は近藤氏の力にあらず選挙母体一丸となっての見事な勝利といえよう。

| HOME |