おきたまユニオン労働組合が起こした市政に対するゴリ押しか?

2008/03/29 (Sat)
安部市長:「米沢市では嘱託職員の任期は最長5年間としている。したがって本年度で嘱託職員の任期は切れるもので、任期満了と同時に解雇する」
ユニオン:
「特殊な業務については5年を超えて再任用できるとする市の内規があり、実際には7年間勤務し月額報酬1万円を加算された嘱託職員もいる」「市長命令によって一方的に解雇通告し、団体交渉も打ち切ったのは労働規約に反する」
さて、この珍事を考えてみるとNHKの報道ですら、市民に不可解な問題として伝えていた。
当該の問題提起本人は市立図書館に嘱託職員として「郷土資料室」で資料の整理などしていた女性職員だが、単独で加盟できる「おきたまユニオン労働組合」の組合員であったことから始まっている。
組合側にとっては「タナボタ的な抗争」と映ったものであろう。
まず、当該女性は、 「職務に興味がある」として嘱託職員 になった経過がある。その時には「嘱託職員の任期は最長5年である」ことを承知した上で採用されたことは申すまでもないだろう。
当該女性にとってよほど居心地がよかった職場であったろう。が、任期の残りが迫っている。そこで「おきたまユニオン労働組合」に救いを求めた結果、このような抗争が起きる原因となったものであろうと推察できるものだ。
報道によるユニオン側の言い分は、
「桝田教育長はユニオンの団体交渉を受けた際に2008年度1年間は嘱託として任用し、2009年度以降は協議する」と「1年間は任用する」とした教育長の決定を、安部市長によって覆されたとある。
これに対して安部市長は、
「労組の言っている内容は一方的で教育長に事実を確認しないと何もコメ ントできない」
当該女性職員は、
「郷土資料調査整理は必要だから作られた部署で、そのために図書館司書の資格も取得した。私たちは物ではない」
と不満を唱えている。
ここに問題が二つ考えられる。
一つは、米沢市の嘱託職員の最長任用期間が5年と定めてあるならば、教育長も組合側も女性職員も厳守すべき事項であることは明白なことである。
過去に7年間も任用された事実もあるからとして身分保全の提訴を起こす当該女性職員とそれを支援する労組の規律に関した提訴はおかしい。
又、図書館司書の資格取得を任期延長の理由に掲げているが嘱託職員の仕事を任用中、全うするために図書館司書の資格取得することは職務に対する努力行為であろうから、図書館司書の資格を取ったことを云々することはあたらない。
ましてその資格は永久に本人のものであるからだ。本来ならばその資格を生かした職場を探すべきであったと考えられる。
二つ目の問題は、安部市長が介入し教育長の判断を覆したかという点である。
教育委員会は市行政から独立した機関である故、市長といえども教育委員会の結論を覆すことは出来ない。 よって安部市長の越権行為であるか否かである。
当会は事の真意を教育委員会に質した。
二日に渡り桝田教育長と連絡を取ったが出張とのことで直接話すことは出来なかったが、教育委員会の総務部複数の職員は「組合の団交を受けた席上で1年間の任用を認めようと組合側に返答した事実はない」と断言してはばからない。
これを信用すれば安部市長の指示によって覆されたという「再度任用事件」はユニオン労組の市政に対するいわれのないゴリ押しであるが。

南陽市の市議会選挙後に再燃してきた黒い噂の真実は?

2008/03/26 (Wed)
南陽市民の間で過去に起こった某青年の自殺をめぐって不穏な噂が再燃している。今回の市議選でトップ当選を果たした「遠藤栄吉市議」にまつわる黒い噂である。老生に届いたくらいであるから町中はすごい噂となっているのであろう。
昨日も書いたが遠藤市議は荒井元市長の一の子分関係にあるという。遡れば前回の南陽市長選挙時のことである。
万全の態勢で望んでいた荒井元市長は万が一にも「塩田ごときに遅れをとることはない」として古参市議渡部たかし氏を選挙参謀に向え、陣を構えていたことは事実だった。
問題は選挙の枠組みにあった。破産したが当時南陽水道組合長をしていた後藤設備と縁戚関係にあった遠藤市議が、木村水道の息子が天敵候補塩田事務所に出入りしていることを知り、「手前の会社を潰してやるッ!」と脅しあげたのだ。
木村水道は現在南陽市の水道組合長をしているが、脅かされた木村水道の息子が気を病んだすえ自殺に追い込まれるという不祥事が南陽市長選挙中に起きていたのだ。
市井の噂は噂を呼んで「木村の息子の自殺は遠藤栄吉に脅かされたことが原因だッ!」と町中に広がっていった。
ところがあろうことかこの度の選挙でトップ当選の市議に再選されたのに町中が驚いたというわけだ。無論、木村水道の息子の死因について南陽署が動いたわけではなかった。
南陽署の言い分は「明らかに自殺だとわかっている場合、警察は介入しない建前だ」と動かなかった。
それが今回の市議選後になって遠藤市議がトップ当選だと知った市井の人たちの間に憤懣やるかたないこととして噂が再燃してきたというわけだ。
なるほど選挙中に怪文書が撒かれ、有権者の間では「遠藤落選」が合い言葉であったようだ。
昨日も書いたが遠藤は荒井元市長の塩田に向けた怨念とばかり「塩田ごとき者に変わって次期南陽市長はオレがやるのだッ!」と豪語してはばからない市議選だったという。
彼を知る市民は「強引な集票活動や遠藤候補を取り巻く愚連隊まがいの運動員と彼が支持する近藤洋介の応援を受けて当選したものだ」と彼の当選を憎々し気にしている地元宮内の有権者の声もある。
トップ当選を果たした遠藤氏は噂通りの黒い候補者であったのであろうか。
一方ではチンピラ市議といわれ、ゴルフ三味の市議、元市長荒井の一の子分という立場から塩田現市長の跡目はオレだとする傲慢な態度からして「木村水道の息子を自殺にまで追い込んだ脅しとはどんなものであったろうか」と今になって再燃するわけは遠藤氏と市民たちとの間に前回市長選挙の怨念が色濃く残されているのであろうか。
昨年暮れに壮絶な自殺を遂げた市職員については市民は現在副市長の要職におさまっている柴田氏の永年にわたる執務上のイジメが取り沙汰されている。
奇妙奇天烈な町のようであるが、真実は不明なことばかり。
南陽市の共同浴場は2億6千万円で山形銀行移転跡地に地元松田組の発注となったが、これについても「暫定ガソリン税」で賄われるのではあるまいかと市民の間では疑念が姦しいのだ。
「ぶどうの産地」として名高い南陽市政の裏で囁かれている市長がらみの疑念は消えることはないのだ。
市議当選11回という市民にとっては蛇蝎のごとく嫌われている市議もいて、それを当選させる不可解な南陽市である。
市長の独裁市政による市政運営のめずらしい町である。
これ以上、南陽市の恥部を全国展開する前に市民の立ちあがりによって市政刷新は不可能であるか。
倫理感を失った市政は滅びの市政をとめどなく転がりつづけるものだ。

南陽市は市議改選によって行政の蘇生は出来るのか?

2008/03/25 (Tue)
どこの選挙にもいえることだが、選挙時の候補者は「出来る」「出来ない」の別なく「明日からでも市民本位の町づくり」が可能な公約をもって選挙戦に望むもののようだ。選挙戦時の公約は守られないことを選挙民は承知しているから、公約を信じて投票することはしないものだ。
ましてド田舎の体裁上の選挙選であれば公約は無に等しいものだ。が、中には公約を基本理念とした投票行動を起こす選挙民がいることも候補者は忘れてはならない。
南陽市政の恥部はなによりも問題の官製談合による行政腐敗を筆頭にしながら何の解決策ももたずに、ナント市発注工事に関する入札業者選定に対し市は新たな選定基準を決めたことだ。
業者選定基準として打ち出した条件は「市幹部による主観的なヒアリングをもって選定する」という市政権力を剥出しにした公正さに欠けた選定方式が実施されることになる。
これを独裁市政と呼ばずナント呼ぶ。独裁といえばヒットラー・スターリンに代表されるものだが、南陽市政の時代錯誤感はあまりにも哀れだ。
選挙中、南陽市民の間に流れた「怪文書」が老生の手元に届いた。要約するとこの度の選挙でトップ当選を果たした遠藤栄吉市議についてである。
まず「市議とは市民の範となり、市民のために活動すべきところ、遠藤市議は高級車を乗り回しゴルフ三昧の人物である。喫煙禁止場所であろうとなかろうとおかまいなし。
取り巻きは町のチンピラ供であり、ゴルフコンペは建設会社を集め、きわどい話は数々ある市議で当選させてはにらない人物だという怪文書は伝えている。
さて、遠藤市議は元市長荒井の一番の子分であり、塩田市長を落とし「次期市長はオレだ」とアラバンの怨念を晴らすべく豪語する人間だとは町民の噂だ。
ご本人の選挙公約は「豊かで活力あるまち」であり「人間味あふれる健康で心のかようみち」である。お題目は結構だが市民から怪文書が流されるようでは手前の公約とは一体何んぞや?
落選した小林前議員は「官製談合で議会を追求した議員だ」が惜しむらくは議会での追求を途中で頓挫した議員である。
追求の矛先をだらしなくやめた理由の裏に荒井元市長と松田組の命による渡部たかし古参議員の名前がウロチョロしている。
こうしてみると南陽市の蘇生を期待するのは無駄な努力だとも思えるのだが、今回新任された市議らが、どれだけ団結力をもった市議であるか? そして返す刀で「市政の浄化作用が出来るか否や」ド田舎の市政と市議会に起こりえる南陽市の恥部を叩き直すことが出来るか否や?だ。
議員には有権者から付託された責任というものがある。政治には倫理感を失っては市議の資格はない。市議であるまえに男子であり人物であらねばなるまい。
2億6千万の巨費を投じて建設される「温泉共同浴場」を落札したのは町随一の松田組であることにも不純さが匂う。
松田組以外に競争入札者のいない町の事情がある。ここいらに行政との灰色の癒着が匂うものだ。
松田組は額賀元防衛庁長官時に某代議士を通じて取り入り料亭で酒宴を演じた地元会社だ。
そのつてを頼り守屋元次官を使って仙台地区の防衛庁施設の指名業者に組み入れられたという事実があり、守屋との醜聞が疑われた地元建設会社だ。が、市政に対する影響力が多く、議員たち走り使いで市政だけでなく議会すらも骨抜きにする凄腕で、地元のフィクサーとして君臨していることを知らない市民はいないのだが。

南陽市民からの問い掛け

2008/03/15 (Sat)
「上から何行目の文字はなんと読むのか、そしてどんな意味であるか」との問合わせに「蛇蝎はダカツと読み、蛇や蠍(さそり)のように人が嫌がる動物を二つならべて表現した言葉で、最も嫌われている存在の人のことを形容する言葉だ」と返答した。ついでに蛇蝎唐津という焼き物では、ジャカツ唐津と読ませ上ぐすりを蛇のうろこ状に表現した焼き物があることは知っている。
地域集団の中には蛇蝎のごとく嫌われている人というものはいるもので伝え聞くところでは、南陽市には渡部市会議員(いろは屋)や柴田副市長らの名前が知られているようだ。
大人社会でも「イジメ」はみられるが、社会的な問題になっているのが「学校でのイジメ」だ。
特定の子供を選び出し集団で精神的に、ある場合は暴力を使ってリンチにかけるのだが、「子供社会」の問題とは考えにくいものだ。
昔の子供社会にも、もちろんイジメはあったが、ほとんどの場合止める子供がいたり、大ケンカになったりして決着がついたものだ。
イジメに追いつめられ自殺する子供もいるが自殺は昔、大人の世界のみに存在した現象で、子供の世界にはなかったことだ。
徒党を組んで他人をリンチにかけるというのも、大人の世界にあった話で子供の世界のものではない。イジメの方法も、一筋縄でいかないような陰湿な工夫がこらされているようだ。
これなどは、旧日本軍内務班での陰湿なリンチを想像させる。野間宏氏の書いた「真空地帯」があちこちの学校で現されているわけで、大人の世界の、しかも最も卑劣な行為が子供の時代から始まっていることになる。
こんな悲惨な話は別にしても、子供たちはテレビやマイコンで夢中になって家の外へ出たがらなくなってきた。
家の外へ出たがらず、中で楽しみを見つけようという日常行動は大人のあるいは年寄りの特徴であっても、子供のそれではない。
よく引き合いに出される例だが、学校が子供たちを旅行に連れて行くとバスの中では寝っぱなし、風景を観たり説明も聞いたりせず、部屋でトランプなどしたがるという。これなどは会社の慰安旅行で旅館に着くやいなや麻雀の卓を囲むのと少しも違わない。
最近子供に生活習慣病が増えていることは、良く知られるようになり高血圧・胃潰瘍・糖尿病などが多いという。
「生活習慣病」は以前「成人病」と言われ、中年期から進行していくので早めに対策をと言う意味で名づけたというが、子供たちに老人病が増えていることになる。
肥満や進学競争のストレスが原因だと指摘されているが、子供のうちから老化が始まっているのだ。
転ぶとすぐに骨折する子も多いようだ。転ぶと骨を折るというのも老人の特徴で子供の特徴ではない。
昔はと言うと漠然とするが、戦後間もなく肥満児というのはほとんどいなかった。
肥満児が増えはじめたのは、朝鮮戦争で日本経済が息を吹き返し成長期に向っていたころからだ。
豊かさが、子供たちを大人に向けて加速させた結果だといえるだろう。子供たちの老化現象を生物学的な側面だけでとらえるのは気の毒だから、精神面ではどうなる。
学校での「イジメ」が急速に進んだ子供たちの老化現象であるや否や。
蛇蝎な人間とは、子供も同様に社会に順応できず老化現象に苛まれている人たちのことをいうのではあるまいか。

世界的な水不足が原因で、野菜・穀物・食料飢饉は目の前に迫っている!

2008/03/13 (Thu)
豊穣な社会が一変して「世界的な水不足による食料飢饉」が目前に迫っているという報道に接した。「中国ギョーザ」が問題になったわが國では一斉に中国食品の拒否反応が広がり、中國側の主要国向け輸出検査が強化されて、野菜不足が暫時発生することがわかっている。
野菜不足が暫時ならばわが國の消費者が助かるであろうが、不足期間が暫時であろうか。 中国の日本に対する報復手段はないのであろうか。政府の外交に任せておいて良いのだろうか。
63年前、敗戦によって総国民が飢餓状態に瀕したことは忘れないとしても団塊の世代にはその経験が希薄である。
野菜、穀物不足の原因は「世界的な水不足が原因」だという。言われてみれば穀物・野菜を生育させるには「水」が不可欠であることに気がつかされた。
豊富な水資源に恵まれて育った老生らである。まさか「水資源の枯渇によって食料飢饉が目の前に迫っている」とは思い至らなかったものである。
地球の青さは海水によるもので、淡水の割合は海水に比して取るに足らない微量なものであることも知らされた。
水資源に限りあるとはいえ、わが國は稲作国家であり農産業を一次産業とされてきた。が、敗戦を契機として農産業立国は国策によって、農産物輸入国となってしまった。
「作る農業より買い入れる農作物の方が安い」を合い言葉に国民の意識は国産農作物から離れる結果となった。が、近年では中国の農薬汚染被害から避けるようにして地元の新鮮野菜に目を向ける傾向になってきたものの、中国野菜の安価さに目を逸らしたわけではない。
ここにきて中国食品に寄せる国民の関心事が中国否定ともなれば、中国側もそのプライドから日本への輸出に手ごころを加えてくるかも知れない。
そうなれば日本の食料危機が始まるのは必至となる。食料自給率39%といわれるわが國である。地下資源も輝く地上で産する食料政策の大失政がわが國の奢りを露呈する証左ではあるまいか。
自動車や弱電産業がわが國の財政を豊かにする産業であったとしても、国家の基本は国民の食料自給率が100%であることに帰する。
「食わねど武士の高揚子」の時代はとうに過ぎた。まず「食足りて礼節を知る」の時代である。 「食足りて食料放棄の現代」は夢また夢の幻の時代となるであろう。
63年前の東京大空襲で無差別爆撃によって10万人の日本人が殺され、広島、長崎では数知れぬ大量虐殺が戦勝國アメリカによって行なわれた。が、飢えにあえぐ日本国民は米軍兵士がもつチョコレートやチューインガムに群がり、駐屯地の日本人ボーイたちに憧れをもった。
脱脂ミルクとコッペパンの給食は日本人の米食離れを即し、政府の食料増産計画は頓挫する。 そして日本人は再び食料不足から食料危機を向えようとしている。
夜中に見た恐ろしい番組だった。が、冷静に考えてみれば「水の枯渇」によって作物どころか生物の命運も断たれようとしているのだ。
水不足が心配される北京オリンピックどころではない。せめて時代は海水を真水に変える時代となったのではあるまいか。

なぜ最高裁判所の判定まで必要とするのであるか?

2008/03/12 (Wed)
結論を最高裁判所の判断に求める訴訟までになった南陽市土地公社が造成した工業団地問題。事件を追うほどに疑問が高まるのが、造成を決定した当時のアラバン市長と造成を請け負った同市の松田組が表舞台に出てこない不思議さだ。
平成12年、当該工業用地を取得した地元建設会社が、同地に工場建設を試み、基礎工事を依頼された建設会社が掘削した時点で当該産業廃棄物が大量に埋設された用地であることが買主から指摘されたことが原因の端緒である。
だとすると、工業団地として売り出した当時の市長らと造成を請け負った松田組の工業団地造成過程を説明させなかったことに紛争を長引かせる現況となっているのではあるまいか。
当該土地所有者は造成責任者と松田組に対して二度にわたる内容証明で現場を検分するよう催告したが、いずれも受け取り拒否にあっている。
調べてみると、土地公社側は言を左右にして造成に問題はなかったとして当該会社側の掘削現場に公社職員は一度立ち合っただけで二度と顔を出すことはなかったようだ。
一審では裁判官をはじめとする書記官ら総勢10名ほどが現地掘削現場に訪れ検分し結果として確実に廃棄物埋設の事実を容認した事実があった。 無論、造成した松田組からの現場説明はおろか立ち合うことさえなかったのである。
本会はそこで当該団地をめぐる以上のような関係者の立ち合いの少ない争点とは一体なんであろうかと疑問をもった。
事実、南陽警察署は捜査に入り、関係者4名(アラバン市長・松田組社長・高山土地簾発理事長・大沼事務局長)を検察に書類送検した。だが、検察は時効を理由に不起訴処分としたが、それだけ事前の抗争に時間を要したことになるのだ。
一審では2,150万円の損害賠償を土地開発公社側に命じたが、塩田市長らの反対で和解に至らず、双方ともに二審に向けて控訴するに至ったものである。 本会は二審の判決にどうも不可解な点が残るように感じた。
産業廃棄物の埋設が確認され、廃棄物の処分を起訴工事担当者が70万円の公社側の公費で処理した事実があり、この事実を公社側が認めていて廃棄物の埋設の事実を認めようとしないのはなぜだ?
公社側が依頼した東京の調査会社「東京ジオ・システム」に調査させた結果「調査内容の明らかな捏造」による調査報告書を二審では採用したのだ。
調査報告を捏造とみた当該建設会社は、ジオ・システムがボーリングした箇所から30センチ離れた場所を改めてボーリングしてわかったことは、ボーリングによって円柱形の形で出てくるべき固形を粉砕し色づけするなどして廃棄物を捏造し、しかもN値(土地の強度)の指数を3のところを10にあげた報告をしていたのである。
行政とはかくも不始末を隠蔽するために一般社会通念に反した行為を繰り返すものであるか。
南陽市の大型物件を独占できる立場にある松田組の横暴が南陽市政と癒着しながら、裁判を入ごとのようにしてながめていられるものか。
造成者の責任はどこにあるというのだ。 松田組と行政の癒着、それを取り持つ渡部議員の結びつきが南陽市を崩落させるのだ。

底知れぬ南陽市政の汚濁と塩田独走態勢の夜明前

2008/03/11 (Tue)
山形新聞2月1日の報道に仰天した。南陽塩田市長は2008~09年度の建設工事競争入札参加資格審査において、総合評価値に加えて「主観点」を新に導入することに決めた。
審査対象になる主観点とは「子育て支援企業」や「ボランテァ活動」に取り組んでいる企業に加点して指名格付を行なうことにした。
ボランテァ・地産地消の加算点の条件とは
①市道・公園などの清掃を実施しているか否や。
②地区行事や公民館行事に協力しているか否や。
③老人世帯除雪や雪下ろしを実施しているか否や。
④資材の調達や下請け業者の選定は地元優先であるか否や。
など9項目である。
さらに各企業が過去3年間に手掛けた市発注工事の施工状況を評価して加点減点をする。
一方では、過去3年間に指名停止を受けた場合、07年度法令違反や工事トラブルがあった場合、記入を求めて減点対象とする。
08~09年度の入札参加資格申請は2月1日~同月29日まで。
[主観点評価]シートを提出し市内企業に対しては「市建設課」が「ヒァりング」などで事実確認の上で加点・減点を行なう。と、ある。
以上の競争入札参加資格選定は「官の独裁に通じる」危険性が大なる可能性を帯びてきたと考えられるものといえよう。
一面では結構毛だらけの「競争入札者選定」のように映るが、選定者の主観導入が問題となってくる。
選定の対象となる「子育て支援企業やボランテァ、地産地消」に積極的な取り組み姿勢が企業側にあるや、その判定の困難さは行政感覚でなしえることなのか。
子育て支援企業とは?、町のボランテァ活動や地産地消とは?いかなる活動をもって入札適合企業とするものか。
行政は企業に向って「雛型」を示す作業が必要となってくるのは常識論であろう。
巷の噂では地元企業の「白鷹コンクリートの材料」を使えということであるか?だとすると塩田市長がやっている企業の部材を積極的に工事に使用しろということにはならないか?
まず、南陽市発注の工事に参加するには「塩田市長」を始め「柴田副市長」らの覚えをめでたくする必要があり、渡部(いろはや)議員らの顔色を常に伺う企業が続出してくるのが当然となる。
止まれ!南陽市政が行政に従う企業にアメをやり、行政批判をする企業には徹頭徹尾、仕事は発注しないということであるか。
現在、塩田市長は町の土建会社と個人的な私有地争いをして抗争中である。
当然入札制度から当該土建屋を除外できるよう一工区5千万円を二工区合体して1億円の工事にする(1億円以上の工事競争入札該当企業は南陽市では松田組一社だけに限定されている)、こうした行為は南陽市政にとって朝飯前の手口なのであろうが市民はなぜか声も立てないでいるのだ。
このような不甲斐なき市民性はどうしたことであろう。

置広余熱利用建設の風説から ②

2008/03/09 (Sun)
「夕クマとの約束は生きている」として、その筋の思惑が交差しているようだが、それを知ってか知らず高畠町の住民団体「高畠の誇れる未来をつくる会」代表武島知一会長が安部理事長・寒河江高畠町長らに意見書を出したことが報道されている。理事長の安部米沢市長は「新たな調査研究はしない」として事業の見直しをしないと宣言、常に「優柔不断」「責任回避」的行動をしてきた安部三十郎理事長が、本件に関するかぎり人間の脱皮を思わせるような決断である。
これには裏事情があるらしいと巷間に風評が流れている。前段につづいて②の項に移る。
流れている風評は「安部市長の大差での二期就任」問題が重なってくる。
市政能力に乏しいと評判の高い安部三十郎が「あれだけの大差をつけて当選」するなど常識ある市民の開票予想にはないからだ。
良識ある市民の多くのは大差に呆れて、仕掛人の掘出し中で「ある疑惑」を感じ取っていた。
市民の噂は「創価学会票」をまとめたのは誰だ? 伯父の後藤源県会議員には荷が重過ぎる。だとすると噂は常識的に遠藤武彦代議士ではあるまいかという疑念だ。
事情通はいう。高橋元市長と犬猿の仲であった遠藤武彦議員としては、高橋元市長の院政で市長継承を大久保氏に任せる。
その計画阻止のために反大久保を表明し安部支持に鞍替えした遠藤は、子分の野村が病で立候補を断念している最中だったから安部支持に回ったものであろう。
安部は常に「遠藤先生のお陰で当選させていただいた」と口にしているから、よほど遠藤に有難味を感じているのだろうが、遠藤が市政運営能力に疑問を持ちながら安部支援にまわった裏には疑惑があった。
今般の「余熱利用」施設の実現だろうと大方の意見が一致している。
何はともあれ工事会社は裏金を生む。これが施設建設を急ぐ理由だと納得する。
高橋元市長との命脈で工事はタクマとの随意契約がなされていたが、安部はこのあたりの整理をどう裁くつもりであろうか。
施設ができたとしても施設までの「アクセス道路の建設と施設の建設費と維持費用」は置広から各市町に分担金が課せられてくるのは常識だが、かぎりなく疲弊する現況では「財政破綻を心配して」実施方に二の足をふんでいるのがいるのが実情のようだ。
高畠町の住民で組織している「誇れる未来をつくる会」の提唱はどこから考慮しても正解であり、安部理事長の「早急に取り組むべき問題」ではないし「新たな調査研究はしない」という性急な態度はあらぬ風評となる。
なぜ急ぐ安部理事長 そのわけとは?施設が置賜地方住民の財政負担とはなれ、益はないのだ。健康ランドは民間に任せるべきがスジでないか。

泥沼の形相を見せる南陽市西工業団地・市職員に損害賠償請求!

2008/03/08 (Sat)
知りうる立場にある公務員が犯してならないものに「守秘義務」がある。過去には米沢市の税務課職員が滞納市議員の名簿を朝日新聞社に漏洩した事件があって漏洩職員の洗い出しをすることもなく、事件は市行政によって隠蔽ざれ漏洩職員と思われる人物は現在も市長らの庇護の元でぬくぬくと勤務している。
さて、南陽市収納課職員があろうことか、現在、土地公社と抗争中の当該建設会社の税務内容を、建設会社のメーンバンクである山形銀行宮内支店に出掛け「固定資産税滞納」の開陳をしていた事実があった。
職員名は当時収納課長の職にあった「須藤公一」と同係長「相沢和吉」の両名の行為が山形銀行職員の供述で明らかになっている。しかも両名は法廷で「そのような行為はしていない」と偽証していたのである。
当時の南陽市政は「行政に楯突くヤマキチを潰せッ!」市役所あげての大合唱の一環として収納課職員が行なった公務員として犯してならない個人情報の漏洩であった。
申すまでもなく事業主にとって、生殺与奪の権をもつメーンバンクヘの財務開示でありそれによって銀行の取引きの円滑化にヒビが入る要因となってしまった。
法廷闘争も佳境に入り最高裁判所での判断に委ねられることになった南陽市工業団地係争事件、建設会社側は市職員2名に対して損害賠償の訴訟を起こすことを両名に通達した。
これに対して両名は「損害賠償については、仙台高裁判決のとおり、当方に支払い義務がない」として、同趣旨の文書の送付は行なわないでください」と建設会社側に通知している。
両公務員の公務員法違反行為は、銀行職員によって明らかにされたもので、検察側は起訴猶予として扱っていた関係から会社側の両名に対する損害賠償とは別のものであろう。
知り得る職務上の守秘義務のある個人情報を上司の命とはいえ他に開示した罪はどうなるのであるか。
こうした公務員の不穏な行為がまかりとおる時代ではないはずだが。
問題は産業廃棄物埋没疑惑による行政側との抗争と、原告側にとって明ちかに不利になると思われる行為を、被告側の行政職員として「上司からの命令」であったとしても悪意ある行為だと捉えられても仕方のないことである。
両名の行為によって建設会社は銀行融資にヒビが入り、融資残高の引き上げに曝され、企業の命脈が断たれるという企業の殺人ともいうべき結果を醸し出したのだ。
企業にとってこれらの被害は大なるものである。そのことを考慮せずに行動を起こした両名は「市政トップの大合唱」のためには貢献したであろうが、ために企業が受けた被害には大なるものがあるといえよう。 公務員の出世主義からなした行為であろうが一般社会に波及する波紋の大なることを考えてみるがいい。

再び南陽市政腐敗の現況を追跡する!

2008/03/07 (Fri)
本会ブログのアクセス数が38万5千件を超えた。驚異的な数だとの評価も受け責任の重さを認識しているところに南陽市からの電話が入ってきた。無論、匿名希望者だが南陽市政に明るい人物からのようだ。匿名氏の言葉を引用すれば「問題の産業廃棄物埋没西工業団地抗争」について、一審判決後に柴田公社理事長が和解に応じようとして相手建設業者から「和解承諾書」を取り付け、一方的に理事会の否決を理由に和解を反古にし、二審に抗争が持ち込まれた件は意外にも「いろは屋発言」から「塩田市長」の職務権限の行使であったことが、匿名氏の文言によって辻棲が合うことが明確になってきた。
アラバン元市長のよもやの落選によって、新塩田市長が登場したのがつい昨年のことである。当時市会議長の席にあった塩田氏は落選覚悟の立候補であったが、タナボタ式に新市長として当選した。
しかし、行政経験のなさと公約した報酬半額がネックとなって副市長の任命者を市役所内部から探しだすことが難しい情況にあった。
そこで市職員時代から不穏な問題を醸し出していた元職員OBの柴田副市長の専任案が塩田市長から議会に提出された。が、この案件に対して議会が揉めにもめ、採決の結果は五分と五分に議会は真っ二つに割れ議長採決によって採択となった経過があった。
そこから塩田市長とタナボタ副市長との権力関係が生じる結果となっていったというものであった。
そこで塩田市長は柴田公社理事長に対して「和解破棄」を命じたのだというのだ。塩田市長は柴田公社理事長に向って「おれが命令権者だ。お前の判断で和解するなど勝手に決めるなッ!」このような文言で柴田副市長を叱り付けたという経過があったとする匿名氏の文言には説得力があった。
治まらないのが柴田副市長である。2700万円の和解金で治まるのであれば南陽市は助かる。和解を反古にすれば二審、最高裁判と南陽市の恥部が広がるばかりで裁判費用も馬鹿にならない。
産業廃棄物埋設地であり、現実に掘り出された廃棄物の処理を加藤建設を通して処理させ、処理料を払ったという事実がある以上当該造成地に廃棄物が埋設されていたことを証明することだ。早く和解した方が行政の得策だ。
ここで市長と柴田公社理事長との間に亀裂が生じ権力闘争が予想されるというのだが。裁判に対応する両者の思惑に南陽市民の関心が集中している今日この頃だというのだ。柴田は職員時代から物議を醸し出してきた黒い経歴を取り沙汰されてきた人物だが、またしても行政上でチョンボしている。
本会が報じてきた「南陽市の水道入札疑惑」について、議会質問される前に柴田副市長は「公正入札委員会」を開いて事実無根との結論を生み出し議会を乗り切った事実が昨年に起きている。
議会から指摘を受ける前に関係職員を集めて「口止め」策を講じるなど柴田の悪癖が働いた証拠である。が、市民はただ蚊帳の外におかれて無関心のままでいる。
南陽市は大竹・アラバン・塩田市長とことごとく評判が良くないが、いずれも市政を私事と捉えて恥ない人物の起用が原因ではあるが、南陽市民の「われ関せず」的な行政に無闇心な市民性が南陽市を蝕んできた要因だといえるだろう。

南陽市の産業廃棄物埋没問題・最高裁判所へ

2008/03/06 (Thu)
南陽市の土地開発公社が造成して売り出した「西工業団地」訴訟問題、二審による判決は予想に反して公社側勝利の逆転判決となった。間髪を入れず敗訴判決を不服として建設会社は最高裁判所に上告の構えで準備を進めているが、上告と同時に「敗訴の主因」となった「東京ジオ・システム」の奥山代表取締役を「作為ある虚偽の報告」がなされたとして山形地裁に提訴することになった。
東京ジオ・システム社は南陽市土地開発公社の依頼を受け、当該建設会社が申し立てた廃棄物埋没地のボーリングによる地質およびN値等の裁判調書を作成した会社である。
問題は東京ジオ・システム社が作成した調書に著しい「偽装があった」として、二審判決に影響するものがあったとして提訴に及んだものだ。
二審判決前に建設会社は偽装があったとして2月4日付けの内容証明便によって当該システム会社に「要請書」を送付している。
要請書の内容は「土地開発公社の代理人細谷伸夫弁護士の指示のもと、係争中の4箇所のボーリングを行い「N値調査を行い、地盤調査報告書及びその他証拠資料」を作成提出したが、当方において改めて貴社ボーリング地点と同一地点を掘削ならびにN値調査を行なった結果、下記の様な相違点が発覚した。
①土厚の相違
②色調の相違
③ボーリングポイントの相違とコア写真との相違
④巨大コンクリート層の不記載と形状の相違
⑤現場写真の不存在
⑥N値8を3に変更
⑦産業廃棄物埋設の事実の不記載
以上の提出不記載による調書は地盤調査は地盤調査業務の範囲を明らかに逸脱した記載は、先の報告書類と種々の疑問点および矛盾点が生じている。
これらは当方の判断では「虚偽の報告」とみなざるを得ないものである。 として東京ジオ・システム社に返答を求めている。
これに対して東京ジオ・システム社は「当社では裁判所に提出された調書は裁判所から聞くことはできないので、必要であれば当該建設会社側が裁判所から聞いてくれ」という返答だった。
そこで建設会社側は東京ジオ・システム社を相手どり改竄された調書を「疑義調書」を作成し、公社側が優利になるよう画策した。との訴えを建設会社側が損害賠償を求めて山形地裁に訴えたものである。
長期にわたるであろう本訴訟に及んだ建設会社の本位には「人間のプライド」があった。-審の判決による「公社理事長の和解申し出」に不本意ながら応じる態度を見せた建設会社の足元につけこんだ、公社理事長の和解反古によって建設会社は窮地に追い込まれ、現在は操業停止という状態。
行政と争うことは万々不利を承知の抗争である。裁判費用の調達、操業中の生活費等など苦労は重々承知の上であろうが、それでも正義を貫こうとするものは何か?社長は言下に「人間のプライドだ」と吐き出すよう答える。
公社側はいかなる提訴にも「市民の税金で対応できる」ものだ。生活苦の心配もない。裁判が長引けば不利になるのは民間の建設会社だけに限定される。
公社側は事件を顧問弁護士に依頼するだけで済み、裁判費用は請求されるだけ市の歳出から払えば済む。
経済的な事情が介在する以上、庶民が行政相手に裁判を続行するのは平等でない。しかも裁判を維持する弁護士としての本音は「裁判費用に問題のない行政の依頼」だとすれば裁判の長期化は弁護士のドル箱的存在となる。
民間人が行政相手に裁判を起こすことの恐ろしさは「費用と裁判の長期化」にあるのが本音であるようだ。
老生自身も山形地裁で某社を相手に原告として抗争をつづけているが、某社は法廷代理人として弁護士を立ててきた。
法曹界の事情を熟知すべき立場にない老生に対して、最終弁論日が決まり結審間際になって「和解の提案」を速達で送ってきた。
和解内容を承知したので法廷での審議が「和解室」に移された。ところが当方が和解を承知したとみるや弁護人は「和解内容を拒否する」文言をもって再び法廷での抗争となっている。
老生は「いったん書面で和解を求めながら、当方が和解を承知したとみるやそれを反古にして恥じない法曹界の常識は理解できない。一般社会通念では承知できないものだ」と弁護士を一喝した。
裁判官は言葉少なく「相手が反古にするというのであれば、再び本法廷に戻す。そこで陳述書を裁判所に提出してください」
そこで一審の判決を待つことになるのだが、相手の弁護士が老生に言った文言「弁護士を頼みなさいよ」。
老生は弁護士の言葉に「お前のような約束事を反古にするのが弁護士であるなら弁護士は不要だ。法律は特定の者だけのものではない。国民のものですよ弁護士さん」。侮蔑をこめて言つい放った老生である。
国家資格をもった人間像の威張りには閉口するのが庶民であり、要求に対してはどのようなことにでも応じなければならない庶民の救済方法はわが国には無い。
人間の正義がこうした裁判の長期化と弁護士らの事情によって行なわれている現状に国民は目を瞑ることはやめよう。

置広余熱利用施設建設一巷に流れるグレーな裏話とは ①

2008/03/05 (Wed)
千代田クリーンセンターは言わずと知れた「ゴミ焼却施設」で、それは高畠町にある。クリーンセンター建設地に際して、相手がゴミ焼却炉であることからどの町も設置場所については二の足を踏む過程があった。
そこで設置場所に最適だとされる高畠地区内の現在地が有力候補にあげられた。
建設場所の同意を高畠町に求める代償として「余熱利用の健康施設をつくる」という高畠町との約束が締結されていた。
千代田クリーンセンターに焼却炉を納めた会社は「株式会社タクマ」だった。
高畠町との了承によって建設場所がきまり米沢市の金子建設が工事を請け負った。
さて、グレーな問題がこうした仕組みから起きてくる。
話変わって米沢市梁沢地区に建設を目論み住民との間で物議を醸し出している「森崎興行」なる産業廃棄物終末処理会社がある。
米沢市役所OBを社長に仕立て県からの設置許可を得るまではよかったが、工事代金20億の目処がつかない森崎興行だった。
森崎興行のメーンバンクである荘内銀行は会社の現況を勘案して20億円の資金を出す条件として「金子建設社長を株主として森崎興行に参加させること。
および千代田クリーンセンターに焼却炉を設置した株式会社タクマを株主に迎えること」がバンク側の条件であった。
バンク側から最初の融資が6億円あったが、内5億円は某関連会社の負債に消えた。
残り1億円が森崎興行の運転資金だったと言われている。
問題の20億円にのぼる工事費用は、周囲地元住民らによる「廃棄物処理場反対運動」によって工事のメドがつかないでいるのだ。
工事の見通しがつかないまま「株式会社タクマ」との約束を反古にしているのが現状なのだ。
時の米沢市長はタクマを株主に参加させる条件として「千代田から排出される余熱利用の施設を御社に請け負わせる」という裏取引きがなされていたのだ。
そのような経緯から、優柔不断で定評のある安部三十郎市長がいつになく「やるッ!」と言い切っているところに風評が色めきだしてきたというわけだ。
タクマとの仲介人は元米沢市長の高橋であり、助役に後を任せる意味で大久保市長を画策したが、大久保が落選するや高橋の野望は崩れ去った。
今般の安部市長の勇断からして、「タクマとの約束がまだ生きている」
これに目をつけ安部市長に「やるッ!」と言明させた人物はだれだ。
健康施設いえ大工事なることは間違いない。
当然ながら夕クマ側の利益も大きい、しかも競争企業もなく随意契約であろう。
したがってグレーゾーンの分け前は誰の懐に消えるのであろうか。
以上は下衆のかんぐりと言えなくもないが、巷に風評が流れていることは事実だ。
次回は風評にあがった想定できる人物の名前をあげてみよう。

NTT東日本代理店という電話販売業者にご注意!

2008/03/04 (Tue)
"ひかり電話にすると電話料金が安くなりますよ"こんなトークで電話工事を請け負いする業者が増えております。
一頃は「通話料が安くなます」と種々の勧誘がなされておりました。
電話口の向こうでは、いかにすれば電話料が安くなるかを説明するものでユーザーとしては「安いことはいいことだ」とばかりに甘い顔で応対すると、代理店と称する会社は「ひかりにすると、この電話は使えない。装置は使えない」と個々の整備について言い出しはじめる。
「従来まで支払っていた基本料金とひかりに変えた場合の基本料金の差で、ローンを組んだとしても確実に支払うことが可能になりますよ。
電話機も新しくなり、装置も最新のひかり対応機となってビジネスもやりやすくなります」それでは現状の電話機および付帯装置はどうするのだと問えば「当方で廃棄処分にしますか? それともご自分で処分なさいますか?」とくる。
これらのトークによって100万円程度の7年間のリースを成立させる。これがNTT東日本代理店を名乗る会社の手口である。
ところで被害?にあった知人の要望もあって、NTT東日本本社に電話で聞いてみた。
「噂ではそのような代理店があることは聞いている。厳重に注意しているが代理店名を教えてくれ」ということで山形の代理店名を教えてやった。
しかし、リースを組んだあとなので後の祭りとなったが、クーリングオフをするといって帰っていった。
ところで最終ユーザの困ることは科学が日進月歩で一人歩きしていることだ。
以前から黒電話だけですんでいた会社や家庭が一様に大会社なみに設備する必要があるかどうかだ。
たしかに”光通信”を使えば便利ではあろう。が、それほどの設備がなくても日常支障のない会社にも売り込む必要があるのだろうか。
しかも相当金額の負担を与えながらである。NTTの代理店だと名乗る電話の回数が多くて一時は対応にへきれきした時期があった。
こんどは光電話の安さを売り物に各地を回っているようだが、現在は”ひかり電話にかぎり”工事費用は無料であり、ほとんどの電話および装置は使用できるものだから、特別な装置は別として十分役立つものであることを強調しておく。
以上がNTT東日本本社との交渉で明らかになったものである。
一応、念のためにNTT東日本山形の電話番号と担当員名を記載しておく。
相談窓口 0120-116-116 三沢
023-635-9111 秋畑(NTT山形)
03-5359-5111 NTT東日本本社(斎藤)
以上が老生の折衝した連絡場所である。

二審(仙台高裁)判決の怪?最高裁への道 ②

2008/03/03 (Mon)
主文1.一審被告の控訴に基づき、原判決中、一審被告敗訴部分を取り消
す。
2.一審原告の請求(当審における請求拡張部分を含む)を棄却す
る。
3.一審原告の控訴を棄却する。 訴訟費用は、第1,2審を通じて、一
審原告の負担とする。
南陽市土地開発公社は平成12年南陽市西工業団地として造成をはじめた。 造成地の一部に市民から買い上げた養鯉池が含まれていた。 この池には多数の産業廃棄物が投棄されていたことは知る人ぞ知る事情があった。
開発公社から要請されて造成したのは松田組。
①(造成地のN値)当然ながら争点となった。公社開発の団地から予
想できない廃棄物の埋没が発覚した時点で、工業団地としての役
目を果たせるかどうか問題視された。
②問題の土地は4,325万1600円でヤマキチが公社から求め、
平成1年1月頃本件土地に工場を建設しようとして当該土地から産
業廃棄物が発覚して、驚いたヤマキチ側が土地公社に抗議した。
事件を重くみた公社の大沼事務局長が埋没している廃棄物の処理を発見したカロ藤建設に依頼し除去費用73万5000円を支払った。
加藤建設は基礎工事の途中で、当該土地に常識を超えた廃棄物が埋没されているのでは ないか? と工事を進めていく過程で、外部からでは予想もつかない廃棄物の種類と数量が発見されてきたのだ。
ヤマキチ側は幾度となく公社側に連絡して善後策をとろうとしたが公社側は「土地取引特約条項」を盾に当該地に顔も出さなくなっていた。
ヤマキチ側は「外見からは土壌の状態はわからない。公社が工業適地として公に販売した土地だから公社の造成を信じない訳はない」 しかし公社側はあくまでも」「特約に合意した」ことを盾にして応じなかった。
○土地取引に関する特約事項
土地引渡し後に、数量の不足などの問題がみつかっても、代金の
減額や損害賠 償請求・契約解除はできない。
第二審は「特約事項」を全面に出し、埋没物の出土の事実やN値を軽んじる判断が見え隠れする公社側に軸足をおいた判断であり、これを正常な司法判断とするには無理がある とみる。
抗争の起こりは公社造成の当該工業土地を求めたヤマキチ側の公社に寄せた信頼を反古にされたように地内から埋没されていた産業廃棄物が出土したことによるものだった。
司法の審議軸足は原告側になく、公社側との[取引き特約事項]を優先させる結果となっている。
本会は20数ページにも及ぶ判決文を熟読して思うことは、司法判断必ずしも正当な判断とするには無理があると思えた。
人を裁かねばならない裁判官には聖域というものがあり必ずしも市井の人達とは同一の暮らし向きをしないもののようである。
[ある判事との出会い]
マタギ取材のため福島県檜枝峡村に投宿していた時のことである。夕方になって空模様 が急変して雨足が物凄いものになっていた。と、びしょ濡れになった登山姿の30代の男 が飛び込んできて、宿の女亭主とやりあっているのだ。
事情を聞けば宿に予約しておった ものの女亭主が度忘れしていて、あいにく当夜は部屋がないのだという。 登山姿の男も困ったが、予約を忘れた宿側も当然困惑していた。
そこで私は「合部屋で よければ」と男を向い入れ少量の地酒を勧めながら尾瀬談義でもと話を向けていった。 が、寡黙な男だったが「朝早く出立するので失礼して休みます」と布団にくるまり、し ばらくして寝息をたてて眠りにおちていった。
早朝とはいえ、同宿の男が出立するのである。私が目覚めた時にはすでに男は登山姿に なっていた。
彼は「昨夜は助かりました」と礼を述べ「会津栗駒を踏破し、尾瀬を歩いて 前橋に帰る行程できました。
申しあげませんでしたが、私は前橋地裁の判事をしておりま す。仕事が仕事だけ行動に制限されることが多く、休暇は一人で山で暮らすことにしているのです。」
私は高徳牧場から仕入れてきた牛乳を水がわりにと前橋の判事にあげ、一期一会の出会いを今でも不思議に覚えているのだが、そこで判事という仕事の性格上、俗人との交わりをできるだけ避ける宿命にある仕事なのであろうか。
「休暇は山と向かい合って過ごす」判事の言葉には、山好きの言葉とは違った雰囲気が漂っていたような気がした。
人を裁くという天職に属する判事とは、一般社会から離脱したした聖域ともいうべき限られた場所でしか暮らせないとするならば、一般社会から毒されないかわりに「人間としてあるべき行動規範」に立脚した判断が可能であるか否か。
私の友人の兄が独力で判事になったが、自殺した友人の葬式にも顔を見せなかった。
その理由は「裁判官研修中であるから」だった。 「裁判官と家族ぐるみの交際だ」という話を耳にしたことはないが、判事たちの生活の場は決して広いものではなく、一般社会から隔離された「司法界の社会」が存在するのであろうか?
判決の軸足が極端にズレたところで判断がなされているように思えて疑念は拭い去れないのである。
「法律の盾、正義の名の下に行なわれる暴虐より残忍なるものなし」 モンテスキュー

産業廃棄物埋没の疑惑をめぐる二審判決の真実を追う ①

2008/03/01 (Sat)
人間の座標軸とは、行動基準、判断基準となる精神の形、すなわち道徳だ。宗教をもたない日本人の行動規範は鎌倉時代以降、多くの道徳基準として機能してきた。この中には慈愛、誠実、忍耐、正義、勇気、惻隠などが盛り込まれている。惻隠とは申すまでもなく他人の不幸への敏感さである。
武士道にはそれに加えて名誉と恥の意識がある。「名誉は生命よりも重い」という立派な考え方で、この武士道精神が長年日本の道徳の中核を成してきた。武士は武士道精神という美徳を最も忠実に実戦しているという一点で、人々に尊敬されてきた。金銭よりも道徳を上にするという日本人の精神性の高さの現われであったはずだ。が、近年の日本人の精神構造のひ弱さはどうしたことであろう。
日本は「主権在民」の国であったはずだ。実際には「官主国家」に成り果てているザマである。
武士道では「人の上に立つ者は恥辱を受ける前に腹を切る」という厳しい規範があった。
地方自治体の首長なるものの行動規範は武士道に照らし本来ならば切腹者が続出して然るべき現代の世情というべきものがある。しかしながら現実には恥辱に耐えかねて腹を切った逸材は皆無の日本である。
武士道が示した行動規範は自由と平等の誤った感覚から日本人の意識から腐食がはじまり、日本の不幸を増幅することになっているのだ。そこで日本が選択した行動規範が経済学偏重主義へと激変したのである。
まず、高学歴を積み国家の中枢に君臨する「官僚」たちの奢りがあるべき人間の行動規範を浸蝕し始めたといって過言ではあるまい。 「国民ごとき者」と低く見さげる官僚たちの視点は、江戸の悪代官を彷彿とさせるものであり時代錯誤の頂点にある。もしや江戸時代の復活でもあるまいが、官僚たちの行動規範には疑念が残るものである。
これらの不安は「日本は民主国家であるやなしや」の錯覚すら与えるのだ。官僚が腐り始め国家資格にガードされた職業人はいうに及ばず「許認可権を有する」立場の者たちの権力の行使には中央とはいわず地方自治体においても悪代官さながらの粗野な対応に市井の庶民は悩みわけもなく流されるばかりが現実である。
以上の観点から本件の二審判決を考えてみたい。
■南陽市の売却地で公社側が逆転勝訴「司法判断は幼稚すぎるのでは?」
2月27日、仙台高裁での二審判決は公社側の逆転勝訴と報道された。一審判決の結果から、だれもが「まさか?」と司法判断を疑う感慨があったのは当然のことである。
裁判の経過や判決文を読んだ限りに於いて、二審判決は一般常識から離反したあまり本民事々件を奇異な事件として追跡してきた。
本会の責任において二審判決の不明瞭な部分を南陽市民に明確に伝え南陽市の恥部に繋がる重大な汚点となって未来永劫に語り伝えられることを防ぐために文言に留意しながら書き続けたいと思う。
■本判決の主体は「土地購入特約事項」だった。
二審判決の骨子は読売新聞は次のように報じている。
[特約]井上裁判長は「土地の引渡し後に、数量の不足などの問題が見つかっても、代金の減額請求や損害賠償請求、契約解除はできない。
以上の特約に双方が合意しており、産業廃棄物が見つかったことは賠償に相当する理由にはならない。と原告の建設会社の請求をしりぞけた。
■取引上の特約は絶対のものであるか?
一般的に銀行借入においては「銀行側の条件」を拒絶した場合、銀行融資は不可能となる。金融業者から借入するにも「一方的に金融業の条件」に合意しなければならない。たとえ金利がグレーゾーンの場合でもそれを拒否しては借入ができない。 しかし、双方の合意の上で金融業者から借入した場合でも、金利がグレーゾーンに当たる金利を過払い請求すれば金融業者が債務者に返還する義務を法律が認めている事実はどう解釈する。
■当該土地に産業廃棄物が埋設されていると知った上での取引きは成立したか。
■産業廃棄物の埋設地であったとしても取引上問題はないとした司法判断は時代錯誤も甚だしい認識である。
買主の建設会社社長は言下に「買わなかった」と公社との取引きを否定している。社長は付け加えて「私は長らく不動産業に関与していたプロだ。 まさか公社が造成した工業団地であり、土地の区割りから一番良好な士地であり値段も最高に高い士地を購入したものだった」と公社の特約事項に反発する。
■産業廃棄物が埋設された土地にいかなる事情があろうとも数億の融資を受けて工場を建 設するものであろうか? という素直な疑問が残る。
■当該土地が産業廃棄物が埋設埋設土地であったのを知ったのは工場建設のために基礎工事を依頼した加藤建設からの訴えが最初だ。
■工場建設のための設計図が完成し、基礎工事に取り掛かった加藤建設の土地掘削時に大量の産業廃棄物が出てきたことに起因する。
■慌てた公社は産出してきた産業廃棄物の処理方を加藤建設に依頼し処理料として60万円を公社側が支払っている。
この事実から公社側が当該土地に産業廃棄物が埋設されていた事実を認めていたにもかかわらず「廃棄物は加藤建設が埋設したものだ」と流布して公社側が責任を回避した疑いがある。
本件の事情から加藤建設は南陽市の工事指名業者から外される要因となっている。 第一審の判決は「公社側は2,700万円を当該建設会社に支払え」だった。
■公社側柴田理事長は一審判決に従い建設会社との和解を望み、仲介人を頼んで建設会社に打診した。
建設会社は当面の支払いに充てることにし仲介人を通じて和解に応じようとした。
和解書は柴田公社理事長が自ら作成し建設会社社長が記名捺印して仲介者が公社に持ち帰った。
建設会社社長は公社側からの和解金をあてこんで他に金策はしなかった。 和解金支払日に仲介人が建設会社社長を訪ね公社側が申し込んだ和解は公社側理事の激しい反対によって反古になったと伝えた。
慌てた建設会社は金策に時間が間に合わず振り出し手形を不渡りにしてしまった。
■南陽市の蛇蝎古参市議員(通称いろは屋)登場。
一審の判決を受けて柴田公社理事長は、出来るならば当該土地の買主建設会社との和解を望んで仲介者の手を患わせていた。
公社理事会に和解による解決策を報告するに及んで、通称いろは屋理事が激怒した。「あの建設会社はもはや倒産して南陽市から夜逃げする運命にある。そんな会社と和解する意味がどこにある。2700万円を出す必要はサラサラないのだ。和解金の支払いは認めないッ!」 理事会は和解金を出すことを止め、金額を払う必要なしと控訴を決めたのだった。
以上が一審から二審に移るまでの経過である。
南陽市の三悪代官といわれる渡辺啓(通称いろは屋)古参議員の風評 来月は南陽市の市会議員の選挙であるから遠慮すべきことだが、この人物は奇異な人物だけに本会としても興味の多い議員である。
確かな風評によると、前回の市長選挙で落選した前アラバン市長の選挙総本部長だったらしい。が、落選と知るやきびすを返すようにして現塩田市長宅を訪れ、アラバン側についていた松田組の使者を買い「清酒日本入りの箱に松田組からの現金を詰め込み」早朝敵方の塩田宅に運んだ人物だという。
政敵という言葉はあるが、渡部議員にはそれがない常に金になる方法に行き来する人物で、南陽市の巨頭松田組にベッタリと張り付いて、南陽市の仕事を松田組にまわすことに専念している男で南陽市の恥だとされているものだが何故か南陽市民は彼を当選させているのだ。
うわさでは「面倒みのいい人物」だといわれる一方「南陽市の蛇蝎議員だ」と評する人たちもいてこの度の選挙はどうなることか。
南陽市に流れている風評によれば「いろは屋はガンで立候補を辞退するのかどうか」が市民の関心を呼んでいるようだ。
現在、政敵だった塩田市長にべったりで松田組との接着剤的な立場を堅持しているとの評判で、塩田市長が保証した某倒産会社の債務に困惑していた塩田市長を助けるために松田組が債務を肩代わりして塩田市長の身辺を綺麗にしてやったのも当該いろは屋の功績だとの評判が高いのだ。
(次回は二審判決の怪?)

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