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地方行政の恥部を探る ① 南陽市政はこのまま崩壊するのか?!

kage

2007/05/24 (Thu)

 南陽市は昨年7月の市長選挙によって、豪腕市政運営で知られた通称アラバンこと荒井市長にかわり前議長の塩田市政が誕生した。市長交替を機にして突然、桶のタガが外れたように市政に対する市民の忿懣の声が噴出し出している。

 南陽市の西方に位置する「西工業団地造成」工事の不正を黙認しつづけてきた南陽市開発公社(柴田理事長)の結審後に見せた被害者軽視の見苦しい対応に厳しい批判が寄せられている。公社側からの要請によって被害者側は差し迫った手形決済のために不服ながら和解に応じたという経過があった。ところが手形決済日を前にして公社側は一方的に和解破棄を通告。被害者は不渡り手形を出す結果となってしまった。公社側が約束反古作戦に出た裏には長年開発公社の理事に君臨している渡部市議(通称いろは屋)の指図によるものだったといわれている。
 市民間では「町のダニ」と呼ばれ市民から蛇蝎のごとく嫌われている渡部市議は議員のかたわら不動産業の免許を持たない不動産売買に関する「口入れ屋」を生業としている人物である。昨年の市長選挙ではアラバンこと荒井前市長の選挙対策本部長をつとめ市会議員の大方を陣営に集結させて、絶対再選の陣を敷いていた。が、まさかの落選となるや対抗馬の塩田陣営に馳せ参じた人物ともいわれている。
 荒井陣営は「敵前逃亡に転じた渡部市議を関が原の小早川的裏切り者」として激怒したものの権力を失った陣営としてはすべて後の祭りとなってしまったのだ。
 アラバン市政時の議会対策として議員全員に配る通称「餅代」と称される金員の授受が常識であったと識者の告発がある。配る役目を演じていたのが渡部市議だということになっている。市長選挙の争点となった「斎場問題」には市民はこぞって「1億円の市税をドブに捨てるような市政とはなんだッ!」との批判の声が集中して結果、塩田市政が誕生したものの、斎場建設議案が議会に上程された当時、塩田市長は議長の職にあったにもかかわらず市民の斎場疑惑に一切答えようともせず責任義務を果たそうとしない市長である。南陽市政の恥部を見るような思いがする。
「魑魅魍魎」という言葉がある。南陽市の市政を精査するにしたがって言葉通り南陽市政とは「魑魅魍魎」の行政感覚が横行しているようだ。
 土地開発公社の見苦しい被害者対応は社会道徳上見逃せる行為ではないが、法律を無視した「水道課による官製談合」は地域の識者によって表社会で糾弾されようとしている事実を掴んだ。そこで「予定価格と落札価格が同額」という珍事が判明してきた。識者の厳しい追求に大道寺水道課長は「偶然の出来事だ」とうそぶいて追求を交わそうとしたが「17年度だけで8回も100%落札がなされている、これも偶然の賜ものだというのかッ。これは歴然とした官製談合の証明ではないか」
 水道課だけでも「予定価格と同額の落札」がなされている奇妙な市政である。本来、公僕である役場職員が企画した市民負担の「水道資材」の一件もある。官製談合を繰り返して恥じない市政である。市民には市政に注目する責任があるのだ