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地方行政の恥部を探る ④ 産業廃棄物の埋没する西工業団地造成による住民訴訟のゆくえ・南陽市開発公社

kage

2007/05/27 (Sun)

「事実は小説よりも奇なり」
 こともあろうに、産業廃棄物を埋没したまま土地造成し「西工業団地」として大々的に売り出したのは南陽市土地開発公社。 土地所有者の「養鯉池」跡地を買い上げた土地開発公社は、跡地が産業廃棄物の捨て場として解放していたことを熟知していながら松田組に造成を依頼した。 
造成工事を請けた場合、埋没の疑いのある土地は掘削して事実を確認した上で工事を続行、するのが業界の常識となっている。が、松田組は埋没調査を省いて工事を進めたのが後日、被害住民との法廷闘争に発展することになったものである。
 造成工事は埋没されている産業廃棄物を除去した上で、造成工事を行なうべきだったのだが、後日、被害住民が係争を前に当該箇所を掘削し埋没の事実を証明する段階で、造成に関わった肝心の松田組の責任者の出席がないのに加えて、土地開発公社側からの出席もなかった。現場検証に出席したのは裁判所からの数人だけであった。
 造成工事は10センチ程度の山土を敷き詰めて整地した程度のものであった。さて、土地を購入したのは地元で建築用材を生産する株式会社「ヤマキチ」(高橋社長)で生産工場を建てるためであった。その工場に異変が起きだした。異変は土地の陥没によるものだった。開発公社との折衝が繰り返されたが公社側の対応の悪さに、ヤマキチ側は損害を求めて裁判に打って出た。結審の結果は公社側に2700万円の支払いを命じる判決だった。ヤマキチ側公社側ともに不服な判決だったが、地元で仲介する人がおり、公社側からの「裁判所で決まった2700万円を支払うことで和解してほしい」と提案、公社側の提案をヤマキチ側は金額的に不服であったが了承し、開発公社で理事長が作成した和解書を交換して一件落着となるはずだった。和解条件として金額の授受は明確な日時を決めた振込みによるものだった。ヤマキチ側としては手形決済日の数日前に公社側からの振込みがあることを疑わなかったが、突然、公社側から和解破棄の通達がなされたのだった。ために手形決済が不能となって不渡りを出す結果となった。
 公社の理事長は当該市の助役が兼任している。塩田市政になって柴田元職員が助役の椅子に着いたのだが、柴田理事長が独断で和解したことが、永年公社理事の地位にあった渡部市議の逆鱗に触れた「理事会を無視して独断で和解に応じるとは不届き千万、そんな金額を支払う必要はなしッ、ヤマキチは間もなく目をつぶる会社だ」このような暴言がヤマキチの手形不渡りという結果を生んだものだろうと地元の識者は分析する。
 たとえ、一理事の発言とはいえ理事長の責任は重い。和解に応じた上に公社に裏切られた怨念は消えるものではあるまい。新らたな法廷闘争が南陽市の闇を象徴していくことになる。柴田助役(公社理事長)は職員時代から問題のある人物だったとある市民はいう。
 宮内高校跡地問題で大失態を犯し、南陽市に多大な出費を浪費させた張本人だとも説明する。
当該、浪費に関して市は貝のように口を閉じて真実を話すことはない。そんな人物が市の助役の椅子に座れるような体質が南陽市にはあるようだ。

地方行政の恥部を探る ③ 市条令を定め全戸設置を義務づけた「メーターユニット」疑惑(南陽市)

kage

2007/05/26 (Sat)

 当該「メーターユニット」とはいかなるものであるか? 専門業者に聞いてみた。「器具の価格は3万円程度だが、水道使用者にはなんらメリットのない器具だが、水道工事関係者にとっては工事が簡便になるはずです」という返事が返ってきた。
 器具設置要請に各家庭を訪問している関係者の文言は「他市町村でも採用している器具で、市の条令で設置義務が定められているものだ」と、半ば強制的とも思える普及活動がつづけられてきたのだ。近隣の市町村では普及の事実はいまのところ見当らないのだが、はたして「他の市町村」とは何処の地域をさしているのであろうか。
 「義務化だ」と言い、価格は「自己負担だ」とする文言に市民が躊躇したのはいうまでもないが、疑問をもった市民の中から「経費は市の負担でやるべき」との声が広がるにつれてユニットの普及は半ば中断の態だ。
 条令を定めてまで全戸普及を企画した裏には、驚きの事実が噂になっていたのだ。企画は大道寺水道課長と後藤上水道組合長との「官業策謀」だと公言するのは水道関連業に詳しい人物だ。
 まず、後藤組合長は元水道課に在席していた吉田弘太郎係長と計り「ユニットの設置は各自治体では義務化されているもので、南陽市の条令でも設置の義務化を定めている」という文言で各家庭に説明することにした。 当然ながら、器具設置の個人負担額が約3万円と聞いて市民の反発は日を追うごとに広がっていった。
 ところで「器具メーカーを1社」に限定したほかに、器具購入を「1社」だけに決めていただけに「独占禁止法」に抵触しかねない危険な普及計画であったことが判明した。 そんな危険を冒すような企画を地方自治体が見逃すはずがないところに南陽市政の歪みが見え隠れしているようだ。
 さて、器具販売による益金は「南陽市上水道組合」に入ることになっていたことが判明するに至って、普及に強気だったさしもの水道課も「義務から要請」に矛先を返えるという方向転換に出たものだ。ことほど左様に南陽市の行政感覚は市民不在の市政だといえよう。ちなみに当該後藤設備は昨年度に自己破産の道を選んでいる。
 南陽市政の恥部を追求すると「官製談合」を疑われるものに「赤湯小学校新築工事」があり、「西工業団地造成疑惑」等などが浮上している。
 次回は、いったん結審しながら、賠償金の授受をめぐって係争中の「被害業者と開発公社」の対立に闇の部分があることが明らかになっている。
 南陽市には他市にはみられない驚くような土地開発公社の独善が存在していた。

地方行政の恥部を探る ② 水道工事をめぐる官製談合疑惑浮上(南陽市)

kage

2007/05/25 (Fri)

 読売新聞の朝刊によれば農水省の独立行政法人「緑資源機構」の理事が中心となって行なわれてきた官製談合が報道されている。官製談合のすべては官僚および官僚につながる者たちの所業である。官製談談合は中央省庁関連だけにかぎられたことではない。
 地方行政にもその悪癖は存在する。南陽市の場合、選挙による市長交替を機に官製談合を示唆する世論告発が続いている。まず、市長交替によって浮上してきたのは17年度に施工された「配水管布設替工事」の官製談合疑惑だ。この工事は予定価格が3500万円に対して入札価格が3500万円と100%の落札価格であった。
 これに疑問をもった市民にたいして大道寺水道課長は「偶然の一致です」と答弁したが17度の入札はすでに予定価格と同額で落札している水道工事が8件も重なっている事実が判明。この事実をもって水道課長を追求したが、辣腕前市長時代の入札工事では追求には限度があった。しかし、関係業者や発注者は「官製談合です」と、はっきり言切ると同時に永年にわたって水道課の発注工事は「官・業」馴れ合いによる黙認的談合であった経過から、あるいは天の声による指示が通常の水道関連工事であったとみられている。
 官製談合疑惑を不動のものにしたのは「池黒四ツ谷路線」工事に見られた。配水管布設替工事は本来ならば3路線ごとに分割発注されるものであった。3路線とは「漆山工業団地路線」「池黒四ツ谷路線1」「池黒四ツ谷路線2」のことを指している。この工事に限り3路線を一括にして発注したことにまず問題があった。3路線を一括して発注するにはわけがあった。1路線ごとに付くことが義務づけられている「専任技術者」の数が揃わないための苦肉の策であったにしても「違反行為」であったことは否めない。
 落札業者は「ヤマニ商店」が予定価格の100%で落札。さらに驚いたことには入札に参加した業者が3社とも工区別に「丸投げ的な下請け」業者として工事を担当していたことだ。これらの行為は建設法によって固く禁止されているものだ。
 以上の水道工事は大道寺水道課長と仕切り屋で知られる後藤設備の策謀によるものだとする噂が南陽市内を駆け抜けていったものである。
 こうした一連の違反を承知の上で実施する南陽市の行政にたいして、多くの市民は疑惑を感じ取りながらも行政の不正に対して指摘する者が少ないのだ。それはアラバン市政からの延長上にあるからで、塩田市政になっても変わらないであろうと多くの市民は諦め顔なのだ。こともあろうに南陽市政は、公僕という名の幹部職員たちの思うがままに市民無視の歪み切ったまま推移しているかのように見えている。 市長を替えた現在ですら南陽市民に危機感が育ってこないのは何故か。優柔不断な市民性によるものであるか、それとも市政担当者に絶対の信頼を寄せている証であるものか?
 しかしながら、公僕という建前とは裏腹に「法の定め」を犯す南陽市政ではあるが、またしても市民の意志を逆撫でするような「水道業者の利便と南陽市上水道組合の利益」のために計画した「メーターユニット」の普及は、「市条令」をも巻き込んだ計画となっていたのだ。普及計画に反発する市民の数は増えるばかりだ。

地方行政の恥部を探る ① 南陽市政はこのまま崩壊するのか?!

kage

2007/05/24 (Thu)

 南陽市は昨年7月の市長選挙によって、豪腕市政運営で知られた通称アラバンこと荒井市長にかわり前議長の塩田市政が誕生した。市長交替を機にして突然、桶のタガが外れたように市政に対する市民の忿懣の声が噴出し出している。

 南陽市の西方に位置する「西工業団地造成」工事の不正を黙認しつづけてきた南陽市開発公社(柴田理事長)の結審後に見せた被害者軽視の見苦しい対応に厳しい批判が寄せられている。公社側からの要請によって被害者側は差し迫った手形決済のために不服ながら和解に応じたという経過があった。ところが手形決済日を前にして公社側は一方的に和解破棄を通告。被害者は不渡り手形を出す結果となってしまった。公社側が約束反古作戦に出た裏には長年開発公社の理事に君臨している渡部市議(通称いろは屋)の指図によるものだったといわれている。
 市民間では「町のダニ」と呼ばれ市民から蛇蝎のごとく嫌われている渡部市議は議員のかたわら不動産業の免許を持たない不動産売買に関する「口入れ屋」を生業としている人物である。昨年の市長選挙ではアラバンこと荒井前市長の選挙対策本部長をつとめ市会議員の大方を陣営に集結させて、絶対再選の陣を敷いていた。が、まさかの落選となるや対抗馬の塩田陣営に馳せ参じた人物ともいわれている。
 荒井陣営は「敵前逃亡に転じた渡部市議を関が原の小早川的裏切り者」として激怒したものの権力を失った陣営としてはすべて後の祭りとなってしまったのだ。
 アラバン市政時の議会対策として議員全員に配る通称「餅代」と称される金員の授受が常識であったと識者の告発がある。配る役目を演じていたのが渡部市議だということになっている。市長選挙の争点となった「斎場問題」には市民はこぞって「1億円の市税をドブに捨てるような市政とはなんだッ!」との批判の声が集中して結果、塩田市政が誕生したものの、斎場建設議案が議会に上程された当時、塩田市長は議長の職にあったにもかかわらず市民の斎場疑惑に一切答えようともせず責任義務を果たそうとしない市長である。南陽市政の恥部を見るような思いがする。
「魑魅魍魎」という言葉がある。南陽市の市政を精査するにしたがって言葉通り南陽市政とは「魑魅魍魎」の行政感覚が横行しているようだ。
 土地開発公社の見苦しい被害者対応は社会道徳上見逃せる行為ではないが、法律を無視した「水道課による官製談合」は地域の識者によって表社会で糾弾されようとしている事実を掴んだ。そこで「予定価格と落札価格が同額」という珍事が判明してきた。識者の厳しい追求に大道寺水道課長は「偶然の出来事だ」とうそぶいて追求を交わそうとしたが「17年度だけで8回も100%落札がなされている、これも偶然の賜ものだというのかッ。これは歴然とした官製談合の証明ではないか」
 水道課だけでも「予定価格と同額の落札」がなされている奇妙な市政である。本来、公僕である役場職員が企画した市民負担の「水道資材」の一件もある。官製談合を繰り返して恥じない市政である。市民には市政に注目する責任があるのだ

鬼のひとり言 37 会津の猟奇事件

kage

2007/05/23 (Wed)

またもや高校生による母親殺しが発生した。
史上稀に見る生首をさげての警察署への自首だった。
会津出身の県知事だけに緊急会議を開いたが会議の結論は?

 県知事の召集によって開かれた会議の結論は「制度と結びつけるべきでない」と県教組は結論づけた。懸念される連鎖反応については一切のコメントを控えたまま。
 全国の親たちを震憾させた「猟奇的な母親殺し」に福島県、とくに会津地方には驚愕的な事件として一様に声もない。
 そんな最中、24日「日教組大会」が開かれる。大会を阻止しようとして全国から集結してくる右翼団体の街宣車による騒音は容易に想像されるものだ。
 福島市の中心街は大会期間中、日がな一日騒音に悩まされるのが通例だとしても、この度の事件は福島県の高校生によるものだから、福島県右翼団体の日教組攻撃はすざましいものになるだろう。現実に福島市の右翼団体から本会の事務所に電話が入りその意気込みのほどが知らされている。
 日教組は国旗国歌を否定し拒否してきた団体である。右翼団体の論理は「道徳教育」を否定してきた日教組によって一貫した教育を受けざるをえなかった児童生徒たちが起こした事件であるから、道徳教育すらもおざなりにしてきた日教組の責任であるとして糾弾は激しさを増す。
 当該高校生の出身地は新潟県境にほど近い寒村金山町である。この種の青少年犯罪は都市を中心とした地域に限定されてきた犯罪であるが、会津で起きた母親殺し事件は、寒村で育った少年犯罪であることは日教組による歪んだ教育の波及は全国津々浦々の児童生徒にまで浸透していたことになるのだと言う。
 会津地方には「ならぬことはなりませぬ」という藩訓が、現在も生き続けている誇り高い地方である。その誇りがこの度の事件によって一瞬に崩落したショックは大きい。
 老生は会津との交流があり、なかんずく会津復古会との繋がりは強い。会津に行けば復古会の大御所(五十嵐会長)の肝煎りで「米沢がきたぞ」との号令によって、メンバーが集まり飲み会がはじまるという具合だ。
会津名物「カーデルマエ・パーティ」がある。蚊が出る前の野外パーティを意味する会津造語だ。
 会津は行動が早い。「新選組」の放映が決まるや「新選組と会津の関連」を観光客誘致の道具に頭を絞っているという具合だ。その点で「直江兼継」の放映が正式に決定した現在、米沢市の観光客対策はいかがなものであろうか。
 さて、会津で起きた猟奇的事件は右翼の論理では日教組の歪んだ教育の責任にしているが、敗戦と同時に戦勝国によって「家族制度の破壊」が行なわれ、それに従属することを余儀なくされた「日本人の伝統的魂の喪失」が今になってマイナスの要因となってきたものであろう。
 古来わが国には「三つ子の魂百までも」という故事があるように「人間教育は幼児から」が原則である。現在の親は教育することを知らな過ぎる。
老生は三人の娘と五人の孫に恵まれているが、教育なかんずく「情操教育」には力をいれた教育をしてきた。家庭教育の根幹は「社会に順応できる人間」と「人間らしく豊かな情操に包まれた人間」そして女性なら「女性の特質を生かした人間」づくりと、子への教育は老生の役割であった事を自負しそれが間違いでなかったと信じている。
人間教育の原点は幼児期における「家庭教育」につきる。
他に責任を求めるべきではあるまい。

鬼のひとり言 36 「上杉球場」に思う

kage

2007/05/18 (Fri)

上杉スタジアムが「皆川球場」に名称替えした低俗な行政と野球族の暴走!

 当然ながら「上杉スタジアム」は米沢市の固有財産である。
ところが当該球場の名称が「皆川球場」と個人名に改称したのは行政の越権行為ではなかろうかと、市民の疑惑の声が本会に急激に寄せられている。
 皆川睦男投手は老生の2回後輩であるから、中学の頃「関根中学に怪物投手がいるらしい」と噂を聞いて知っていた。そこで老生の母校一中の野球部と皆川が投げる関根中学との練習試合の応援に東部小学校のグランドに駆り出された記憶がある。当時の関根中の野球選手には野球服もなくましてスパイクが揃っていなかった理由で対戦校としてはズック靴に履きかえてのゲームだった。
試合が始まって皆川投手の投げる球にバットは空を切るだけで肝心のバットに球がカスリもしなかったことを老生は覚えている。
 西高から南海球団入りして以来、個人的には数々の業績はあるだろう。が、それはあくまでも個人的な偉業であり、同時に個人的に収めて然るべきものだと考えている。本人としてもそう割切って黄泉への旅であったろう。偉業を成し遂げる人物とは世間に媚びる低俗さをもたないものである。その点では凡人が騒ぎ立てる「名誉欲」とは異質なものであり、スケベな欲望がつけ入るほど心に余裕があったとは思えない。毎日が緊張の人生であったろうと老生は信じている。
 彼の業績を顕彰するのはやぶさかではない。が、野球連盟の要請を受けて教育委員会が議会に働きかけたことまでは調査した。一方、では「市長の命令を受けてやむなく実行したものだ」とする行政の某課長はいう。 行政の課長職にある者が文言で見事に合致するのは「皆川球場は愛称だ」と言って逃げているが、愛称ならば従来の「上杉スタジアム」の表記の近くに「皆川」と書き入れて済むべきものである。
 国民の財産である「武道館」や「国技館」に個人名をなぞらえることが可能であろうか? 会津には「ならぬことはなりませぬ」という教えが今も生きた教育となって会津武士道を支えている。それからしても米沢市の教育文化の程度が解ろうというものである。顕彰する心根は了解できるとしても、それならば行政を巻き込まないで野球連盟独自の立場で当該スタジアム近くに顕彰碑を建立すべきである。
 高校野球の特待生の問題がマスコミを騒がせている。高校野球連盟というダラシナイ組織が露呈しただけのことである。時代の関心を求めるだけの希薄な組織が今になって表社会に顔を曝しただけのことではあるまいか。「あやまちを糾すのに、なんの躊躇がある」問題が騒然とならぬうちに元の名称にすべきがスジである。低俗な人間どもが求める名誉とか顕彰とかの類には、顕彰に真から値する人物は求めていないものである。行政ぐるみで低俗さを追い求めて恥じない米沢の風土を哀しく思うのは老生だけであろうか。
野球連盟の要請を可とし「教育委員会」が議会に働きかけるなどは言語道断!
米沢市長の希薄な政治感覚を天下に証明することになりはしまいか。

鬼のひとり言 35 上郷の小心者氏へ

kage

2007/05/17 (Thu)

本会のみならず米沢署捜査二課に投書された匿名氏に一言申し上げておきたいことがある。

 遠藤武彦衆議員の前秘書を肩書きに市会議員に立候補された「渋間かすみ」氏を選挙違反になるのではあるまいかと、米沢署捜査二課に投書された文面をもって本会に匿名投書された件について、本会が事実関係を調べた結果まったく事実無根であったことをネットに掲載したのは数日前のことである。
 ところがネット掲載を読んだ本人から「上郷の小心者」名で再度手紙が届いた。
「ネットに掲載されたことに愕然とした」と前置きがあり縷々弁解じみた文言で綴られた手紙の内容はまさしく「上郷の小心者」で、本会も彼に負けず愕然とする類の無責任な投書であった。
以下に投書の内容を原文のまま掲載する。

 私が警察に投稿した文章がそのまま載せられたことをネットで見て愕然としました。上郷地区、地区住民、当選者の渋間かすも氏に対し、遺恨なんぞそもそもなく、中には、傲慢な人もいますが、地元の方々は、ほとんどは優しい人達で、いろいろな活動をとおして、数多い思い出をつくってもらったことに感謝しているところです。
 なぜ、このような文章を警察やあなた様に送ったのは、郷土の代表者として、佐藤某氏のような違反することなく、正々堂々と選挙を戦い抜いて、後から「?」とならないよう、事前(投票前)に手綱を引き締めてもらいたい一身の願いをこめて、(一人前のことは言えませんが)郵送しただけのことです。誤解を招いてしまったことをお詫びします。
 ただでさえ、選挙には、怪文書とか様々の姑息な手段にでる人がいますが、今年は、地元で3人も立候補するということで、今までの以上に選挙熱が沸騰していたようで、渋間氏の反体制からは「何かしているぞ!」とか、吹き込まれた節があり、「これではいけないのでは?」と、自然に思うようになり、本人たちの選挙活動が正当なものであることを願いつつ、事前に封書を送った次第です。でも、本当に違反が無かったことには安堵しております。
 ネットに掲載されたことは、残念でありません。鈴木様には、この小心者の胸の内を心に留めてもらうだけで、ネット公開は想定外なものでした。渋間氏をはじめ、関係の方々にはご迷惑をおかけしましたことを心からお詫び申し上げます。上郷地区が、米沢の中で一番住み易いところになるよう渋間氏にお願いを申し上げる次第です。
 今、さかんに「愛国心」とかニュースでいわれますが、家族愛、郷土愛なども薄れ、いろいろな事件が日本全国で起こっています。私は、戦後生まれですが、戦前の授業にあった「終身」の教科書を読む限りでは、日本人が忘れかけている「日本人らしさ」の原点が、そこにはある様な気がしてなりません。いま、日本人の精神が壊れかけてきています。豊かさと反比例して精神がすさむ状況、私には理解できませんが、ぜひ、この度、当選された方々には、そんなことも踏まえて議員活動を展開していただきたいものです。

上郷の小心者より


 たしかに上郷地区からの候補者は新旧あわせて3人の立候補で地区あげて騒然となった選挙戦ではあっただろう。しかし選挙戦は上郷地区だけに限られたことではあるまい。米沢市全体が候補者のエリアでなければなるまい。あくまでも地域代表選との考え方が米沢市をこよなく狭くしている要因なのだ。上郷地区民の選挙意識は「地域代表選」なのであるか。地域民を一括りする候補者にも問題はあるが選挙体制にも時代錯誤が問われるものである。
 上郷地区は歴史上「屋代郷」3万7千石の一村として天領と米沢藩との間に揺れ動かされた地域でもある。したがって部落意識が強いところかも知れない。

 投稿氏は「4年前の斉藤吾一氏の選挙戦はクリーンな選挙」とのことなので、本会は斉藤吾一氏らに聞き取り調査した結果、パーティは事実無根であることが判明したもので、渋間候補と対立する候補陣営から流されたと思われる噂話を鵜呑みにされた投稿氏にも問題は残るように思われる。捜査二課も匿名投書に困惑されたことのようだ。

 投稿氏に告ぐ。「選挙違反」は事件である。迂闊な行動は慎まれるべきだ。こと「事件」に抵触するような問題を「匿名」ですべきではないだろう。
 「鈴木様にはこの小心者の胸の内を心に留めてもらうだけでネット公開は想定外なものでした」の言い訳に至っては卑怯者との謗りを禁じえないものだ。
 詫びをこめた手紙の末尾に「愛国心」とか「家族愛・郷土愛」なども薄れとあり、昔の終身(修身)の教科書を読むかぎりでは「日本人が忘れかけている日本人らしさの原点--云々」と述べてあるが、まったくその通りであると老生も同感、だからこそ投稿氏も匿名ではなく堂々と日本人らしく武士道にそって実名で投稿する勇気をもって社会事象に取り組んでいただきたいものである。
 日本人の心の規範は「武士道」によって培われてきたものであるからだ。


鬼のひとり言 34 不思議な匿名投書

kage

2007/05/13 (Sun)

はなはだ危険な匿名投書が入ってきた。匿名とはいえ人物の割り出しが比較的可能な地域だけに匿名氏に「村八分」などの部落イジメがなければ良いなと思いながら掲載することにした。
以下、は匿名投書の全文である。

鈴木富夫 様
 いつも「鬼の会」をネットで観ています。長年、「ゴミ」に関する市役所の追及もだんだん閲覧者の興味が低下しているかのようです。ところで、最近行われた「統一地方選挙」、選挙違反もあったところですが、その人物とは他に「渋間かすみ」の選挙違反?について、匿名希望ながらも投票の前々日に下記のような封書を米沢警察署捜査二課宛てに送りましたが、違反者は、佐藤某氏のみ。見えない天からの圧力があったのではないでしょうか?鈴木様に進言を申し上げたい。方向性を換え「渋間かすみ」について調査をお願いしたいものです。

米沢警察署捜査二課様へ
 私は、上郷に移り住んできてものですが、ここは歴史の教科書にもでてくるような江戸時代の「惣」惣のようなものが脈々受け継げられ、閉鎖的で保守的で地元民は、他者(途中で引越ししてきたもの)には排他的で、とても辛くあたられます。そもそも米沢領でなく天領だったせいか、気位だけは高く、それでいて学力は相当低いようとみえ、あちこちで、新制米沢市のトラブルの癌種になっているようです。
その代表は「地縁団体財団法人大字川井」。長年、そのトップは、堤朝一が牛耳っているワンマン体質。私は、地域に馴染もうと、地区の役員をこなした年もありました。しかし、元々の住民からよそ者扱いされ、随分、酷使され今では何もしていません。
 ところで今年市議会に立候補した「渋間かすみ」、いったいどのような人物だろうか?まったくの無名で遠藤武彦の元秘書らしく、県知事か県会議員になるための足がかりの噂があり、地域民では全く無名の人物。そもそもご当地に住んでいたのではないため、もちろんのこと、地域の行事には一向に顔はださず、皆は「誰?」と言っています。ところが、3月中旬ころには、会費制(500円)ではあるものの当人に関するパーティーのチラシがポストに入っていました。隣人に聞くと全戸配布らしく大字川井の役員が、町内会長を通して一斉に配布したのだといいます。他者を受け付けない上郷地区が、本人を押すとのこと。唖然。また、会費制とはいえ、不特定多数に配布するということは、人数が集まらなければ、自腹をきってでももてなすことになるし、地縁団体の認可は山形県がするものであり、その会費をその地縁団体が補充しているのであれば、巧妙ではあるものの、あきらかに選挙違反ではありませんか?地縁団体財団法人大字川井に運営費を払っていますが、渋間氏を押すような付託は全然しておりません。渋間と大字川井の上層部を結びつける様な人物の存在と癒着、自ら結びつけようとしても、現金でなくとも、それ相当のもてなしや接待があったのは間違いありません。大字川手の役員が傘下になっているそれぞれの組織の長が参集され、票の取りまとめを強要されたともいいます。4年前の同選挙で落選した同地区の"斎藤吾一"氏は、落選したもの渋間氏のような働きかけをせず、清々堂々な戦いでした。
 私は、地元の他の立候補者に票は入れるつもりは全くありません。ただ、財団法人大字川井を瀉血しない限りは、決して安心して暮らすことはできないのです。
 どうぞ、捜査二課様、助けてください。善良な市民には捜査権に無いし、挙証責任は警察にあるのみです。話によると、参画した人は、連座制が適用され、いつ検挙されるかビクビクしているとも聞こえてきます。遠藤武彦はもちろん、後藤源の暗躍もあるらしく、現知事も応援に来たらしいのこと。知事といえば、あなた方の上司、大権発動でもされれば、捜査もなく闇に葬られるでしょう。雑魚にも逃げられるでしょう。しかし、あなた方は、それでも私たち一市民の訴えを無視することができるのでしょうか?渋間氏の当落とは関係なく、あなた方の捜査と立件を切なく申し上げる所存であります。

 老生の戯曲「投票日前夜」が「戯曲春秋」誌に発表されて以来劇界に波紋を投げかけている。この作品を書く動機は「都会では考えられない」旧態依然の制度化された選挙風習が、部落では今以て続けられているという実態経験からである。そんな事も有って今回の投書には少なからず興味が湧いたのである。

 匿名氏は今回の市議選挙の違反者は一人だけにとどまらないもので、地元選出の某候補者にも違反行為があったとして米沢署二課に投書した書類の写しを本会に寄せたものだ。
投書内容の内、部落内の「いじめ」や地域のボス的人物の存在、特定団体の経費使途目的、立候補者の過去の地域貢献度などは選挙違反とは無関係であり、問題となるのはパーティーの持ち方だけであろう。

 そこで当該地域で選挙活動に明るい知人および地域の人たちに聞いて見たところ予想外のコメントが返ってきた。
「全戸に配布されたというパーティーのことは知らない」さらに「パーティーを開いた事実はない」と投書を否定するのだ。パーティーが開かれた時期は3月中旬の頃だとあるから事実なら「事前運動」に抵触するだろうから、警察による捜査は行なわれているのだろう。
だが投稿氏は「知事は上司であるから捜査に手心を加えているのではないか?」とも付け加えているのだが投稿に際して「匿名」では困ることが多い。真実を調査しようにも実態が見えにくいことがあるからだ。覚悟を決めた投稿であってほしいものだ。

 遅まきながら質問のあった「臭気」は、李山にある「養豚場」からのもので周囲の人たちは毎日の臭気に悩まされ「環境問題」として市の対応を望んでいるようだ。

 以前「ゴミ袋」と「農協販売」との問題を掲載したところ、関係者と思われる人物から「仕事に支障があるから消してくれ」との泣き言が人を通して本会に入ったが、本会にガセネタを提供した直接の人物が本会事務所に来るよう申し入れてある。