過払い・使込み、役所の業務に疑義
2004/01/27 (Tue)
「過払い問題」や「日本赤十字米沢支部の使込み」は安部市政に代わってから露呈したものだが、問題の発生は高橋前市長での不祥事である。責任は高橋体制であることは明白な事実だ。市長を退任したからといって責任逃れするようでは「立つ鳥跡を濁さず」どころか「後足で砂をかける」ようなものだ。 高橋前市長は常に「わたしは清廉潔白だ」「わたしの自慢はダーティな職員を出さないことだった」と云いつづけてきた。退任と歩調を合わせるように出ること出ること、自慢の職員のダーティさ加減。どう考えても在職中に伏せておいた問題としか思えない。探ってみると相当なものが出てくるような予感がする。出てこなければ、それは組織による巧妙な隠蔽策によるものだろう。と、市民は怒ったり、あきれたりしている。さて、1、049万円使込みの手口は、日赤に寄せられた社費や協力費のうち167件の伝票を抜き取り電算で操作していたもの。元臨時職員33才の若い職員の手による犯罪だった。2001年7月から、2003年9月までの間だとするからには高橋市政の時期である。全額返還したからといって犯行が消滅されるものではない。が、さきの過払いや今回の使込みも同じ課でのできごと。一口にいえば管理体制のズサンさが露呈したものだ。たてつづけに起きた福祉課の不祥事だが、それでも川崎市長のように「行政を甘く見るな」と云いたいところが本音かも知れない。
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